斎藤慎太郎八段おめでとう
「西の王子」こと斎藤慎太郎八段が名人挑戦者に決定。おめでとうございます。
昨日行われたA級順位戦最終局で佐藤天彦九段に勝利して通算8勝1敗の成績は立派。いずれこうなるだろうとは思っていたけれど、A級昇格1年目での挑戦権獲得はすごい。そういえば敗れた佐藤天彦九段も同じように昇格直後に挑戦して、そのまま名人になったのじゃなかったっけ。まさに歴史は繰り返す。
勝った将棋はAbema中継でチラチラ見ていたが、難解な中盤戦ではちょっと後手に押され気味な気がしていたが、長手数の末見事に勝利。早い時間に星ひとつの差で追う広瀬八段が敗れた時点で挑戦者決定はしていたのだが、自力でもきっちり勝って終わったのはさすがだ。西の王子というのは聞いたことなかった。まあ端正なマスクと落ち着いた所作はぴったりだけど、とすると東の王子というのは誰なんだろう。
斎藤八段といえば詰将棋。以前、Abema将棋で行方九段と佐々木五段が解説そっちのけで、詰パラの斎藤八段作が難しくて~と詰将棋談義やってたのが笑えた。プロでも難しいんだ斎藤さんの詰将棋。ぼくが解けたのは詰パラ2018.9の750号記念特別出題棋士の宴4番だけだと思う。
その斎藤八段が初タイトル王座を獲得した時の祝賀詰(詰パラ2019.1)に解答し、見事当選してクリアファイルと手ぬぐいを賞品にいただいたこともある。縁というほどではないけれど、応援したくなる。渡辺名人は難敵ではあるがぜひとも頑張ってほしい。