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2020年11月27日 (金)

森町の読み方

 たまにはクイズでも。
 道南の「長万部町、八雲町、森町、鹿部町、七飯町」、仲間外れはどれでしょう。

 こういうのはどこに着目するかで答えがいろいろあるので、

  長万部町:大学がある。
  八雲町:日本海に面している。
  鹿部町:間欠泉がある。
  七飯町:新幹線が通過している。

 いや、そうじゃなくて、正解は森町。他の町は、たとえば「おしゃまんべちょう」のように「ちょう」なのに、森だけ「もりまち」と「まち」が正式名称となっている。

 これ、初めて知ったときは不思議だった。北海道に町は129あるそうだが、「まち」と読むのは森だけで、他はすべて「ちょう」なのだ。なんで森だけ。その話題が以前の北海道ファンマガジンに取り上げられていた。それによると、意外なことに当の森町でもはっきりとした由来は知られてなくて、以前は「ちょう」と「まち」が混在していたのが、1987年に町内で話題になったときに、協議して「まち」を正式名称とすると決められたのだそうだ。

 北海道にいると、町は当然のように「ちょう」(森以外は)と読みなれているけれど、全国的にはさまざまだ。前に紹介した都道府県市区町村のwebページに、そのものずばり「「まち」と読む町、「ちょう」と読む町」というページがあって、それによると興味深いことに東日本は「まち」が優勢で、西日本は「ちょう」が多いという。なんで北海道は例外なんだろう。西日本でも福岡、大分、熊本はほとんどが「まち」という例外もあるし。ほんと地名はおもしろいな。

201127
「まち」と「ちょう」の勢力地図(「「まち」と読む町、「ちょう」と読む町」より)

 

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