一等三角点「札幌南端」
前エントリの「札幌北端」に続いて「札幌南端」。踏査日は同じ2020年8月17日で、ぼくは基線歩きと称して北端から創成川通りを歩いて到達したが(注:本来の基線は東1丁目通り)、公共交通機関なら地下鉄東豊線の北13条東駅からすぐだ。
微妙に曲がっている創成川通りと南北に直進する東1丁目通りが南に向けて合流するあたり(北12条東1丁目)に諏訪神社がある。1882年奉斎というから三角点よりずっと歴史がある。どこから到達するにせよここが恰好のランドマークとなる。神社のすぐ南の郵便局の角が北11東1の交差点(A地点)で、その先の南行車線を渡った創成川畔に三角点がある。まわりは花壇がつくられて小ぎれいに整備されていて、大きな説明板もあるので車道の反対側からでもすぐにわかる。ただし交通量が多いので車道を渡るのは要注意だ。
点の記には1900年設置、1979年改埋となっている。移設ではなく改埋というのは埋め直しただけなのだろうか。標石前面に刻まれた一等の文字は左書きなので、標石自体がこの時期に更新されたようだ。古い地図では1935年までは現位置よりやや北寄りにあり(新旧地図マーカー位置)、1950年版では現在位置になっているから、この改埋時期より前に移設があったらしい。標高は14.90 mで、北端(7.37 m)よりも約7.5 m高い。札幌市域が乗っている豊平川扇状地が北向きに下っていることがわかる。
〇一等三角点「札幌南端」
北緯 43°04′29″.6573
東経 141°21′13″.3896
標高(m) 14.90

風格のある諏訪神社

神社の南側の交差点(A地点)

歩道側から南行車線越しに説明板が見える

三角点と花壇

三角点

標石、一等表記は左書き

説明板

位置図(国土地理院地図(電子国土web)に一部記入)

新旧地図比較(今昔マップ on the web)
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