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連休前のヒマネタということで。
来年秋に開業予定の九州新幹線長崎ルート武雄温泉~長崎間の路線名称が「西九州新幹線」となることが決定した。「九州の西部に位置する地域を呼称する「西九州」を冠した路線名称にすることで、西九州を広く全国にPRし地域全体の発展に寄与したいとの思いや、地元の皆さまからも末永く愛され、親しみを持っていただきたいという思いを込めて決定した」そうだ。
東北新幹線から分岐するルートは山形新幹線とか秋田新幹線だから、こちらも長崎新幹線になるのかと思っていたらそうじゃなかった。山形や秋田は在来線を改軌したミニ新幹線だけど、長崎ルートは少なくとも今回の開業区間はフル規格新線なので、格が違うということか。あるいは、うがった見方をすれば、残りの区間の着工に難色を示している佐賀県を刺激しないように長崎の名称をつけなかったということかもしれない。
新幹線名称問題というと長野新幹線を思い出す。北陸新幹線が長野まで部分開業したときに、長野新幹線という通称を使ったばかりに、北陸地方の金沢まで開業したいまも北陸新幹線(長野経由)と長野の名を残すはめになっている。あのときは長野までなのに北陸新幹線はおかしいし、さりとて正式名称は長野新幹線ではないのでといって、長野行新幹線という珍妙な妥協案もあったのだ。
西九州という地域呼称がどれくらい一般的なのか知らないが、ぼくのようなロートル鉄ちゃんには西九州といえば、長崎~別府を結んだ急行列車を思い出してしまう。今考えると別府までいくのに西九州はなかろうという気もするが。
今日はネタがないな、何書くかなと思っていたところへ悲しいニュースが。サッポロライオンが営業していた銀座ライオン大通地下街店が今月30日をもって閉店するとのこと。新型コロナ禍による売り上げ減少で全国での店舗閉店の一環ということだ。銀座ライオンは札幌市内に3店舗あるが、これで残り2店舗になり、そのうち1店はすでに北海道新幹線札幌延伸に伴う札幌駅工事によって来年には全店閉店が決まっているパセオにあるので、残るは狸小路にある1店舗のみとなる。サッポロビールのお膝元でこれはさびしいことだが、これも時代ということか。
ぼくは札幌生まれの札幌育ち、サッポロビールで産湯をつかったので、ビールはサッポロしか飲まない(...というのは表向きで実際には他のも飲まないわけではないが、選べる場合は必ずサッポロを選ぶ)。ちゃんとクラブライオンポイントカードももっている。けれど、このコロナ禍もあってライオンも久しく行ってない。件のオーロラタウンにある地下街店は一昨年5月に行ったのが最後だ。そのときもすでに寂れた印象だったから、よく今までもったという方が正しいのかもしれない。あの一回り大きい大ジョッキでビールを飲めるのは次はいつのことか。
今日は補欠選挙投票日。文句言いながらも有権者の権利を行使してきた。結局白紙はやめて候補者の名前をちゃんと書いた。6人の候補者から、あいつは論外、こいつはダメ、これも無理、と消去していき、最後にかろうじて残った人にした。残りカスではあるが仕方ない。投票所の感染対策は徹底していて、最初の投票所入場券チェックのところで鉛筆を各自取っていき、投票箱のところで回収するシステムだった。投票所入場券に各自持参の筆記具も使えますとあったので、ぼくはニコリ用の極太鉛筆をもっていったけど。
今回初めて某A新聞の出口調査にあたった。お、来たかいあったじゃん。設問は7個で、1.性別、2.年齢層、3.支持政党、4.投票した候補者、5.前回投票した候補者、6.重視した政策、7.政府のコロナ対策を支持するか、というものだった。タブレットにスタイラスペンでタッチする方式で、終了後には手指消毒してくれた。まったく何するにも大変だ。これで、支持政党はこれこれで前回はそこの候補者に投票したのに今回はそこの推薦候補ではなくこっちへ流れた、という情報を提供したことになるな。最後の設問は付け足しみたいに見えるが、支持する人なんているのか。
あとは開票結果を待つだけだが、近ごろは出口調査とAI予測で即座に当確が出てしまうのでつまらないことおびただしい。そこへいくと昔の選挙の開票速報はおもしろかったな。ぼくはあれが大好きで、刻々と変わる各選挙区の票数を夜ふかししながら見ていたものだ。今回はどうせあいつが当選するんだろうから、気になるのは票数だけだが、これはすぐにはわからない。今日はうちの選挙区のほかに、長野と広島の参院補選と名古屋市長選もやっている。そっちはどうかな。
詰パラ4月号感想を書いたときに触れなかったのが、1月号にあった短期段位認定特別出題の結果発表。どうもぼくはこのコーナーが苦手で一度も解答応募したことがないし、それどころかまともに解いたためしがない。いつもがどうかは知らないが、今回のは13手詰から37手詰が10題出題で、全問正解だと三段、8問以上で二段、7問で初段が全日本詰将棋連盟から認定される。いやこれ厳しいでしょこの基準。
そもそも詰将棋に段位なんてあるの、それって将棋の段位と違うの、と思う人が大半だろう。それがちゃんとあるのだ。全日本詰将棋連盟の規約にきちんと規定されている。ぼくのwebmasterプロフィールには趣味、詰将棋(自称二段)と書いてあるので、好き勝手に書いてあると思われてるかもしれないけれど、これはちゃんと根拠があるので、上記規約の詰将棋パラダイス詰将棋学校年間得点280点以上という二段の目安によっている。ここ2年は三段(420点)を越えているので自称三段でもいいのだけど、さすがに三段は嘘くさく二段の方が本当らしく見えるので変えていないというのは内緒(笑)。
規約をみると詰将棋の段位というのはおもしろく、まず作者と解答者に分かれているのが不思議だ。それぞれ基準を満たすと認定されるのだが、作者でも解答者でもある人はどうなるのか。どちらも二段だから足して四段とはならないようだし。しかも段位認定基準のほかにポイントというのがあって、一定のポイントを貯めると段位にプラスされるしくみがある。たとえば解答者の部では「標準誌での年間全題正解者に5ポイント」というのがあって、標準誌には詰将棋パラダイス、将棋世界などの雑誌が挙げられている(他にもあるのだが現在発行されているのはこれだけだと思う)。詰パラと将世では全題正解の困難さは天と地ほども違うと思うのだが、なぜかポイントは同じだ。
詰将棋初段というのは、規約の基準だと詰パラの学校年間得点140点なので、だいたい中学校クラス(9,11手詰)をコンスタントに解いていれば楽々達成できる(小中学校を年間全題正解だと200点)。それが短期段位認定では31手詰まで正解しないともらえない。年間成績じゃなくて一発勝負なのだからそれくらい必要でしょと言われればそうなのかもしれないが、とてもぼくにはできそうもない。ましてや二段、三段なんて無理だ。というわけで、ぼくには「自称」二段が相当ということなんだな、きっと。
JR北海道で旧国名「石狩」を冠した駅がなくなっていくというエントリをつい先日書いたばかりだが、このほど西のはしJR九州でも由緒ある旧国名駅の改称が決定した。佐賀県にある肥前山口駅が、2022年秋の九州新幹線長崎ルートの部分開業にあわせて江北駅になる。
北海道の国名は明治以降だから新しいが、道外の国名は旧藩時代のものだから歴史的にも重みがずいぶん違う。肥前国といえば佐賀鍋島藩のお膝元であり、その肥前を冠する肥前山口駅は佐賀県内、いや九州内でも重要な位置にある。といっても鉄道ファン以外にはたぶんほとんど知られていないだろうが。肥前山口駅は長崎本線と佐世保線の分岐駅であり、以前は長崎行きの列車と佐世保行きの列車がここで分割・併合を行っていた。特急「かもめ・みどり」しかり、古くは急行「雲仙・西海」、「いなさ・弓張」などがそうだ。
開駅は1895年と古く、当時の山口村にあったので山口駅とされていたが、1913年に山口県の山口駅の開業とともに、肥前山口駅に改称された。つまりいまの山口駅よりこっちの方が古いのだ。その後、山口村は合併によって現在の江北町となったため、駅名と自治体名が一致しなくなり、それが今回の改称につながったということだ。しかし、佐賀県江北町といっても近隣の人以外は知らないだろう。肥前山口駅のほうがまだ知名度あると思うけどな。まあ、だからこそ改称して町のイメージアップを図ろうとしてるんだろうけど。町としての意向はともかく、地域住民の思いはまた別のようで、地元では「肥前山口」駅名を守る会という有志の会が結成されて、「ゆかりのある駅名を残して」と6400名を超える署名を集めて町長に渡したそうだ。
長崎ルートの武雄温泉~長崎間の開業はもう来年秋なのか。そうなると、博多方面からは在来線特急で武雄温泉まで行って新幹線に乗り換えることになる。つまり長崎方面と佐世保方面の分岐駅は武雄温泉駅に移る。そのとき優等列車の分岐駅としての機能を終えた新・江北駅はどうなってゆくのだろう。
いつから誰が始めたのか知らないが、今やすっかり定着した感のあるクラウドファンディング。鉄道車両の保存にもどんどん活用されていて、北海道でも岩見沢郊外の711系電車や函館郊外の北斗星車両などの実例がある。長期的に費用のかかるメンテナンスが必須の車両保存に、一時的な寄付募集というのは必ずしもそぐわない気がしてぼくはあまり評価してないけど、まあお金がどう使われようと出資者が納得していればいいので、とやかくいう筋合いではない。
今回ニュースになっているのは、鹿児島県阿久根市で保存されていたブルートレイン用B寝台2人個室デュエット車両を、善通寺市のうどん店主がクラウドファンディングを募って四国まで運んでお遍路宿にしようという試み。それが達成されてこのほど2両の車両が香川県の66番札所雲辺寺に登るロープウェイの山麓駅近くに到着し、当初予定より遅れたもののこの秋から「四国遍路の駅 オハネフの宿なは・瀬戸」として営業が開始されるのだそうだ。
ブルトレ車両をお遍路宿に転用というので話題になっているのだが、そういう組み合わせとなると、鉄道全線完乗&四国歩き遍路を達成しているぼくとしては取り上げないわけにはいかない(笑)。ブルトレ車両を宿に利用する例は今までもあちこちにあるけど、実はあまり長続きしてない気がする。今回は遍路宿という触れ込みだがさてどうかな。雲辺寺は歩き遍路には難所のひとつで、近辺に宿が少ないので悪くないとは思うけど、ロープウェイ山麓駅は歩き遍路が通るルートからちょっと外れているので、わざわざ行く人がいるかどうか。逆に車や交通機関を利用する人ならもっと交通の便のいいところに泊まれるだろうし。
そもそも新型コロナ禍で遍路旅が実行しずらくなっているというのもある。昨年は札所が閉まっていたりしたが、今年は今のところはそういうことはないみたいだけど、たぶん回る人は減っているのは確かだろう。大げさに言えばお遍路歩きという文化そのものが存亡の危機にあって、ただでさえ営業困難になってきている遍路宿の廃業も相次いでいるし。いずれコロナが収まったらぼくもまた歩いてみたいとは思っているけど、そのときにここがやっていたらぜひ寄ってみたいとは思うが。
毎年開催されているJR北海道のヘルシーウォーキング、昨年はコロナ禍でほとんどが中止されわずかに8月に3回のみの設定だったが、今年は今週土曜日4月24日の「琴似発寒川と西野緑道、二十四軒・琴似ウォーク」を皮切りに全17回のイベントウォークが開催される。新型コロナの感染状況は決して改善されたわけではなく、ワクチン接種の見通しも全然立っていないが、屋外のイベントであり、同時刻に同一行動をとるわけでもないので、感染拡大リスクは少ないとの判断だろう。
なんでもかんでも自粛する必要はなく、こういうイベントはどんどんやったらいいと思う。先行きの見通しがない状況でいつまでも時短だの休業だのいってられないし、リスクの少ないことから少しずつ元に戻していかないとこの先続かないだろうよ。ぼくはお仕着せコース歩いたりするのは好きじゃないので参加しないけど、そろそろ三角点歩きを再開するかな。
しかし、この見出しはないだろう。
ヤンキースから楽天に復帰した田中将大投手の初登板。日本ハムを相手に5回を投げて2ホームランを含む4安打3失点で負け投手となった。楽天打線がもっと打てていたら負けはつかなかったかもしれないが、今日はファイターズの上沢、宮西、杉浦の継投に1点に抑えられたのでいたしかたない。神の子といわれたこともあったけど、マー君とて所詮は人の子、こういうことだってあるだろう。
まさか、というのはあの日本ハム打線に2本も打たれたという意味なのか。それも失礼な話だが、たしかに昨日まで17試合でのチームホームラン数はたったの2本で、12球団最下位だったから、無理からぬところではあるが。それが1試合で2本も田中から打ったのだからぼくもびっくりした。さらに絶不調だった主砲中田が2番手牧田からも打って1試合2本、ほんとにどうなっているんだろう。これで覚醒してくれたらうれしいけど。
しかし、勝負にまさかはないよ。野村監督の言葉のように、負けに不思議の負けなし。それは打たれて負けた田中投手が一番わかっているはずだ。それはともかく、なんといっても田中投手は何年たっても、楽天にいようとヤンキースにいようと、北海道民にとっては駒大苫小牧高を甲子園2連覇に導いた忘れられないスターだ。敵チームではあるが、これからも活躍してほしいと思う。今後、札幌ドームで投げることがあるのならぜひ見に行きたい。
以前のエントリで書いたように、学園都市線(札沼線)石狩太美駅の桑園寄りに製菓メーカーロイズコンフェクトが出資して新駅をつくる計画が発表されていたが、このほど具体的な内容が決まった。今年の6月に着工して来年春に開業とのことだ。新駅の名称も「ロイズタウン」駅となった。ロイズが出資しての請願駅だからまあそうなるだろう。
それはともかく驚いたのが、ロイズタウン駅開業と同時に石狩太美駅を太美駅、石狩当別駅を当別駅といずれも「石狩」をはずして改称するとのことだ。たしかに以前から当別町はそういう強い意向をもっていたが、改称にともなう費用負担を求められて実現しないでいたものだった。今回、新駅が開業するのに合わせれば手間も費用も少なくて済むということなのだろう。なるほどね。
よその町のことだから口を出すのもなんだけど、ぼくとしては当別駅、太美駅などより石狩当別駅、石狩太美駅の方がずっと風格があっていい気がするけどな。慣れているせいもあるが、当別、太美では軽すぎて、それどこにあるのって感じ。かつて札沼線に7駅あった「石狩」を冠する駅も、1972年6月の新十津川~石狩沼田間の廃止で石狩橋本、石狩追分駅がなくなり、2020年5月の北海道医療大学~新十津川間の廃止で石狩金沢、石狩月形駅がなくなり、そして来年には石狩太美、石狩当別駅がなくなる(駅は残るけど)。残るは留萌本線上にある石狩沼田駅ただひとつだが、こちらも留萌本線が廃止に向けて協議中なので、早晩消え去る運命だろう。
かつては道内にたくさんあった旧国名を冠する駅だが、すでに「根室」、「北見」、「日高」は全滅し、残るは、渡島砂原、渡島沼尻(函館本線)、石狩沼田(留萌本線)、十勝清水(根室本線)、天塩中川(宗谷本線)の5駅だけとなる。石狩沼田は風前の灯だし、渡島2駅は北海道新幹線延伸で経営分離される。天塩中川の宗谷本線はよもや廃止にはならないだろうけど、将来的に安泰といえるのは十勝清水だけだ。そもそも鉄道そのものがどんどんなくなっていくのだから仕方ないことではあるけれど、十勝三股、北見枝幸、根室標津、日高門別、なんて旅情を感じるいい名前だと思うな。
やっと決まったのか。何にも決められない政府が先送りに先送りを重ねたうえ、タンク容量の限界が迫ってきたこの時期に、東京電力福島第一原子力発電所のトリチウムを含む処理水の海洋放出を決定した。結局こうならざるを得ないのだから、もっと早くから関係者への説得とか風評被害対策に力を入れてくるべきだったのだ。まったく在任ばかり長くて無能だった前首相の尻拭いを現政権がさせられているということだが、まあ連帯責任というか同じ穴の貉だから仕方ない。
問題になるのは、第一には放出する処理水のモニタリングだろう。現在のタンク貯蔵水の7割程度は他核種除去が不十分だそうだから、それをALPS再処理して基準値以下に除去したうえで、さらにトリチウム濃度を希釈して放出するという手順になる。当然それはきちんと守ってほしい。トリチウムの半減期(12.32年)と水素の生物体内動態を考えれば、生物あるいは環境への影響は問題にならないだろう。現に世界中の原発からトリチウム水は放出されているのだし。
第二のそしてこちらの方が大きな問題は、風評被害の対策か。しかしたぶんこれは絶望的かもしれない。いやだといったらいやだ、毒は少しでも毒だ、と聞く耳をもたない人々を説得するのは無理だろう。科学リテラシー以前の感情論になってしまっているから。福島の漁業関係者はたしかに気の毒だけど、仮に放出せずにさらに貯蔵を続けたとて、処理水が増え続けるのを止めることはできないのだから、いずれは放出しなければならないし、時間が経って放射能が減衰するとはいえ、未来永劫ゼロにはならないのだから、どこまでも風評はついてまわるわけだし。
しかし、風評被害を防ぐ立場にある人たちが、やれ安全ならコップに入れて飲んでみろとか、東京湾にもっていって放出しろとか、科学リテラシーの欠如している一部マスコミとか政治家たちをはじめとして、科学知識をもつはずの識者までもが発言しているのは嘆かわしいことだ。そういう人たちは、自らの言説がとりもなおさず風評被害の助長につながるということに気がつかないのだろうか。
衆議院北海道第2区選出議員補欠選挙が告示された。投票日は4月25日。選管の啓発ポスターによれば、語呂合わせで4.25が「よし、せんきょにGO!」となるらしい。しかしとうていそんな気にはなれない。
自民党元農水相吉川某の不祥事による辞職にともなうこの補欠選挙。経緯は以前書いたのでここには繰り返さない。結局、自民党は候補者擁立見送りとなった。道執行部は主戦論だったのだが、候補者選定に手間取っているうちに党本部の鶴の一声で見送りとなったのだ。どうせ息子が出るのだろうと思っていたけど、そうはならなかった。菅総理と太いパイプのある吉川某が、今回は見送るにしても年内にすぐにある総選挙で後継に強力に息子を押したのを受けてのことらしい。今回別の候補者を立ててしまうと、総選挙でその人の処遇をどうするかと問題が生じるから、トップダウンで見送ったわけだ。まあ、そういうことがあるのがわかっているから、道執行部が目星をつけた候補者も首を縦に振らなかったのだろう。まさに茶番だ。
対する野党側はというと、結局共産党が候補者を取り下げて立民の候補に一本化された。自民党が出ないのなら統一候補を出すまでもない気もするが、こちらも次の総選挙をにらんでのことだろう。しかしその統一候補がまた問題で、という話は前に書いたので繰り返さない。しかし、最悪の事態になってしまったとしかいえない。ぼくとしては野党統一候補は消去法にしても論外すぎるので、その他の候補者をこれから吟味することになるけれど、どうやらこのトシになって初めて白票を投じることになりそうだ。
詰将棋パラダイス4月号、到着日は4月2日。結果稿は1月号分で、新年度のスタートは快調に短大まで全題正解のつもりだったのが、なんと小学校の5手詰を間違えた。書き間違いとかではなく、正真正銘の誤解答。これにはぐうの音も出ない。それについては今月の1作で。
それとは別に結果稿でちょっと気になったことが2点。ひとつは小学校1番の3手詰。初手が10通りの応手がある焦点打という記録作で、どれで取っても1手詰なのだが、ひとつだけ最終的に駒の余らない取り方があるという仕かけ。もちろんその取り方(同桂左)だけが正解になる。ここで右側の桂馬で取る手もあって(同桂右)、それは駒余りになるので不正解だ。なので「同桂」だけで「左」と限定しない解答は厳密には正解ではないのだが、担当者は「今回は正解にしました」と救済している。ぼくも時折り書き間違いを救済してもらうことがあるので、これはこれでありだとも思うけど、ここは作品の狙いに係わる部分なので、厳しいようでもきちんと区別すべきではないかという気もする。
ふたつめは短大2番。作意は洒落た突き歩による開き王手の19手詰なのだが、13手目に88の桂を96に跳ねて開き王手をしたときに、玉を逃げずに77歩と焦点の合駒をする手があり、同角と取らざるをえなくて、以下作意とは別手順の21手駒余り詰みになる。この77歩合はさすがに無駄合とはいえず有効合だろうから、つまり2手変長だ。これまでの本誌の例では入選取消とされてもおかしくないレベルだが、担当者は「やや濃いめのグレー」と容認している。上の小学校の例も考え合わせると、これらはすべて担当者の裁量範囲内というスタンスなのだろう。まあ、それが本誌の方針なのであれば外野がどうこう言う問題ではないのか。
さて、今月は2020年下期の半期賞の発表。受賞作をみるとまずは順当に選ばれたなという感想。高校の太刀岡さんが初受賞というのは意外だ。確か短編コンクールの優勝歴もあったはずなのに。解答の部では、ぼくは小学校と中学校だけ全題正解だった。高校も惜しいところだけど、今回は2題不正解だった。半期25題すべてを正解するのはぼくのような粗忽な人間にはなかなか簡単ではない。
今月の1作は、自戒の意味も含めて最初に書いた小学校2番中村宜幹氏作。一見して47玉に83角と打てば詰むとわかる。56に合駒されても同角成と取れば46へは逃げられないからだ。ところが8筋には87龍が間接的に効いているので、86龍が動けば83角を抜かれてしまうので要注意。初手75角のような手では47玉ならいいが、66歩合とされると同龍と取らざるをえず、そこで47玉とされると83角が打てないという寸法。ははあ、ならば初手84角と打つ手が龍の効きを遮って限定打になるのだな、と考えると作者の陥穽に嵌るという仕かけ。75銀合66歩合という二段合でまさかの逃れとは。実はぼくもさらっと解いたものの、作者の名前を見てこれは要注意だぞとは思っていた。後で見直そうと先へ進んで、短大の後半がやけに難しくてそっちに時間が取られたせいで、ここを見直すのをころっと忘れていたというおそまつ。まあこれは引っかかる方が悪い。いっそ爽快だ。しかしご同類が39名もいたとは(笑)。
今日の勝利で、日本ハムファイターズ栗山英樹監督通算632勝で球団歴代監督トップを達成。ともあれおめでとうございます。しかし最多勝までマジック3でスタートした今シーズン、達成が13試合目になるとは、予想外...でもないか。ここまで×〇××△××△×××〇〇と7連敗を含む3勝8敗2分の最下位だ。
先発投手で勝利投手になったのは2試合目の加藤だけ。ここ2試合は一応連勝だけど、いずれも力投した先発には勝ちをつけられず、抑え投手が勝利投手になっている。5回を1失点に抑えても勝てないのだから可哀そうとしかいえない。ルーキーの伊藤しかり、2年目の河野しかり、昨日の金子も今日の上沢もそうだ。今に始まったことではないが、得点力不足は目を覆うばかり。
それでも今日はわが家はおおよろこび。なんといってもシーズン初の連勝、シーズン初のカード勝ち越しだからな。まったく応援のしがいのあるチームだよ(笑)。
有機化学ライター佐藤健太郎氏の「番号は謎」という新書を読んだ。電話番号、郵便番号にはじまって、車のナンバー、国道番号、背番号などなどいろいろな身の回りの番号の振り方やエピソードなどの蘊蓄をまとめた本で、なかなかおもしろかった。感想は後ほどブクログに書くとして、ここではちょっと気になったよけいな話を。
この本には鉄道がらみの番号はホームの番線と駅番号のみが紹介されている。著者が鉄道にはまるで興味がないといっているので仕方ないが、鉄道にはもっといろいろな番号があるのになと思ってしまう。たとえば列車番号。すべての列車には番号が振られていて、国鉄・JRでは1~9999の最大4桁の番号とされている。番号のつけ方には、特急列車なら何番から何番、どこそこの線区を走る列車は何番台という規則があって、鉄的には興趣が尽きないところなのだが、それはともかく最小番号と最大番号のお話。
栄えある1列車といえば、往時は東京→長崎の夜行寝台特急「さくら」だったり、同じく上野→札幌の「北斗星1号」だったりしたのだが、いずれも今はない。そもそも客車列車というものがなくなってしまったので、アルファベットなしの列車番号は存在せず(貨物列車を除く)、現在はすべて末尾にD(気動車列車)か、Mおよびその他のアルファベット(電車列車)がつく。というわけでアルファベットつきの1列車は、JTB時刻表2021年3月号では以下のように7本が存在する。
1A
のぞみ1号(東京→博多)
1D
北斗1号(函館→札幌)
はまかぜ1号(大阪→浜坂)
1M
いなほ1号(新潟→秋田)
ひたち1号(品川→いわき)
あずさ1号(新宿→松本)
しらさぎ1号(名古屋→金沢)
しおかぜ1号(岡山→松山)
錚々たる顔ぶれで、いずれも各地区の代表列車が1番を担っていることがわかる。複数の列車が同じ番号をもっているが、同一駅を経由しないので混乱が生じることはない。
さてそうなると最大番号の列車はどれだろうかというのも興味があるところだ。理論的な最大番号は9999だが、たぶんそういう列車は今も過去も存在しない。そもそも9000番台は臨時列車用の番号であり、その時期によって設定されたりしなかったりするので、もともと数が少ないのだ。しかも特急列車は普通は100位がゼロなので、大きくても90xx番にしかならない。というわけで、上記時刻表で900番台の列車番号が振られている線区を走る臨時快速・普通列車をさがしたところ、花輪線を走る臨時快速「湯瀬渓谷新緑観賞号」の9932Dというのを見つけた。これが暫定1位ということにしておこう。
札幌は昨日の小学校に続き、今日は中学校の入学式があった。おっと忘れちゃいけない、昨日は2年ぶりに北大の入学式もあったのだった。新入生を2回に分けて式を行った後に、昨年中止になった分の2年生希望者向けの入学式?も行ったらしい。それもなんか変なものだと思うけど。ぼくは北大の入学式に出ていない。ぼくが入学した1973年は学生運動の名残が色濃く残る時代で、この頃しばらくはそもそも入学式をやっていなかったのだ。それで当時は別にどうとも思わなかった。
3月は気温の高い日が続いてみるみる雪解けが進み、4月になって新年度が始まったせいか、春たけなわという気になっていたが、ここへきてちょっと季節が逆戻り。昨日今日と冷たい風が吹いて寒く、明日は天気予報に久々に雪マークが出ている。雪解けとともに庭仕事を再開したところだったが、気の早い雑草をひとわたり除草したらとりあえずもうすることがない。春の花はまだだし、家庭菜園もまだ当分先の話だ。というわけで今年度初のお庭カメラ、といってもまだ何もない。
「すごくつらくてしんどくても、努力は必ず報われるんだなと思った」
こう言い切れる人はえらい、そして強い、そう思う。もちろん池江璃花子選手のことばだ。もう昨夜から今日にかけてニュースはこればかり。白血病の公表から2年あまり、信じられない回復力で奇跡とも思えるカムバックを果たし、誰もが間に合わないと考えていた東京オリンピックの代表切符を手にした。本人の努力はそれはもちろんあっただろう。だけど、やはり彼女は天性のスイマーなんだな。ブランクがあっても体がちゃんと全盛期の泳ぎを覚えていたのだろう。だから体力・筋力がもどればリカバリが早い。そして何より若い。若いというのはそれだけで強みだ。ほんと羨ましい。
先場所の相撲の照ノ富士もそうだったけど、日本人はこういうどん底からの復活のような涙の物語が好きなので、池江選手すごい、ぜひオリンピックでも活躍してほしい、という方向に日本中が染まっている、というか、そういうふうにメディアが煽っている。だがしかし。東京オリンピックが開催されるべきかどうかはまた別問題だ。ひょっとするとこういう空気は、池江選手や関係者の喜びと同じくらい、大会組織委員会や五輪推進派の人々を喜ばせているかもしれないな。
そういえば、冒頭のことばを聞いて、「夢はちゃんとかなうんだな、頑張ってきて良かったな」というロンドン五輪でメダルを取ったときの福原愛選手のことばを思い出した。う~ん、いずれもスーパーアスリートだからこそのことばなんだよな。ぼくのような凡人には届かない世界だ。なので、ぼくの好きなのはちょっと違う。誰のことばか忘れたけど、「努力すれば夢がかなうとは思わない。だけど、努力しなければ絶対夢はかなわない」というものだ。
いやあわかりにくい。明日から1ヶ月間、大阪、兵庫、宮城の1府2県で実施されるまん延防止等重点措置、略してまん防。緊急事態宣言とどう違うかというと、発出の目安となる感染状況が、緊急事態宣言はステージ4なのに対し、まん延防止等重点措置はステージ3なのだそうだ。また、対象地域が緊急事態宣言は都道府県単位なのに、まん延防止等重点措置は地区町村など特定地域に限定して出される。今回の1府2県も対象は大阪府が大阪市、兵庫県が神戸市、西宮市、尼崎市、芦屋市、宮城県が仙台市となるという。
という違いをみると、飲食店の時短要請とか不要不急の外出・移動の自粛とかの内容はほぼ同じなのに、まん延防止等重点措置は緊急事態宣言よりは緊急性が低く、緩いんだなという印象を受けてしまう。しかも名称が「緊急」と「まん防」だから字面や音感も大違いだ。まん防という略称は誰が使いだしたのかしらないが、深刻さが伝わらないとして使用を控えるべきだという意見もある。
まんぼうといえばまず魚のマンボウが想起されてしまう。気仙沼市ではマンボウが親しまれていて町のイメージ魚となっているそうで、市役所がイメージダウンにつながるからそういう略語は使わないでほしいと報道各社へ文書で要望したそうだ。魚のマンボウは波の上で横たわって昼寝しているユーモラスなイメージで、確かに新型コロナ対策のような切羽詰まった用語にはふさわしくないかも。さらにいえば、ヤン坊マー坊ってのもあったしな。
それと、蔓延の蔓の字は制限漢字なのか、まん延と書かれるのも違和感がありまくりだ。ぼくなどは、まん延というと元年のフットボールとつなげたくなってしまう(古いっ)。音はともかく字面はまん防と書くから間が抜けて見えるので、蔓防ならまだいいのでは。蔓はそんなに難しい字というわけでもないし、音符から読み方も容易だし、植物のつるという立派な意味もあるのだから、この際周知して覚えてしまったらいいと思うけどな。
男の子のおもちゃといえばプラレールだろ。というわけでわが家にもついにプラレールがやってきた。男の子というにはずいぶん薹が立っているのは自認しているが、なんせぼくの子どもの頃はまだプラレールは発売間もないころで、身近に見た覚えは全くない。とはいえ、1959年発売開始ですでに60周年を過ぎているというロングセラー。車両もレールも当時も今も互換性があるというからびっくりだ。
自分の幼少時代もともかく、うちの子どもは3人女の子ばかりだったので、男の子のおもちゃとは疎遠なまま今まできてしてまった。そして生まれた最初の孫が男の子、というわけでよし今こそプラレールだと、先日きかんしゃトーマスセットをプレゼントした。幸い気に入ってもらえて、うちに遊びに来るときもセットごと持ってきて、爺は目を輝かせて線路を敷いて2人で仲良く遊んでいる。
車両はともかく線路まで毎回もってくるのは荷物だから、うちにも線路セットを買っておけば便利じゃん、と線路を買うことにした。が、そりゃあ線路だけ買うってのも何だし、やっぱテスト走行用の車両だっているじゃん、と車両セットもついでに買った。テスト用という言い訳なので、ここは孫より爺の好みを入れて金太郎貨物列車セットだ。う~ん、誰が楽しんでいるんだか(笑)。
3月の総括。今年の3月は暖かかった。日平均気温は3.8 ℃で、これは暖冬少雪だった昨年の3.3 ℃より高く、ここ20年では最高タイ記録だ(2015年と同じ)。おかげで2月末には94 cmもあった積雪がきれいに消えてしまった。先月の定点観測写真を見るとその違いに驚く。ここ1ヶ月の激変は北国ならではといえるかもしれない。
3月の記録(2月比)
エクササイズ日数 30(+4)
走行距離(換算km) 143.6(+29.5)
総エクササイズ(Ex) 198.4(+58.3)
体重(kg) 68.4(-0.1)
体脂肪率(%) 17.5(-0.2)
踏査三角点数 0(0)
読了本数(冊) 10(0)
詰パラ学校解答数 20 (0)
ブログ記事数 21(+3)
記録としては、2月より3日多いことを考慮すると可もなく不可もなしだ。そろそろ体重が減ってほしいところだが、今月末に期待しよう。
庭の雪もほぼ解けたので、キリのいい今日から庭仕事を再開する。庭木の冬囲いをはずし、地表の新芽にかぶっている枯葉を取り除く。屋外水栓を開栓してホースリールをつなぎ、インターロッキングに撒水してブラシをかけ、ガーデンテーブルを出す。
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