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2021年7月

2021年7月31日 (土)

2021.7月の総括

 7月の総括。高温少雨で暑かった。もうこれしかない。記録的な暑さと言っていいだろう。札幌の7月の日最高気温は14日に29.7 ℃を記録してから今日までの18日間ほぼ30 ℃以上の日が続き、真夏日日数は15日(うち猛暑日2日)となった。7月の月平均気温は昨日までの速報値で23.8 ℃と、これまで最高だった1955年の23.7 ℃をすでに抜いているし、最高気温の平均値28.8 ℃(昨日まで)も、平年値(25.4 ℃)より3度以上も高い。雨も極端に少なく、降水量は昨日までたったの7.5 mmでこれも桁違いの少雨。正式な記録は後日を待たねばならないが、歴史に残る7月だったことは間違いないだろう。

 個人的にも多難な7月で、まずは6月末日に肋骨を痛めたおかげで月前半は思うようなエクササイズができず、後半は後半でこの猛暑のおかげでとても長い距離を走るという状況ではなかった。おかげでエクササイズ量も大幅に減り、例年だと年間最低になるはずの体重と体脂肪率は横ばいにとどまった。まあケガは自分のせいだし、天候はどうしようもないのであきらめるしかない。プラス材料は新型コロナワクチンの接種を完了したことだが、これとて全国の感染拡大第5波はとどまるところを知らず、北海道にも8月いっぱいまたまん延防止特別措置が適用されることとなったので、まだまだ手放しでは喜べない。がまんの夏が続くなあ。

 7月の記録(6月比)
  エクササイズ日数 23(-2)
  走行距離(換算km) 111.1(-75.0)
  総エクササイズ(Ex) 196.9(-55.8)
  体重(kg) 66.3(-0.2)
  体脂肪率(%) 16.6(+0.7)

 

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札幌の気象要素各月の平年値(気象庁webページより)

2021年7月29日 (木)

北海道・北東北の縄文遺跡群

 7月26日の奄美・沖縄の世界自然遺産登録に続いて、27日に北海道・北東北の縄文遺跡群が世界文化遺産への登録が決定した。日本国内の世界文化遺産は20件目とのこと。世界遺産ということで地元では盛り上がっているが、国内20番目とあっては正直インパクトに欠ける気も。まあ、北海道としては知床の世界自然遺産以来2件目で文化遺産は初めてだから、とりあえずはおめでたいのは間違いない。

 この縄文遺跡群の構成資産は北海道・青森・秋田・岩手の4道県にまたがっていて、そのうち北海道には6つの遺跡がある。函館近くに2件、室蘭近くに3件、千歳近くに1件という分布だが、いずれも知名度が高いとはいえず、ぼくは1つしか知らなかった。全体の中では青森の三内丸山遺跡が圧倒的に有名で、あとは遮光器土偶で知られる亀ヶ岡遺跡がそれに次ぐところだろうか。いずれにしても青森が中心という感が強い。三内丸山は古代遺跡にほとんど興味のないぼくでも、近くに寄ったときに行ってみようかなとちらと考えたことがあるくらいだ。残念ながらそのときはバスの時間が合わずに行かなかったけど。

 地元自治体では知名度アップと観光資源としての活用に結びつけたいところらしいが、残念ながら地味な感じは否めないような。道東道千歳東インターからすぐのキウス周堤墓群なんかは、札幌から1時間かからずに行けるようなところだけど、わざわざじゃあ休日にちょっと行ってみるかという気にはならないし、さりとて道内の6ヶ所を巡るとすれば1泊2日で回り切れるかな。そこまでしてとなってしまうだろう。史的価値はともかく、集客効果がどれくらい見込めるかは難しいところだろうな。

 

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構成資産一覧(北海道・北東北の縄文遺跡群webより)

2021年7月28日 (水)

猛暑日その2

 暑い。今日の札幌は最高気温35.1 ℃と今年2回目の猛暑日だった。前回の猛暑日のときは2000年夏以来21年ぶりとニュースになったけど、2000年は7/31, 8/1と2日連続だったので今日の今年2回目というのは記録としては新味がなくニュースにはならなかった。しかし7月に2回というのは何年振りかの記録じゃないのだろうか。この家にあと何年住むことになるのかわからないが、この暑さが地球温暖化による気候変動の影響でこの先も続くのであれば、クーラーつけるかなあと考えてしまう。これでは孫に遊びにおいでともいえない(孫A,C宅はクーラーあり、孫B宅は札幌より涼しい町)。

 一昨日の新型コロナワクチン接種の副反応で昨日は38.3 ℃の発熱、昨日は今日ほど暑くなかったのが幸いだった。しかしこの時期の38度越えはしんどかったので、久しぶりに解熱剤のお世話になった。わが家はほとんど病気というものをしないので薬の常備があまりなく、探し出したバファリンは10年近く前の日付だったけど、アセチルサリチル酸はそんなに簡単に壊れるものじゃなかろうと飲んでみたら、ちゃんと効いて昨夜は楽に寝られ今日は平常にもどった。とりあえずこれでワクチン副反応もクリアしたので、あとは2週間とかいうインキュベーションタイムを経過すれば、そのころには暑さも一段落しているだろうし、少しは自由に動けるようになるかな。

 

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猛暑の水田風景(札幌市域では希少な近所の水田)

2021年7月26日 (月)

ワクチン接種2回目完了

 やっと1回目の接種から4週間が経過して、今日無事に新型コロナワクチンの2回目の接種を完了した。4週間というのは結構長く、前回がずいぶん前のことのように思える。その間、ワクチン供給不足による接種受付停止や遅延などが起こって気をもんだけど、とりあえず一安心。気になる副反応は、1回目は2日間くらい接種部位に痛みがあったていどで済んだが、2回目の方が発現頻度が高いらしいのでどうなるかな。ちょっと楽しみだ。いずれにせよこう連日暑いとどこかへ出かけようという気にもならないし、おとなしくオリンピック観戦でもしているとしよう。

 

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予防接種済証(臨時ってなんだろう)

2021年7月25日 (日)

今日の浜頓別

 しかし今年は暑い。札幌は今日も最高気温が32.5 ℃の真夏日で、これで7月13日以来13日連続29 ℃以上の日が続いている。この間、真夏日が8日間に29.9 ℃が2日ある。札幌でも真夏日が1週間くらい続くことはよくあるが、その場合ほとんどは7月下旬から8月にかけてで、今年のように7月中旬からずっと暑い日が続くのは珍しい。この先の週間予報も32 ℃以上の日が続くと予想されており、となるとこの暑さは少なくとも3週間連続ということになる。今年の7月の気温は記録的になりそうだ。

 この暑さは全道的で、今日は道北の浜頓別も最高気温は30.1 ℃の真夏日だった。もしコロナ禍で中止にならなかったら、今日が北オホーツク100キロマラソンの開催日だ。あの遮るもののない北オホーツクの酪農地帯で真夏日の炎天下を走るはめになっていたのか。思えば、2年前2019年の第9回大会の日も暑く、ぼくはたまらず50キロでリタイアだったけれど、全体の完走率も60%と低かった。そのとき(2019年7月28日)の最高気温が25.7 ℃だったから、今年の暑さは想像を絶する。もし開催されていたら、熱中症で搬送される人が続出したかもしれない。大会実行委員会も2年連続のコロナ禍中止で胸中は複雑だろうが、ひょっとしたら胸をなでおろしているかもしれない。

 

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この先2週間予報(気象庁webより)

2021年7月23日 (金)

県境を越えるロープウェイ

 ぼくは知らなかったので、へえ~と興味をひかれた乗り物ニュースのヒマネタをひとつ。

 県境を越える鉄道路線はたくさんある。しかし大都市間の長距離輸送を除くと、近距離のローカルな移動で県をまたぐ需要は県内移動に比べると格段に少なく、幹線でも県境を越える普通列車の本数は少ないのが普通だ。ましてや地方路線の県境部は閑散区間が多く、大幅な赤字を抱えて存続が問題化しているところも珍しくない。事情はバスも同じで、路線バスの区間や本数は県をまたぐ部分では極端に少なく、ローカル路線バスの旅でも毎回苦心させられている通りだ。通勤・通学、通院、買物などの日常利用は同一県内完結する場合がほとんどだろうから、これはしかたのないことだ。

 そんな県境を越えるまさかのロープウェイがあるというのが今日のネタ。日本でも唯一とのことだ。ぼくは国内の鉄道を全線完乗したことがある物好きだが、カテゴリーとしては鋼索鉄道(ケーブルカー)までで索道(ロープウェイ)はカウント外なのだが、一応ロープウェイも興味の対象ではあり、完乗には程遠いけれどできる限り機会を見つけては乗り歩いてはいる。なのでなんとなく全国の路線も頭にははいっているつもりだが、これは知らなかったというか気づいていなかった。

 それが、よみうりランドの京王口ステーションと山頂ステーションを結ぶスカイキャビン(1999年開業)。京王よみうりランド駅最寄りの京王口は東京都稲城市にあり、よみうりランド入園口にある山頂は神奈川県川崎市というしかけだ。いわれてみれば東京・神奈川県境は入り組んでいて市街地が連続しているところも多いので、最初に書いた県境のような隔絶感はないが、県境をまたいでいることには間違いない。よみうりランドは有名な遊園地だし、首都圏近在の人はよく知っているのかもしれないが、ぼくのような地方在住者にとっては知ってはじめてなるほどねという感じだ。

 日本唯一の希少価値といわれれば是非にも乗ってみたい。そんなに不便なところではなし、知っていれば東京に出かけたついでに今までいくらでも乗りに行く機会はあったろうに。今となってはいつになったら乗りに行けるか。

 

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国土地理院地図(電子国土web)より

2021年7月22日 (木)

四連休

 毎日が日曜日の暇爺には関係ないが、今日から世間は四連休。そういえば昨年もこの時期に四連休があったのでは...。なんで。そりゃ東京2020のために決まっているのはわかるけど、なんで国民の祝日を移動してまでの四連休なんだろうか。しかもそのオリンピックの開会式はよく考えると明日だ。
 政府の祝日移動に関するQ&Aによると「東京オリンピック・パラリンピック競技大会開催期間中のアスリート、観客等の円滑な輸送と、経済活動、市民生活の共存を図るためです。オリンピック開会式の7月23日前後が4連休、オリンピック閉会式の8月8日前後が3連休となることにより、東京中心部の混雑緩和が見込まれます。」とある。
 これでは答えになっていない。東京中心部の混雑緩和のために日本中が、しかも前日から休日にならなければならないんだろうか。どういう理屈なんだろう。

 昨年は予期せぬコロナ禍で開催が1年延期になったのに休日だけは移動したままだった。すでにカレンダーには記載されているし、元に戻すと逆に混乱するという配慮だったのだろう。今年は1年延期はすでに決定していたのに法的手続きが遅れてカレンダー印刷に間に合わず、たいていのカレンダーは休日変更が反映されていないままだ。コロナ禍でそもそもテレワークが推奨されているし、不要不急の外出・移動自粛だってずいぶん言われて久しい。人出を減らすためにそうまでして休日化にこだわる必要ってあったのだろうかと思ってしまう。

 

 

2021年7月20日 (火)

開くか閉じるか

 まん防解除のエントリを立てたのはいつだったかな。ああ7月11日だ。え、それから10日しか経ってないじゃん。先ほどはいってきたニュースが「道が対策本部会議 政府にまん延防止措置の再適用要請を決定」。しかしなあ。これは北海道に限ったことではないけど、先の見通しとか事態推移の予見というものはないのだろうか。猫の目のようにくるくる出したり引っ込めたり、これでは誰も信用しなくなるだろうし、出しても効果のほども知れようというものだ。

 やっと2ヶ月ぶりに再開した市の図書館および関連施設が、当初は予約図書の受け渡しだけだったのが、明日21日から開架図書の閲覧、貸出サービスが再開されるとアナウンスされていた(web上の通知を貼っておく)。それが上記のニュースによれば、まん防の適用を待たずに22日から道独自の施策として、公共施設の原則休館などを要請することを決めました、だという。開くのか閉まるのかどっちなんだよ。まあ、現場の人も振り回されて大変だろうな。

 

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札幌市の図書館webページより(7/20閲覧)

2021年7月19日 (月)

猛暑日

 今日のネタはまあこれだろう。札幌で今日の最高気温が35.0 ℃となり、21年ぶりに猛暑日を記録した。21年前というのは2000年8月1日の35.9 ℃という記録で、このときは前日の7月31日も36.0 ℃だったから2日連続の酷暑だった。全然覚えていなかったので古い日記をひっくり返したら、この年はビギナーズ有機化学が10月に出版された年で、夏休みは大車輪で最後の原稿チェックをしていたのだった。ああ、と一気に時間が巻き戻る。大変な夏だった。そんなに暑かったのか。

 というわけで21年前は忘却の彼方だったが、それより前の1994年8月7日はよく覚えている。この日の札幌は36.2 ℃を記録した暑い日だった。夏休み中の日曜日で、ぼくは小学1年の末娘を連れてJR北海道主催のミステリートレインに参加していた。朝、あいの里教育大駅に集合して、普通列車(もちろんキハ40かキハ141かの気動車列車)で札幌駅に出て、そこから団体臨時列車に乗り換えた。車両が赤い711系電車だったので行き先は電化区間だなとわかり、苗穂方向に発車して函館本線下りにはいったところで、はは~んと想像がついた。砂川駅で下車して目的地は予想通り砂川ハイウェイオアシスパークだった。高速SA直結の公園で車では何度か行ったことがあったが、JRで行くことになるとは。その日は砂川も暑く、親子で汗びっしょりになって帰ってきたら、札幌も記録的な暑さだったというわけだ。この年をおぼえているのは7月に祖父が亡くなったせいもある。葬儀の日も暑かったし、暑い夏だった。

 それはともかく、猛暑日という名称は気象庁が2007年4月1日に制定したそうだから、1994年はおろか直近の2000年のときも猛暑日ではなかった。つまり記録上は札幌では今日が史上初めての猛暑日ということになる。札幌では先週の火曜日からずっと29 ℃以上の日が続いていて、その間雨は1滴も降っていない。この先1,2週間はこの暑さだというし、庭の水やりも大変だけど農作物への影響も心配だ。

 

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猛暑でしおれているアジサイ(あいの里緑道)

2021年7月17日 (土)

根室本線富良野~新得間

 ちょっと前のニュースだけど、JR北海道の維持困難線区のひとつ根室本線富良野~新得間がいよいよバス転換も視野に入れた協議にはいることになった。この区間はいわゆる維持困難4線区のひとつで、すでに札沼線(北海道医療大学~新十津川)と日高本線(鵡川~様似)は廃止してバス転換されており、残る留萌本線(深川~留萌)も沿線市町と協議にはいっている。残るこの区間は根室本線という幹線の中間部分ではあるが、バイパスである石勝線開通後はローカル線化しており、しかも区間内の東鹿越~上落合信号場間は5年前の豪雨被害によって不通となっており、多額の費用がかかる復旧工事はまったく行われていないままだ。

 災害による不通区間が復旧されずにそのまま廃線になるという点では日高本線鵡川以遠と同じ状況といえる。5年も放っておいて今さらJRが復旧工事に着手するとは思えず、仮に存続しても年間11億円近い維持費が地元負担となり、国や道の支援も見込めないとあっては勝負あったというところだろう。根室本線は滝川~富良野間も含めた滝川~新得間について沿線7市町村で根室本線対策協議会が設置されているが、今回の区間については富良野市、南富良野町、新得町、占冠村のみが関係するので、今後はこの4市町村で検討を進めるそうだ。

 といっても新得町は石勝線が残れば狩勝峠を越えて富良野方面へ往来する需要は低いだろうし、沿線自治体ではないのになんで協議会にはいってるのか不明な占冠村は、そもそも石勝線に駅があって札幌方面への特急が停車するから、今さら根室本線に依存するとは思えない。となると関係があるのは富良野市と南富良野町のみということになってこれはもう廃止へと大きく傾きそうだ。富良野市はともかく町から鉄道が消えてしまうことになる南富良野町は無念だろうな。豪雨被害で町役場のある幾寅市街が水没したのが痛かった。ひと駅手前の東鹿越までは現在も列車が走っているのだが、これでは中途半端で利用者減につながっている。これが幾寅まで再開していればまた少し状況が違ったろうに。まあ時間の問題かもしれないけど。

 

2021年7月16日 (金)

三等三角点「丘珠」

 家から割合近くにありながら微妙に不便な場所で後回しになっていた「丘珠」へやっと行ってきた。アクセスはJR学園都市線百合が原駅。篠路駅からも同じくらいの距離だけど、篠路駅は前に「茨戸」のアクセスに使ったので変えてみた。いずれ「駅から三角点」みたいなシリーズ化しようという目論見もある。いつのことやらだけど。

 踏査日は2021年7月13日。百合が原駅は無人駅で単線時代は公園のある東側にしかホームがなかったけど、複線化時に西側にもホームをつくって跨線橋でつなぎ、駅へは両側から入場できるようになった。なのでもともとの東口が正面という体裁になっている。駅を出ると正面突き当りに百合が原公園が見えている(A地点)。歩いて3分と好アクセスだ。「丘珠」へは、まずその百合が原公園の園内を突っ切って裏側の東ゲートへ出る(C地点)。裏側に走る篠路通を丘珠空港方向へ南下し、空港北側の丘珠緑地公園の角を左折する(D地点)。右手に空港、左手に玉葱畑を見ながら直進して突き当たった道道273号線を右折する(E地点)。ここは伏籠川に沿った篠路への旧街道で現在もバスが通る。道なりに歩いて三井寮というバス停から左の細道へはいる(F地点)。バスで行くならここで下車だ。円形にカーブした細道は伏籠川旧流路に沿っている。その北端あたりの玉葱畑に突き当たったところ(G地点)を左折するとすぐ少し大きな通りに出る(H地点)。大きな倉庫の角を右に曲がると、その先ちょうど倉庫の前の舗装部分の角の玉葱畑との境、道路からは15 mくらいはいったところに三角点がある。百合が原駅から歩いて45分くらいだ。ちなみに倉庫前の道を北方に道なりにたどると、同じくらいの距離で一つ隣の篠路駅に出られる。標石が地表に突出しているので舗装部分を進むとすぐに見える。畑の角なので除草が行き届いているし、こんなに目立つところも珍しいくらいだ。

 地面から露出した標石には右書きで三等その下に三角點と旧字体で彫られている。点の記では1978年の旧観測年までしかさかのぼれないがもちろん最初の設置はもっと古く、おそらく他の近在三等点と同様に大正年代だろう。事実、古い地図では1916年にすでに記載がある。当初は少し北西側にずれた位置で伏籠川の旧流路(F地点からG地点へたどったカーブした細道がそれに相当する)沿いにあり、現地点への移設は2001年と新しい(新旧地図マーカー位置)。

〇三等三角点「丘珠」
北緯 43°07′27″.9626
東経 141°23′41″.6382
標高(m) 6.52

 

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JR百合が原駅東口

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正面に百合が原公園が見える(A地点)

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百合が原公園正門(B地点)

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園内を通って東口(C地点)に出て右方向へ

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篠路通を南下し丘珠空港北端を左折(D地点)

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突き当りの道道273号線を右折すると東区にはいる(E地点)

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三井寮のバス停で細道へ左折(F地点)

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道なりに右カーブして三差路を左折(G地点、左の倉庫と玉葱畑の境に三角点がある)

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すぐの交差点を右折(H地点、右側の倉庫の先が三角点)

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倉庫の敷地と玉葱畑の奥角に標石が見える

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倉庫の敷地角とから見た標石

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標石と手前に境界木杭

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旧字体の標石

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位置図(国土地理院地図(電子国土web)に一部記入)

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新旧地図比較(今昔マップ on the web)

 

2021年7月14日 (水)

お疲れさま

 いやあすごい活躍。だけど正直少し休ませてやりたいよね。投打二刀流の宿命とはいえ、フル回転だもの。
 いうまでもなく大リーグエンジェルスの大谷翔平選手のこと。昨日のホームランダービー1回戦では1分間の延長でも決着が着かず、さらに3スイングのサドンデス勝負にもつれ込んで惜しくも敗退。疲れた、疲れたと連呼していたもんな。いくら打ちやすい球が来るとはいえ、フルスイングをあれだけ続けたらそれは疲れもするだろう。いくら若くたってと書こうと思ったけど、永遠の野球少年大谷選手ももう27歳なんだな。2012年のドラフトでファイターズ入りしたからもう9年目のシーズンになるのだ。

 今日のオールスター戦では二刀流でスタメンに名を連ね、打者としては2度の打席でヒットはなかったものの、投手としては1回を3者凡退に抑えて見事に勝利投手に輝いた。ホームランを見たかった満員の観客席は残念だったろうけど、昨日から十分の活躍だったよ。ファイターズ情報が売りのHTB朝のイチモニスポーツコーナーでも、昨今はまずは大谷選手からはいるからな。肝心のファイターズがあれだからというのもあるけど...。

 しかし、それよりなによりあの満員の楽しそうな観客席。これどこの世界なのかと思ってしまう。ひるがえって東京オリンピックは無観客。この違いはどこからくるのだろう。あれを見てしまうと、無観客では選手のモチベーションも上がらないだろうし、盛り上がらないだろうなと思わざるをえない。そこまでしてやる意味ってなんなんだろう。

 

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これぞスポーツ観戦(日刊スポーツwebページより)

2021年7月13日 (火)

丘珠3号水路・飛行場排水1号橋

 先日の道南の福島町に続いて、こんどは道北の滝上町でクマの犠牲になったと思われる変死体が発見された。福島町は地元の女性だったが、今回は有名な高層湿原である浮島湿原へアクセスする林道の近くで道外在住の女性ということだから、観光登山者なのかもしれない。道東の羅臼町でも飼い犬が襲われて死んだ事件があったばかりだ。札幌市内でも、先月想定外の東区にあらわれて4人が重軽傷を負った事件の記憶も新しいところだし、ついこの間の中央区旭山公園に続いて今朝は西区宮の沢でと目撃情報が相次いでいる。今年はどうなっているのだろう。

 今日は好天でもあり、不全骨折もほぼ動作に問題なくなったので、近場の三角点探訪に出かけてきた。その話は例によってまた後ほどとして、途中で例の東区クマ騒動クマの想定経路近くを歩いてきた。場所は丘珠空港の滑走路北端にある丘珠空港緑地きたかぜ広場のすぐ北側を東西に走る直線道路。西側の篠路通と東側の道道273号花畔札幌線を結んでいて、その中ほどに伏籠川から分かれた丘珠3号水路に架かる飛行場排水1号橋があり、例のクマはその下を篠路方向からきて丘珠空港方向へ通過したと考えられている。

 橋から見ると水路といっても側溝に毛の生えたような狭さで、一面に丈高い草が生い茂って流れはほとんど見えない。クマが通ったってちょっと見わからないだろう。その近くの別の水路では、ちょうど地域の人らしきグループが草刈りに精を出していた。たぶんクマ対策なのだろう。こういう水路の総延長がどれくらいあるかしらないが、とても行政の管理が行き届くとは思えない。こういう地元のボランティア頼りなのだろうな。大変なことだ。

 

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丘珠3号水路に架かる飛行場排水1号橋
(クマは左手篠路方向から右手丘珠空港方向へ抜けた)

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草が生い茂る橋の下の水路

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水路の草刈りをする人たち

2021年7月11日 (日)

まん防解除

 本日をもって北海道に出されているまん延防止等特別措置が解除される。いつからだったかなと調べてみたが、まとまった情報がなかなか見つからず、やっと見つけたのが北広島市のwebサイトのなかの「【新型コロナウイルス感染症】国、北海道の対応」というページ。ここは過去にさかのぼって全国の発出された措置がまとめられており、とても見やすい。それによると、今回のやつは2021/5/9-5/15(まん延防止)5/16-6/20(緊急事態)6/21-7/11(まん延防止)という変遷だった。とても覚えられん。

 まるまる2ヶ月超とは長いなというと、一旦まん防に緩められながらまた明日から緊急事態に逆戻りする東京の人に怒られるかも。しかし、こうなるともう何が何やら。札幌市だってまだまだ飲食店の時短や不要不急の往来自粛要請は続くのだから、実質あまり変わらないようなものだし。それはともかく、長かった市営施設の休業も解除されて図書館も明日から再開されるようだ。まだ予約本の受け渡しのみらしいけれど、とにかくありがたや。各所のパークゴルフ場も再開されるだろうから、腕を撫していた元気な爺婆たちも喜んでいることだろう。

 

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ここも再開かな(拓北公園パークゴルフコース)

2021年7月10日 (土)

詰将棋パラダイス2021.7月号

 詰将棋パラダイス7月号、到着日は6月28日。封筒がいつもよりちょっとふくらんでいる。おまけに郵便料金別納の印刷文字の上に郵票が貼られている。お、これはと思ったら案の定表紙懸賞に当選して、小冊子「解けてうれしい詰将棋」が同梱されていた。表紙はなぜかよく当たり、解答し始めてから3年半で3回目だ。コーナーによって倍率は違うが、不思議と当たりやすいところと当たらないところがある。なんにせよありがとうございます。

 結果稿は4月号分で、今月は短大を1題間違えた。解答したときからこれは違うだろうなという予感がして、投函後柿木将棋(将棋ソフト)で答え合わせしてみたらやっぱり全然違ってたというもの。まあしかたがない。そのかわり久々に大学を1題正解したのでよかった。大12齋藤光寿氏作。最初、43桂成35桂合同角生からはいって追い回すも最後の最後で歩が1枚足りない。最初に5枚ももっているのだからと、どこかで節約する方法をあれこれ考えるのだけど、どうもうまくいかない。さりとて別途入手するといっても合駒の効くような手順にはならないし。さんざん考えて、最初の35桂合の前に24歩合なんて手があれば好都合なんだがな...、ん、あれ、そうか、ここに打診中合が成立することにやっと気づいた。話がうますぎるように歩1枚稼げて、無事に詰上がった。さすがはこの作者、おもしろいのを作ってくれるよなと結果稿をみたら、作者の言葉に「僕は途中で桂馬や歩が足りなくなって最初に戻る……みたいな構成が好きで、本作もそういう謎解きになっていれば嬉しいです」とあった。まさにその通りの術中にはまりましたよ齋藤さん、脱帽です。

 さて、今月は2020年度の看寿賞の発表の月だ。1年間に発表された詰将棋の中から短・中・長編のそれぞれの部門で最優秀作を選ぶというもの。詰パラ本誌だけに限らず、他誌やネット上の発表作も候補になるので対象は厖大で、7名の選考委員だけですべてに目配りするのは不可能に近いだろうから、一般からの推薦を受け付けている。ただ、一般といっても推薦するような人はほぼ詰パラ読者に限られるだろうし、実際今年の一般推薦者はたったの7名だ。というわけで候補作も詰パラ掲載作か詰パラ界隈で知名度のある作品になりがち。その中から選考委員会で投票するのだが、昨年も書いたように評価尺度は人によってさまざまだ。今回も、この手数でこれを成立させるのはすごいという人あれば、こんなのはひと目で意外性がないと切り捨てる人あり、と議論は平行線で最後は好みということになってしまう。
 本賞に限らず選考というのは大なり小なりそういうもので、ぼくも在職時にいろいろな学会や財団の授賞選考に係わったことがあるが、たいていは合議などはほとんど意味なくて、個々の点数集計か多数決にならざるをえないものだった。今年のぼく個人の感想としては、短編賞の市島氏の順位戦作は解いたときにはなるほどなと思ったけどそれほど強い印象はなかった。前に書いたように同じカテゴリーでの小林氏作のインパクトが強かったせいかもしれない。最後まで争った裏短コン虎野亜奈氏作はネット上の作で、ぼくは残念ながら未見だった。自分で考えて解いてないので比較対象としては評価できない。中編賞の宮原氏作は納得。ここでも取り上げたし、ぼくも大好きだった。長編はいずれもぼくは解いていない(解けない)のでノーコメント。

 今月の1作は、なんと超長編作。大学院8やよい氏作「シャングリラ」553手詰。だいたいぼくには大学院の作品は見るもので解くものではないという認識しかない。解こうという気にもならない。が、今回は担当子の「解きやすい」ということばと、以前この作者のやさしい趣向作を解いた経験もあって、めずらしくトライしてみた。やってみると入りが簡単で変化がほとんどなくすらすら進む。右辺の折り返しで少し考えるも合駒がないので難しくはない。中央へ戻ってこの手順を繰り返すのだなということはぼくにもわかる。その繰り返し方だが、と金を動かすしかなくてうまいこと下段へ落せて次のサイクルへ。その歩を使ってその次へと進み、次は71の角を引っ張ってくるしかなく、右上への斜めの空白と意味ありげな端の桂馬からあれを取りに行くのかと馬鋸に気づく。馬をひとつ動かすたびに龍追いが回転するのでどんどん手数が延びるという仕かけ。あとは取った桂馬でどう収束するかを考えるだけで、未使用の左上部分に追い込んで無事に幕となる。ぼくでも解けるやさしく楽しい超長編。こんなに長い詰将棋は初めて解いた。とてもうれしい。

 

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詰将棋パラダイス2021年4月号
大学院8 やよい氏作「シャングリラ」

2021年7月 8日 (木)

当別・月形まちもの語り

 う~む、これは謎の企画だ。JR北海道の地域再発見ツアー「当別・月形まちもの語り」という8月28日出発札幌駅発着日帰りバスツアー。詳細は電子パンフを見ていただくとして、当別・月形といえばどうしても昨年廃止になったばかりの札沼線非電化区間を思い浮かべてしまう。当別はともかく月形は廃線区間の主要駅だったし。今ごろになってなんでこんなツアーをやるのだろう。

 これだけならまあそういうこともあるかとも思うけど、驚いたのがお知らせPDFの末尾に載っていた今後の「まちもの語り」ツアー予定。それによると9月に「浦臼・新十津川まちもの語り」、10月に「夕張まちもの語り」(いずれも仮称)が企画されている。浦臼・新十津川は同じく札沼線廃止区間の町だし、夕張とくればそのさらに前年に廃止になった石勝線夕張支線を思い出してしまう。なんで廃止してからこんなバスツアーをやるのだろう。それなら廃止前に鉄道利用ツアーやったらよかったんじゃないの(やったのかな)。謎だ。8月の当別・月形編だって、せめて石狩当別まではJR利用にすればいいと思うけどね。

 

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JR北海道電子パンフレットより

2021年7月 7日 (水)

札幌マラソンは中止だけど札幌でマラソンはやります

 昨年に続いて今年の札幌マラソンの中止が正式に発表された。昨年同様オンラインの代替イベントをやるのだそうだ。もう道内の主要マラソン大会はほとんど2年連続中止で、来年からはマラソンというとオンラインでやるものになってしまうのでは、と心配になるくらいだ。時を同じくして、こちらも札幌の秋の一大イベント、札幌オータムフェストも2年連続の中止が発表された。そんななか、オリンピックのマラソン、競歩、サッカーは予定通り開催されるというのもなんだか。そのマラソン・競歩は無観客で行うようにと、道知事が組織委に要望を出したとか。しかしマラソンを無観客でって...。

 東京オリンピックもなんだかんだいっているうちに開催まで2週間ちょっとまで近づいて、さすがに中止だの延期だのの言説は聞かれなくなってきた。ということでこのまま突入するんだろうが、このところ東京都の感染者数もまた増加しつつあり、緊急事態宣言再発令が濃厚という状況なので、すべての競技において無観客開催が現実味を帯びてきた。しかし、無観客にすれば安全かというとそう単純ではないよな。選手やコーチ、トレーナーなどのサポートチームはしようがないとはいえ、無観客でも大勢の報道陣や大会関係者、その他もろもろの特別関係者有象無象がどれだけいることやら。結局は中止が最善の対策だろうけど、もう遅い。

 

2021年7月 5日 (月)

なんちゃって三角点

 不全骨折のおかげでランニングを自粛中なので、かわりにウォーキングをすることにした。もともと歩くことも走るのと同じくらい好きなので(でなきゃ四国遍路などできない)、それによるストレスはない。今日は一日雨だったけど、この土日は天気も良く気持ちよく歩けた。昨日のエントリの茨戸川合流点の写真はそのときのものだ。

 歩くのと走るのとではスピードが違うので、同じコースでもランニング中にはわからなかったものがよく見えたりして、ウォーキングならではの楽しみというのもある。そのひとつが下の写真の偽三角点。あいの里地区の歩道の横の草むらで見つけたもので、十字を刻んだ角柱を4個の保護石が取り囲んでいるところはまるで三角点みたい(たとえば「追分」)。だが、国土地理院や札幌市の基準点リストにはない場所なのだ。標柱が小ぶりで表面が赤く塗られていることから、敷地境界にある境界石のようでもあるが、それにしては位置が中途半端だし何より保護石つきの境界石なんて聞いたことがない。なんなんだろう。

 

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まるで三角点

2021年7月 4日 (日)

クマの通り道

 さる6月18日に突然市街地に現れて、市中を恐怖に陥れたクマの推定行動経路が、専門家の現地調査によって明らかにされた。それによると、クマは当別町ビトエから当別、石狩、札幌の市町界あたりの石狩川を横断し、茨戸川緑地から茨戸川伝いにさかのぼって茨戸中心部の伏籠川、創成川、発寒川合流点を通過、伏籠川から旧伏籠川流路を経由して丘珠空港外縁の水路にはいり、そのまま南下して新道に突き当り、水路が暗渠に変わる地点で上陸した、ということらしい。

 水路だけをつたって北31東19の最初の発見地点までちょうど来られるわけだ。明るくなってすぐに発見されたものの、深夜に草の茂った水路をたどっているうちは発見されることはまずないだろう。今回は伏籠川から東区へとたどったけれど、茨戸川には発寒川、創成川も合流しており、そっちへ行けば、屯田、新琴似、発寒、手稲、あるいはまっすぐ市中心部へ直行することも可能だ。これまでは南西部の山際ばかりだったクマの出現可能性が、石狩川渡河という新たな経路によって一気に北部全域に広がったことになる。びっくりだ。

 

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明らかになった推定経路(道新webより)

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茨戸川合流点、左が伏籠川、中央が創成川、右が発寒川
(クマは右からきて左の伏籠川をさかのぼった)(2021.7.3)

2021年7月 2日 (金)

不全骨折

 ケガがなかったのが幸いなどと書いておきながら...。2日経っても痛みが引かずピンポイントに収斂してきたので、これはと思って近所の整形外科を受診。レントゲンでははっきりはわからないものの、ここが怪しいですねということで左第五肋骨不全骨折という診立てをいただいた。不全骨折とは耳慣れない用語だが、要するにヒビがはいった状態のことのようだ。一応痛み止めの湿布を貼った上にバストバンドという固定帯を巻かれて2週間後に再診となった。

 帰ってネットで調べるとヒビというのも立派な骨折の範疇なのだそうで、そうなるとこれは人生5回目の骨折ということになった。病気はほとんどしないのだけどケガばかりは多いな。まったく粗忽なのか不器用なのか。

 

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近所の整形外科(営業中って...)

2021年7月 1日 (木)

2021.6月の総括

 6月の総括。5月は記録的に雨の日が多かったけど、6月は天気が良かった印象。特に後半は。このところ雨が少ないので庭の撒水に忙しい。「さんすい」で変換できず、気づいて「さっすい」としたら出た。「すいどう(隧道)」は「ずいどう」でも出るのに。

 季節的にも気持ちよく走れてランニング距離も伸びたかというとさにあらず。前月比ちょっとマイナスになった。孫が生まれたりプライベートにいろいろ忙しかったしな。それでもなんとか190キロはいく予定だったのが、最後の最後の昨日、途中で転倒して中断したために届かなかった。ランニング中に転んだのは、3年前の北オホーツク100キロマラソン以来だ。あのときは足がへろへろだったのだが、昨日は走り出して15分くらいだしそれほど荒れた路面でもないのに不思議だ。トシのせいとは思いたくないけど。たいしたケガがなかったのが幸いということにしておこう(3年前のときは左手第五中手骨剥離骨折だった)。

 6月の記録(5月比)
  エクササイズ日数 25(-3)
  走行距離(換算km) 186.1(-6.2)
  総エクササイズ(Ex) 252.7(-19.2)
  体重(kg) 66.5(-0.5)
  体脂肪率(%) 15.9(-0.5)

 

210701 
バラが咲き始めた

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