10年後の余震
昨夜はフトンにはいってフェアリー(詰将棋の一種)の問題を考えていたら、ゆらゆらと揺れ始めた。地震だ。大した揺れではないが、いつもよりずいぶん長いなと思った。この揺れ方はいやな感じだな。大地震じゃないといいけどと思いながら、起きてニュースを見る気もないまま寝てしまった。朝起きてびっくり。M7.3、最大震度6強というから結構大きな地震だった。震源の位置も深さも違っているように思うけれど、10年前の東日本大震災の余震だというから二度びっくり。
10年ひと昔というけれどとんでもない。あれからもう10年も経ったのかという方が実感に近い。直接の被害を受けていないぼくでさえそうなのだから、東北の人たちはなおさらだろう。天災は忘れた頃にともいうが、復興もまだ道半ばでけっして忘れられないでいるこの時期に、またあちこちで被害が広がっている。なんでまた東北でと思ってしまう。
日本列島はプレートの境界に乗っているので、プレート沈み込みに伴うエネルギーの蓄積がときに地震となって放出される。その理屈はよくわかる。こんなに地震が続いても、まだ岩手北部沖や宮城沖で30年以内に同規模の地震が起こる確率は90%だという。過去30年には阪神淡路も東日本もあったことを思うと、今後いつ起こっても不思議ではない。東海や南海だって同じだろう。
鉄道の被害はJRの在来線は大したことがなく、明日には全線で運転を再開できるとのことだが、東北新幹線が架線柱折損などの大きな被害で全線再開までには10日間くらいかかる見通しだという。新型コロナ禍で旅客流動が落ち込んでいるとはいえ、新幹線が10日間も止まったら大変だ。航空各社は羽田青森便などを増便するとか、JR東も首都圏から仙台へ常磐線経由の臨時列車を運行する計画だという。常磐線は10年前の被災から昨年3月にやっと全線再開したばかり。間に合ってよかった。
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