三等三角点「川下通」
秋晴れの2021年9月1日、久しぶりに石狩川を渡って田園地帯の当別町へ。まず目指すは「川下通」。JR学園都市線石狩当別駅から2キロほどだ。石狩当別駅は立派な橋上駅で、昨年「東小川」と「材北南」を訪れたときは北口へ下りた。今回は正面である南口に下りる(A地点)。駅から延びる駅前通りを南下し、次の信号の角を道道岩見沢石狩線へ右折する(B地点)。この道は直進すると石狩市八幡へ通じている。2つ目の信号(セブンイレブンの角)を左折して稲穂通にはいる(C地点)。道なりに南下すると町並みが途切れて田園地帯に出て左手に当別中学校がある。中学校の先の交差点から直進する道は未舗装の農道になる(D地点)。そのまままっすぐ畑の中を直進すると600 mほどで左手に下水処理場の建物が見えてくる。三角点はその敷地の手前角の農道沿いにある。下水処理場の入口は反対側の当別川に沿った道道112号線側にあり、車で行く場合はそちらからアクセスすることになるが、敷地の中を歩かなければならない。農道を歩いて行けば、角の土手をよいしょとよじ登ればすぐだ。農道からも木の間に三角点を示す黄色三角の標識ポールが立っているのが見える。その根元の草の間に標石が露出している。敷地角から10 mほどだ。
さて「川下通」という点名がちょっと謎だ。このあたりは地名でいうと当別町下川で、下川あるいは下川通というならわかる。当別町には川下という地名もあるが、それは当別川を下ったずっと先の方にあたる。昨年訪問した「北川下」や「南川下」がそのあたりだ。川下の方へ通じる通りという意味ならば、並行する現在の道道112号線を昔は川下通と呼んでいたのかもしれない。三等点であり標石の文字は右書きなのでおそらく大正年代の設置と思われるが、点の記には例によって最初の設置日の記載はなく、旧設置が1978年で、2005年に移転となっている。今昔マップには当別町は1950年までしか収載されていないが、1995年までは現位置の300 mほど東の道道沿いにあったことがわかる(新旧地図マーカー位置)。
〇三等三角点「川下通」
北緯 43°12′31″.8574
東経 141°30′17″.0909
標高(m) 11.25
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