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2021年10月14日 (木)

詰将棋パラダイス2021.10月号

 詰将棋パラダイス10月号、到着日は10月1日。結果稿は7月号分で、高校までは正解だったが短大の4番が解けなかった。持駒なしで考えやすいのだけれど、するりするりとかわされて詰まない。そんな変化が読み切れずに白旗。その代わり大学の3番が解けたのでよしとしよう。大学はなんとほぼ無仕掛けボックス型の相馬康幸氏特集。狭いところでごちゃごちゃやるのはわりと好きなのでずいぶん考えたのだけど、1題しか解けなかった。あとはずっと飛ばして最後のフェアリーランド。またまた6番で見損じ。解説最後の「21歩などで詰んでません」に引っかかったのはぼくだ。全解は逃したものの当選者に選んでいただいた。ありがとうございます。

 さて今月はまず表紙だな。作者名をみてびっくり。解いてみてあまりに易しいのに二度びっくり。そして表紙初登場というのに三度びっくり。まったくびっくり箱だ。表紙は作者のことばで自己紹介にもなるし、同じ人ばかり何度も載せないで毎月新しい人をどんどん載せればいいのに。
 詰棋校の問題はとパラパラとみて短大でむむっと手が止まる。なんと持駒いっぱい特集。どれくらい多いかというと、詰パラの持駒表記は飛飛金金金桂桂歩2のように歩以外は枚数分駒名を書くのが普通なのに、今月はスペースが足りなくて飛角2金3桂4のように歩以外も枚数表記になっているのが2作もある。持駒の多い作品は大の苦手なので、見るだけでげんなり。がんばってもまだ2作しか解けていないし。次は持駒なし特集でもやってほしいものだよ。捨てる神あれば拾う神ありというわけか、うって変わって今月は大学がやさしい。担当者のことばに偽りはない。しかもいずれも解いて楽しい。おおそうかそうかと感心しながらすんなり解けてしまった。短大よりよほど易しいのでお薦めだ。 

 見落としそうなところ、読者サロンの最後に昨年のヤン詰の年間解答成績が載っていた。なんと首位予想が2位タイの9回的中だった。偉そうなことを書くと、首位予想を当てるコツは自分の好みを捨てることだな。これはいい、首位だ、と思うのはおいといて、どれが万人受けしそうかを予想する。自分の中の順位ではなく解答者全員の順位を当てるのだから当然といえば当然だけど。などといいながら、今号の結果稿では見事にはずしてるし...。

 今月号は半期賞の発表。作品の部はああこれねという作品ばかりで納得の陣容。高校はあの鈴川氏作高25なのか。作者のことばに「2本の香打が相当難解になってしまい、苦労された解答者の方々にはちょっと申し訳ないことをしました」とあって、苦笑しきり。作者が申し訳ながる必要はないと思うが、今期の短11のようなやさしく楽しい作品もどんどん発表してください。解答の部はぼくは小学校でチョンボしたので全解は中学と高校だけだった。高校は3期ぶりだ。惜しかったのが短大。短大の全解はぼくには難しく、今回は初受賞のチャンスだったのに1題だけ間違えた。もうこんなことはないだろうな。

 あとひとつだけ、ぼくには関係ないことだけどp.79に大学院10の結果稿(8月号掲載)の採点の訂正というのが載っていた。8月号p.85の途中図1は73同とと王手したところ。作意は同玉と取って74とと王手するのだが、いったん84玉とよろけて75とに73玉と逃げてから74ととすると2手延びる。ところがこの場合73玉の局面で作意では65にいたと金が75に動いているので、63ととする早詰み順が成立する。つまり84玉とよろけるのは早く詰む変化であって、上記の作意に収斂して2手延びる手順は変化別詰(変別)ということになる。変別は誤解というのが定説になっているが、このケースは手順が2手長い迂回だけであってその前後の手順はまったく変わりはなく、119手という長編のごく一部なので、担当の堀内さんは考えた末に8月号では救済したのだった。それが変別は誤解という厳格な編集部の判断によって今号でくつがえされた。
 ぼくも変別には泣かされてきたからいうわけではないけれど、なんだかなあと思う。今回バツにされた人は、この2手の迂回手順だけであとはちゃんと解けているのだ。これが落とすための入学試験ならバツだろう。だけど通すための定期試験ならマルじゃないだろうか。ぼく(元教師)ならマルにするよ。それもいったん担当がマルにしたものをわざわざくつがえすとは。担当の裁量というには逸脱しているというのかなあ。どこかからクレームがついたのだろうか。詰棋校は解答競争だから厳格にというのはわかるけど、ちょっと度量が狭いのでは。

 長くなったので今月の1作は短いものを。小学校1番大崎壮太郎氏作の5手詰。角を引き、角を戻し、再度引いて中途で止める、これだけ。単なる邪魔駒消去といえばそれまでだが、いずれも香と龍という線駒の効きを遮るように動かすのが芸だ。難しいだけで何がいいたいんだかみたいな作品が多い中で、この作者の作品は狙いが明確で解いて納得できるので好きだ。しかもあまり難しくないのもうれしい。

 

211014 
詰将棋パラダイス2021年7月号
小学校1 大崎壮太郎氏作

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