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2020年12月12日 (土)

詰将棋パラダイス2020.12月号

 詰将棋パラダイス12月号、到着日は12月1日。結果稿は9月号分で、詰将棋学校は短大14と15が無解。短14は好形実戦型。こういうのが実は難しかったりする。下辺ではどうやっても詰まないのでひょっとして上辺へ追い出すんだろうな、というのは予想通りだったけど解答にいたらず。短15は明らかに根気が続かない。並べても何をどこまでやったかわからなくなってしまう。こういうのをプロは暗算で詰めてしまうんだろうな。大学は簡素型特集なのではなからパス。絶対無理。

 9月号は藤井聡太棋聖誕生記念月だったので、藤井さんの自作と、祝賀曲詰があった。藤井さんのは軽妙な手順の19手詰で、いかにもさらさらと作ったという感じ。難しくはないが初手から終盤までの関連性が洒落ていてさすがのつくり。ほんとセンスあるわ。

 ところで今月は年末の短編コンクールの月だが、昨年が9手詰だったので今年は11手詰だと思いきやなんと7手詰。告知されていたから知ってはいたけれど。たまたま通巻777号というゾロ目の号だからということだ。11手詰が50題は結構しんどいけれど、7手詰なら大分違う。すでに解き終わって、余勢を駆って同人室もほぼ終わりまでいった。次はどこを解こうかな。

 今月の1作は、たまには短編ということで小14柳澤瑛氏作の7手詰。こういう仕かけのあるのは大好きだ。初手はまあ75桂と跳ねるしかない。71玉なら11龍、93玉なら98龍と龍を縦横に使ってすぐに詰む。合駒をしても71角と打って11龍があるので簡単だ。変だなと考えて88馬という移動合に想到する。同香なら93玉に98龍と回れないし、同龍なら71玉に11龍ができないというしかけ。取れないとなると71角くらいしか手がないが、同玉に11龍ではさっき動いた馬で同馬と取られてしまう。が、香筋が通ったので初手で跳ねた桂をもう一段63桂不成とすれば詰みだ。馬の雄大なスイッチバックと桂馬の2段跳ね。これで7手とはうまい。今月の短編コンクールにこれを超える作があったかな。作者は確か奨励会員だったはず。時々おもしろい作品を寄せてくれる。

201212
詰将棋パラダイス2020年9月号
小学校14 柳澤瑛氏作

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