表示杭の残骸
おだやかな秋晴れの一日。風もなく気温21.5 ℃と絶好のお出かけ日和だ。こんな日は太美の田園地帯を2,3時間ポタポタとLSDでもしたいところだが、いかんせん脚がなまりまくっている。最近では10キロを超える距離を走ることすらまれだ。ここ2年はマラソンなどのレースが皆無なので走る機会がないし、走りのモチベーションも低下する一方だ。がんばれば15キロくらいなら走れるかなと思ったけれど踏ん切りがつかず、体が勝手に動いて物置から自転車を引っ張り出す。同じ距離でも自転車なら楽勝だ。トレーニング強度は比較にならないけれど、いやこれはエクササイズではなくお散歩なのだと都合よく考えることにする。
この季節、郊外の風に吹かれて自転車を漕ぐのはそれだけでも楽しいが、やはり何か目的があったほうがいい。となると三角点探訪だよなといきたいところだが、あいにく太美周辺のめぼしい三角点はもうまわり終わっている。あとは地下に埋もれて探せそうもない四等三角点がいくつかあるが、わざわざ行く気はしないし。しいていえばひとつ気になっているのが、前回見つけられなかった「二十線」。国土地理院基準点成果等閲覧サービスの写真でみると、標石が明らかに地面から突き出していて、草が茂っていてもわかりそうなのに見つからなかった。機会があったら探し直したいと思っていた。そこへ行ってみるかな。
札幌大橋を渡って当別川堤防道路へ。ここは見晴らしがよく、車もほとんどこないのでランニングでも自転車でも快適で愛用のコースだ。春に遠望した残雪の山並みが、空気の澄んだ秋はひときわ稜線がくっきり美しい。南5号新橋までいって折り返し、19線までもどってから北上して337号線を横断、その先の学園都市線の踏切を渡って「二十線」へやってきた。昨年来た時よりも草が刈られて短くなっている。そのせいか前回はまったく成果がなかったところで朽ちかけた白い杭の残骸を発見した。かろうじて「・土地理・」の文字が残っている。国土地理院と書いた三角点の表示杭に違いない。これは収穫だ。が、この近辺に標石があるはずと探したけれど、全く見当たらなかった。折れて転がっていたので原位置がそことは限らない。今日はこれで撤退だけれど、もうちょっとこのあたりは探索の余地がありそうだな。
« 詰将棋パラダイス2021.9月号 | トップページ | 15センチ分の本 »
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 四等三角点「西裏」(2024.09.30)
- 二等三角点「当別」(2024.09.29)
- 四等三角点「北蕨岱」(2024.09.28)
- 三等三角点「東裏」(2024.09.27)
- 三等三角点「新川」(2024.09.20)
コメント