大垣夜行
「ムーンライトながら」がついに廃止というニュース。鉄道界隈ばかりでなく一般のニュースにもなっていたから、一般的にもインパクトの大きなできごとなのだろう。車両の老朽化や高速バスの台頭などが理由とのことだが、そもそも夜行で移動するという習慣が消えつつあるのではないか。スキーとかTDLとか特定目的の若者向けにはまだ需要があるのかなあ、どうなんだろう。
東京在住の青春18きっぷ利用者には確かに需要が大きかっただろうけれど、ぼくのような北海道民には乗る機会というものがほとんどない。ので、「ムーンライトながら」自体には全然思い入れはないのだが、その前身であるいわゆる「大垣夜行」には記憶の限りでは2回乗ったことがある。
最初に乗ったのは学生時代でまだ青春18きっぷが登場する前のことだけど、春休みだったかでものすごく込んでいて通路までびっしりだった。通勤客も多いだろうからそのうち座れるだろうとたかをくくっていたら大間違いで、結局名古屋まで座れなかった。最初から座っている客はそのつもりで早くから並んでいる長距離客であって、通勤客はぎりぎりに乗ってくるから元々立客なのだとあとで気づいたものだ。
2回目に乗ったときはそれより空いていて座れたので楽だった。それにしても座席夜行なんてそのとき以来乗ってないかもしれない。急行「はまなす」も何度か乗ったけれど、のびのびカーペットカーばかりだし。肉体的にはハードだけど、深夜の停車駅の駅名標だとか、並走する道路の車の灯りとか、ゆっくり明けていく朝の車窓とか、旅情には富んでいた。もうそれも過去のものとなったわけだ。
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