四等三角点「二十三線」
好天に誘われて自転車で札幌大橋を渡って太美の田園地帯をひとまわり。まず向かったのは「二十三線」。ここは学園都市線の二十三線踏切のすぐ横でわかりやすい。わかりやすい場所なのに今まで足が向かなかったのは、設置が新しく標石が地下に埋設されて鉄蓋しか見られないからだ。三角点はやはり十字を刻んだ四角い標石じゃないと見た気がしない。
踏査日は9月6日。JRでアプローチするとなると石狩当別駅の方が近く、駅から歩いて3.2 kmほどだが、ぼくは自転車だったので石狩太美側から行った。昨年探訪した「北川下」からすぐ近くなので、そこまでは「北川下」のエントリを参考にしてほしい。二十三線の「北川下」への入口(A地点)からまっすぐ北上すると1.2 kmくらいで踏切に突き当たる。「二十三線」へは踏切の右手に線路伝いに回り込むこともできるが、足元がよくないので、踏切の手前(B地点)を右手にはいる農道から二十三線に並行する水路の裏側へ回って踏切の横へ出たほうがずっと歩きやすい。踏切横の信号ボックス(?)の手前に三角点の円形鉄蓋があり、左手の水路壁に黄色の三角点標識が貼り付けてある。鉄蓋の意匠は「若草」や「厚別」とは違うものだ。黄色三角プレートは普通はポールに付いているもので、こんなふうにじかに貼ってあるのは珍しい。点の記によれば設置は2013年と新しく、点名もまさにそのままで他に特記すべき来歴もない。
〇四等三角点「二十三線」
北緯 43°12′38″.8860
東経 141°29′12″.7925
標高(m) 10.06
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