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2021年2月 6日 (土)

漢字カタカナ交じり文

 年明けから読み続けている「昭和史発掘」全9巻も第6巻まで読み終わった。後半にはいっていよいよ佳境にさしかかった感がある。内容に関してはブクログの感想文の方へ書いているので、ここではちょっと余談を。

 それというのは、漢字カタカナ交じり文が読みにくい。戦前の事件の史料を発掘してのノンフィクションなので、当然資料の引用文がそこかしこにあらわれる。それらがほとんどすべてカタカナ文だ。裁判記録や報告書のような公式文書はもちろん、個人の覚え書きや手記のようなものもほとんどがカタカナ。これが非常に読みにくい。数行ならともかく1ページまるまるということもあり、つい斜め読みしてしまうこともしばしばだ。たいていは続く部分で著者が内容を簡潔にまとめてくれるので、それでも話にはついていけるのだが。

 戦前は小学校で最初に習うのがカタカナでひらがなはその後だったという。たしかに「サイタ サイタ サクラガ サイタ」とか「ハナ ハト マメ マス」のような初等教科書の文はカタカナだ。一般にもカタカナ文が浸透していたのだろう。現代では外来語や科学用語など以外でカタカナを日常的に使うことはあまりないので、もちろん読めはするけれど読む速度も遅くなるし、意味がとりづらくてストレスになる。

 ぼくは、どこかの失言組織委員会長ほどではないにしても年寄りの部類にはいるが、それでも戦後生まれだしひらがな世代といっていい。つまり大方の読者にはもうこのようなカタカナ文はとっつきにくいものになってしまっているのだろう。ひらがなに直して出版するというのは原文の改変にあたるからダメなのかもしれないが、今の時代、電子書籍なら自動的にひらがなに変換してくれる機能なんてないのだろうか、と思ってしまった。

 

210206
読みにくくないですか? 

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