uシート値上げ
例年だとそろそろJR北海道から来春ダイヤ改正の詳細が発表される頃だけれど、今年はまだアナウンスがない。そんななかで今日ひとつだけ社長会見の内容のなかに、「快速エアポート「uシート」へのチケットレスサービスの導入及び座席指定料金見直しについて」というのが発表された。これは9月の社長会見の「来春のダイヤ見直しについて」という予告には載っていたかったものだ。3月のダイヤ改正ではなく4月1日からの実施ということなので別扱いなのだろう。
チケットレスサービスは、すでに一部の特急で行われているようにエアポートのuシート指定席券をスマホなどからえきねっとで事前に購入し、そのままチケットレスで乗車できるシステムを導入するというもの。時間が決めやすい新千歳空港行きはともかく、飛行機の到着時間が読みにくい新千歳空港発のエアポートは前もって指定席券を買いづらかったが、これで到着前の機内からでも買うことができるようになったのは便利だ。ロングシートの733系編成が充当されることが多くなったので、uシートの差別化が大きくなったこともあり、売り上げ増加にもつながるだろう。
それはいいとして、サービス向上にともなって料金見直しも行われ、札幌~新千歳空港間の指定席料金が530円から840円へ値上げとなる。う~ん、840円かあという感じ。5年前の2016年までは310円だったからそれからすると2.7倍にも上がることになる。他空港のアクセス列車と比べても割高だ(下記)。経営難のJR北としてはエアポートはドル箱だから取れるところから取ろうということで、しようがないところか。
JR北「エアポート」uシート:840円(新千歳空港~札幌:37分)
名鉄「ミュースカイ」特別車両券:360円(中部国際空港~名鉄名古屋:28分)
南海「ラピート」レギュラーシート:520円(関西空港~なんば:37分)
JR西「はるか」指定席料金:530円(関西空港~天王寺:32分)
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