黒沢先生の訃報
以前のエントリで坂村貞雄先生の訃報を北大時報で知った話を書いたけど、こんどは名誉教授黒沢悦郎先生の訃報が、同じ北大時報の8月号に載っているのを見つけた。時報は毎月Webで公開されているが、めったに読みにいくことはないので、今まで知らなかった。しかも亡くなられたのは昨年12月24日(享年93歳)だという。
黒沢先生はずっと理学部で教鞭をとられていて、ぼくは教養部の授業で有機化学を教わった。この授業がぼくの大学での有機化学との出会いであり、そのときの強烈な感動が後々自分の専門分野を決めるときの最初のきっかけとなった話は、札幌同窓会誌に書いて、おもしろ有機化学ワールド(化学よもやま話「科学の美しさ」)にも公開しているので、そちらをご覧ください。
拙著「ビギナーズ有機化学」のまえがきに、有機化学のおもしろさを教えていただいた方として、黒沢悦郎、正宗 直、市原耿民、西田進也の諸先生のお名前を掲げて感謝の意を表してあるが、これで4人全員が鬼籍に入られたことになる。謹んでご冥福をお祈りいたします。
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