詰将棋パラダイス2020.10月号
詰将棋パラダイス10月号、到着日は失念。結果稿は7月号分で、詰将棋学校は短大1と5が無解。短1は斎藤慎太郎八段作、持駒は豊富だが盤面の攻め方の手がかりがほとんどなく、一見して難しそう。二度見ても三度見ても難しそうで、とりあえず並べて駒を動かしてみたもののすぐに行き詰まる。どうやったらこれが詰むのか。いかにもプロ棋士の作品という感じで棋力の低いぼくにはとても歯が立たない。というわけで早々に諦めてしまったやつ。短5は頑張れば解けそうな気がしたが、香車の打ち場所の組み合わせがややこしくて終わらなかった。代わりに大1が解けたからよしとしよう。大2はおもしろそうでかなり考えたのだけど、わずかに届かなかった。こういうのは好きなんだけど。
あとは有吉弘敏さんが入選100回の同人入りをして記念作品が出題された。中編が2題。有吉さんの作品は好作ぞろいで、どうしてこんな隙のないうまい手順を次から次へと作り出せるのだろうと不思議になる。難度もそこそこあるけれど、ぼくが何とか解けるレベルなのでうんうん考えて解くのがとても楽しい。今回の解答者評にも解くのが楽しみという人が何人もいてみんな同じなのだなと納得した。
というわけで、今月の1作はその記念作品から選んだ。どちらも素晴らしいのだけれど軽快な捌きの2番目の方。初手は64角と打つくらいしかなく54玉と逃げたところで95飛を世に出す算段をする。66桂同と65金同と66桂同と76角という一連の手順が浮かぶのだが、どうもうまくない。せめて64角が銀だったらなあと嘆息。初手にもどって他に手はないよな、31角はいかにもやりにくいし、合駒が面倒だ。ん~そうか銀合が最善なのか。え?銀合?、ああ~そうか、と解けた。なんでこんなうまい伏線手がはいるんだろう。
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