三等三角点「高台」
上手稲神社の「追分」の探訪のあとにJR発寒駅へ歩いてもどり、小樽方面へ4駅乗って星置駅で下車、駅からすぐの「高台」を訪れた。踏査日は同じ2021年6月21日。
星置駅は崖下のような位置にあり、小樽方面行き電車が左手に鬱蒼とした崖に沿って進んだままホームに差しかかる。駅自体は橋上駅で、ホームから上って連絡橋にある改札口を出て右側の南口方面へは連絡橋から下りるのではなく、さらに階段を上って崖の上に出るようになっている。出たところが南口広場で住宅地が広がっている。さらに傾斜になっているので右手に歩道は階段、自転車用にスロープがある。その自転車用スロープを登ると屈曲点の正面上にもう三角点が見えている。正面のコンクリート壁をよじのぼってもいいし、上へ上り切ってから草地をたどっても容易にアクセスできる。とてもわかりやすい。
設置は1913年だが、星置駅が1985年に開設される前は線路沿いの崖の上に三角点があり、駅前の整備とともに位置が少しずれて1992年に現位置に移設されたものだ(新旧地図マーカー位置)。高台という没個性な名前は大正時代の設置時には固有地名がなかったためだろう。三角点の標石は表面の十字が北を指すように設置され、南面に〇等三角点と刻まれているのが普通だと思うが、ここのはなぜか逆さまで三角点の文字が北面を向いている。
〇三等三角点「高台」
北緯 43°07′55″.1311
東経 141°12′38″.5043
標高(m) 24.60
JR星置駅南口
出てすぐ右手に自転車用スロープ
突き当りのコンクリート壁上に三角点が見える
三角点
標石(北面)
位置図(国土地理院地図(電子国土web)に一部記入)
新旧地図比較(今昔マップ on the web)
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