詰将棋パラダイス2021.1月号
詰将棋パラダイス1月号、到着日は12月29日。結果稿は10月号分で、詰将棋学校は高校18で痛恨の記載ミス。この問題なかなかの難問で、やっと解いただけに悔しい。まず初手33銀がべらぼうに打ちにくい。どう応じられても詰むとは思えない。他の手を一通りやってみて、結局ここへ戻ってくる。そして、同香から45銀、54と、55銀、45金と龍を翻弄する手順を見つけ出してなんとか詰め上げた。のはいいが、最後の45金を45銀とつい書き間違えた。持駒は銀3枚しかないので、45銀とは打てるはずがないのに。手順中の変化を詰ますのに、金は最後に残しておかねばならないので、銀、銀、銀、金の順番は変えられない。つまり、全部銀と書いてしまったら、どこで金を使うか特定できてないことになり、これは当然不正解扱いで文句がいえないところ。はあ。
短大では短18が解けなかったのは、角を離して打つとどうやっても詰まないので他に手はないのだが、53角に左辺に逃げる変化が詰められなかったせいだ。それにしてもうまい。あと短19はこの作者ならではで、すこぶるおもしろかった。大学は今月も手が出ないので、ここまで。チョンボはあったけど、あと1ヶ月でなんとか500点は越えられそうだ。
さて、今月は新年号なのだが例年に比べてさびしいと思ったら、新春詰将棋の出題がないせいだ。ここはひとつ藤井二冠に新作を提供してもらいたかったところだけど、9月号に出題されたばかりだし、無理だったのかな。他のページにはいくつか祝賀曲詰があるようだが、一番気に入ったのは、おもちゃ箱だよりに載っていた12年前の丑年の立体曲詰(ウ→シ)だ。これはすごいな、よくつくったものだ。
今月の1作は、たまたまフェアリーランドに当選していたので、お礼というわけでそこからばか詰を1作。だらにすけ氏作の5手詰で、客寄せのはずの1問目におかれているのにこれが難しい。なんと解答者44名中17名しか正解してなかった。ぼくも当然無解答。見るからに空き王手や両王手がかかる配置なので、上方へ追って詰めようとするのだが詰まない。正解手順はまさかの38飛55玉28角45玉34角迄、これでちゃんと詰んでいる。これは参った。
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コメント
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偶然拙作に関する記事を見つけたので補足させていただきます。
元々13手詰として投稿する予定だったところ、ほんの遊び心で▲33銀△同香の2手を逆算して解析してみたら、まさかの成功。▲33銀は解答者にとってだけでなく、作者自身にとっても想定外の一手でした。
結果的に多くの無解者を出すことになり本題の龍翻弄をお見せしにくくなってしまったので、この逆算は疑問手だったかもしれないと反省しています。
投稿: 高18作者 | 2021年1月31日 (日) 12時51分
コメントありがとうございました。
作者の方のお目にとまり恐縮です。
確かに33銀は逆モーションで不利感いっぱいの心理的妙手だと思います。
そこさえ読み切れれば、あとは軽快な翻弄手順なので、これはこれでよいのではないでしょうか。
最近ご活躍のようで、またいろいろ楽しませてください。
投稿: junkchem | 2021年1月31日 (日) 17時16分