レールウェイマップル全国鉄道地図帳
このブログには「書籍・雑誌」というカテゴリがある。が、今年1月に7年ぶりにブログを再開してから、そのカテゴリには今まで10エントリしか書いていない。長期中断前には1ヶ月に10エントリくらいは書いていた。これは読んだ本の感想をそのつどブログ記事にしていたからだ。それが今はすべてブクログの方に直接書いているので、ブログ記事にはしなくなった。月に10エントリも書いていたネタがなくなったわけだから、そりゃネタ探しに四苦八苦するわけだよ、というのはまた別の話だが、このブログ主は本読まない人なんだなと思ってる方は、そういう事情なのでご理解ください。
というわけで久々の書籍ネタ。昭文社からレールウェイマップル全国鉄道地図帳が出版されてあちこちで話題になっていたので入手した。B5判オールカラー428ページという大冊だ(2020年12月1日1版1刷、税別3200円)。全国の地図が25万分の1(北海道はなぜか30万分の1)で網羅されていて、詳しい地図情報の中に鉄道線の情報が細かく記載されている。そのうえ過去に存在して廃止になった鉄道・軌道(ただし終戦以降のみ)についても路線、駅がすべて記入されていて、史料価値はもちろん見ていても楽しい。
廃線巡りに使うにはさすがに縮尺が足りないが、全体を網羅するインデックスとしては十分役に立つし、意外なところに知らなかった情報が載っていたり、ついつい読みふけってしまう。たとえば「山陰本線竹野川橋梁と田君川橋梁は国内で3連現存するラチス桁のうち2連である」(図118C2)とかマニアックすぎで、これはもう行ってみたくなること請け合い。もちろん昭文社マップルなので鉄道のない離島などもすべてきちんと収載されているので、地図帳としても機能する。鉄道好きはもちろん地図好き、旅行好きのあなたにぜひおすすめだ。そうだAmazonで買うとなぜか高いのでご注意を(12/5現在)。
さて、こういうのを入手するとついアラ探しをしてしまうのは性格の悪いところ。これだけのボリュームなので正確に正確を期したとしても誤記や抜けがあるのは無理からぬところだろう。というわけでひとつだけ。JR石勝線清風山(信)~占冠間の鬼峠トンネル内に1981.10-1986.3の4年半だけ存在した鬼峠信号場が記載漏れだった。
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