とうとう引退発表
引退ということで白鵬の話を書こうと思っていたら、突然思いがけないニュースが飛び込んできたので急遽そっちに変更。いや、思いがけないというのとは違うかもしれないな、大方の人はああやっぱりと思ったに違いない。北海道日本ハムファイターズの斎藤佑樹投手が今シーズン限りでの現役引退を発表した。昼の全国ニュースでも報じられていたから、けっこうインパクトのあるニュースということなのだろうけど、そのことがこの人の背負ってきた重荷を物語っている気もして複雑だ。
鳴り物入りでプロ入りしてもう11シーズン経ったのか。通算成績が15勝26敗、そのうち1年目に6勝、2年目に5勝を挙げたから、その後の9シーズンでは4勝しかできなかったことになる。よくも11年も現役を続けられたものだ。並の選手ならとっくにトレードか戦力外になっていただろうに。ここ数年はほとんど1軍に上がってこられなかったし、オフになると、え、また契約更改したの、という状況だったしな。
ファイターズファンというより北海道民にとっては、斎藤佑樹選手といえば早実時代の2006年夏の甲子園での田中将大投手擁する駒大苫小牧との死闘の印象があまりにも強い。延長15回引き分け再試合の最終回、最後の打者が田中という絵にかいたような幕切れだった。その後、早大に進学して大学野球でも活躍したけれど、いつまでも斎藤といえばマー君に投げ勝ったハンカチ王子というイメージだった。ぼくは結局生の投球を見たことがないまま終わってしまった。本人としてはプロ入り以降は不本意な野球人生だったかもしれないが、それも済んだことだ。お疲れさま。
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