数独の父
そういえばパズル雑誌ニコリの創始者鍜治真起さんが先日亡くなった。胆管ガンとのことだが、亡くなる直前の7月までニコリ社の社長をされていたので急死だったのだろうか。鍜治さんといえば「数独の父」と言われるように、数独パズルを日本のみならず全世界に広めた立役者だが、あらためて記事を読むと数独は彼のオリジナルではなく、アメリカでNumber Placeとして知られていたものを輸入して「数字は独身に限る」というタイトルをつけて流行らせたのだという。日本でも同じパズルが他社から「ナンプレ」として売られているが、だからこれは数独(登録商標)のパクリではなく、名前からはこちらが本家だったのだ。それがいまでは外国でも「Sudoku」という名前で市民権を得ているそうだから、同氏はパズル作家としてではなく商才の方の才能に長けていたというべきだろう。
ニコリ社の方針は正直あまり好きでない部分もあるが、ニコリの多様なペンシルパズルはいつも楽しませてもらっている。数独は7月から朝日新聞に週4回の準レギュラー掲載という破格の扱いになったのは驚きだ。知らなかったがWikipediaによれば鍛冶氏は札幌出身とのこと。冥福を祈ります。
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