2021年の一冊
恒例の、といっても3回目だが、前年読んだ本の振り返り(→2020年版、2019年版)。
2021年に読んだ本は計96冊(実数)ですべて紙媒体だ。この数は上下分冊など複数巻をすべてカウントしているので、実タイトル数でいうと69タイトルになる。2020年は111冊で86タイトルだったから、前年比ほぼ20%減となった。年間100冊に届かなかったのは5年ぶりだ。特に理由は思い当たらないが、久しぶりにニコリ熱が復活してそっちに時間を取られたせいかな。内訳は以下の通り(カッコ内は前年比)。
総冊数 96(-15)
タイトル 69(-17)
★5 9(+4)
★4 27(-11)
★3 33(-9)
★2 0(-1)
★1 0(0)
今年は読んだ冊数のわりに★5個が多い。全体比13%というのはちょっと多すぎだ。例年だと5%くらいだから、当たり年だったというよりは評価が甘かったような気がする。その★5個をつけたのは次の9タイトル。毎年書いているように、これは2021年にぼくが読んだというだけで、出版年月とは関係ない。古い作品も新しい作品もまじっているので、客観的な比較の意味はなく、個人的なものだ。
・涙香迷宮(竹本健治)
・ジュラシック・パーク(マイクル・クライトン)
・風神の手(道尾秀介)
・草笛物語(葉室麟)
・カエルの小指(道尾秀介)
・11/22/63(スティーヴン・キング)
・ドリームキャッチャー(スティーヴン・キング)
・遠巷説百物語(京極夏彦)
・宇宙創成 (サイモン・シン)
昨年同様スティーヴン・キングが2タイトルはいっているのはさすが。というかまあ個人的な好みだな。11/22/63は感動的だった。ドリームキャッチャーは例年なら4個かも。
道尾秀介が2タイトルか。ちょっとこの辺も甘いかも。
京極夏彦がはいったのはうれしい。初期のころのような思わず唸らされるような快作(怪作?)をどんどん書いてほしいものだ。
さてベストワン選び。毎年難しいが、2021年度junkchem大賞は「宇宙創成 (サイモン・シン)」にする。たまにノンフィクションがはいってもいいだろう。これはもう圧倒的。
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