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2021年2月20日 (土)

難読地名

 北海道の地名はアイヌ語由来のものが多く、音に漢字を当てているために読みの難しいものがたくさんある。なかでも釧路町の太平洋沿岸部は難読地名の宝庫で、北海道ファンマガジンに最近出た「【最強】絶対に読めない釧路町沿岸部の難読地名群」という記事には、その地名の読み方と解説が載っていておもしろい。

 ここで紹介されているのは次の21個の地名。ぼくは9個しか正しく読めなかった。

 重蘭窮、仙鳳趾、尻羽岬、去来牛、知方学、老者舞、分遣瀬、賤夫向、入境学、初無敵、冬窓床、跡永賀、龍双霊、浦雲泊、十町瀬、来止臥、節古籠、舳提辺、嬰寄別、地嵐別、又飯時

 いずれもアイヌ語由来だがなぜか漢字3文字でそろっているのが不思議。一説にはアイヌ語に漢字を当てるときにわざと読みにくい難しい字を当てたともいわれており、明治時代に地名を音訳するときに意図してこういう揃え方をしたのかもしれない。このうち17個は現在の国土地理院地図にも載っている生きている地名だが、中には現在では地名が失われて読み方がわからなくなっているものもある。

 アイヌ語音訳は確かになんでこんな字をという例がままある。ベツ(ペツ)は圧倒的に「別」が多く、〇別は代表的な北海道地名のひとつだが、藻鼈(もべつ)川、壮瞥(そうべつ)町などという当て方もある。読みにくく書きにくくて不便だろうに。かようにけっして機能的とは言えない難解当て字だが、上記の21個などは並べてみると今では逆にお洒落という気もしないでもない。

 いずれにせよこういう歴史的に意味のある地名は、失われないようにきちんと継承していかなければならない。うちの近所はもともとカマヤウスという地名で、駅も「釜谷臼」だった。別に読みにくくて困るというほどではないのに、今では「あいの里公園」などという没個性な駅名に変更されてしまった。嘆かわしいことだと思う。

 

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