ブラタモリ松本城の巻
昨日のブラタモリは松本城の話だった。テレビはほとんど見ないのだがブラタモリは好きでよく見る。唯一難点は、出てくる学芸員だの大学教員だのの説明役の露骨なお追従がうざったいことだ。タモリが物知りなのは認めるけれど、ふつうに考えつきそうなことでも、「よっくおわかりになりましたね~。もぉー私の説明することがなくなってしまいました」とか(ならさっさと引っ込めよ)。それに目をつぶれば、他の旅番組とは違ってマニアックな紹介をしてくれるのでおもしろい。なのだが昨今は新型コロナ禍のせいかネタ切れなのか、新たなロケの比率が下がって、再放送とか再編集番組が多いのが残念だ。
松本は汽車旅的にも要所なので昔行ったことがある。たしか泊まったこともある。しかしちらっと松本城も行ったはずなのだが、残念ながらほとんど記憶がない。一度ゆっくり歩いてみたい町のひとつだ。なので興味津々だったけど、内容はいささか期待外れだった。なぜ松本城がここに成立したのか。自然地誌的にも人文地誌的にも要所であることは誰しも気づく。武田信玄ならずとも城をおきたくなるのはよくわかる。全国に5つある国宝城のひとつで複雑な構造が特徴といいながら城そのものの話はなくて、地形の話に終始していたきらいがある。それも糸魚川静岡線とか扇状地とかありきたりの内容で、新たな気づきというものに乏しい。掘り下げ不足だと思う。
それはともかく、改めて地図を見直してみたらけっこう広い松本盆地の中で松本城とか松本市の市街地は東の山すそにあるのが意外だった。北アルプスの眺望など西方のイメージが強いので、てっきり駅は西を向いていて西側に市街地が広がっていると思っていたけど、実際は逆だ。駅は東向きだったのだ。これでは行ったことがあるなんて恥ずかしくていえないな。近くには廃止になりそうな大糸線、スイッチバックの連続する篠ノ井線など見どころもたくさんあるし、いつの日か再訪したいものだ。
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