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2021年2月15日 (月)

四国新幹線(新)高松駅

 四国新幹線「新高松駅」はどこになる?という記事にびっくり。もうそんな具体的な話になってるのか。現在建設中の整備新幹線が完成した後に次はどこを建設するか、いわゆる整備新幹線格上げを求める誘致運動は、四国に限らずあちこちでやっているようだが、まだまだ雲をつかむような話だ。

 そもそも現在の整備新幹線ですら、北陸新幹線の敦賀以西はやっと概略ルートが決まったもののいつ完成するのかわからないし、九州新幹線西ルートも中間部分がまだ宙ぶらりんのままだ。それらのめどが立たないうちは、さらに先の優先順位を決めるということにはならないだろう。もちろん新型コロナ禍による経済減速やライフスタイル変化に伴う旅客需要の縮小で、そもそもこれ以上新幹線なんて要るの?という話にもなってくるだろうし。

 そんななか、香川経済同友会は2037年の開業を目指して運動中で、「新幹線の駅を見据えたまちづくりは、開業の20年~30年前から検討しても早くない」として、提言書を香川県知事に提出したそうだ。運動するのは自由だし、将来を見越したまちづくりの検討は確かに大事だけど、さすがに気が早すぎる。だいたい四国新幹線は瀬戸大橋を渡った先でどちらへ向かうのかすら決まっていないのだ。高松と松山で引っ張り合いになるのは必至だろう。

 提言書によれば新高松駅候補は4案あるそうだが、いずれも徳島方面への延伸が前提となっている。大阪から徳島は淡路島経由のほうが圧倒的に近いし、いまでも高速バスが頻繁に走っている。岡山まで遠回りする新幹線がどれだけ必要だろう。香川県としては徳島まで延長できるし高松に延ばした方がメリットありますよ、といいたいのかもしれないけれど。

 4案のなかではぼくが選ぶならやはり栗林だろうな。現高松駅は町外れというほどではないにしてもはしっこで不便な位置だし、中心街に近い瓦町近辺が妥当なところだろう。高松は空港がなんでまたと思うくらい不便な山の中にあるので、特に対東京の航空機との競合を考えたら利便性の高い街中に作りたいところだろう。今から用地確保は気が早すぎるとはおもうが、新幹線駅ができるとわかっていながら支障する位置にJRタワーを建ててしまって、ホーム位置決めに右往左往させられた札幌の住民に言われたくないか(笑)。

 

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