木星と土星の超大接近
約400年ぶりという木星と土星の見かけの超大接近。いよいよ明日明後日が最接近となった。最接近時の両者の間隔は約0.1度と、月の見かけの直径の約1/5しかない。肉眼では分離して見えないかもしれないというから、これはすごい。昔、視力検査に使われたという北斗七星の二重星ミザールとアルコルの間隔が約0.2度だから、それよりも厳しい。ただし光度がミザール(2.3等)とアルコル(4.0等)より、今回の木星(-2.0等)と土星(0.6等)の方がずっと明るいので見やすいかも。
今回を見逃すと次回同じくらい接近するのは60年後の2080年というから、なんとか明日か明後日は見たいものだが、問題は天気だ。なんといってもこの季節だからな。晴れさえすれば空気が澄んで観天には最高の時期なのだが、雪雲が流れてきたら絶望的だ。今日は、日中大雪で30センチくらい降ったけれど、夕方には晴れてちょうど縦に並んだ木星と土星がきれいに見えた。間隔は0.3度くらいだろうか。明らかに月の直径より近いが、まだ余裕で肉眼(裸眼ではない)で分離して見えた。さて明日はどうなるか。
« ガンガンとカンカン | トップページ | 冬至 »
「星・宇宙」カテゴリの記事
- リュウグウのアミノ酸(2022.06.08)
- オミクロン(2021.12.02)
- 木星と土星の超大接近(2020.12.20)
- はやぶさ2の帰還(2020.12.06)
« ガンガンとカンカン | トップページ | 冬至 »
コメント