留萌線再開
先週全道を襲った冬の嵐によって運休が続いていた留萌線深川~留萌間が、ようやく明日土曜日の午後から運転再開となるようだ(JR北webページの列車運行情報より)。報道によれば、留萌線の終日運休は14日から続いていて今日で8日間となる。こんなに長く運休が続いているのはここだけだ。とにかく再開が決まってよかった。
1月11日からの大雪によってJRの各線は連日大幅に運休やら遅れが出ていて、札幌圏の大動脈千歳線ですら終日運休した日があった。それも週明けには収まって、他の各線区はとっくにほぼ平常運転にもどっている。やっと開通する留萌線は、雪の多い山間部路線であることを考慮しても、他線区より1週間近く遅れるとはちょっと解せない。路線延長は50キロほどだし、人力除雪を必要とする分岐器も留萌駅と途中の峠下駅にあるだけだ。もちろん路線の安全確認や沿線各駅の駅施設の除雪もあるだろうが、今週はほとんど雪が降っていないし、そんなに時間がかかるとも思えない。やろうと思えばだ。つまり、優先度が低いんだろうなと勘ぐってしまう。
それで思い出すのが一足早く2016年末に廃止になった同線の留萌~増毛間だ。この区間は末期には春先の雪解け期に沿線斜面の雪崩の危険性があるとして、1ヶ月以上も運転休止されていた。重要な路線なら対策のしようもあるだろうし、長期運休など考えられないところだ。廃止予定の路線に余分なお金はかけられないという経営判断なのだなと考えてしまう。同じように今回の復旧後回しをみても、もう留萌線残存区間の命運は尽きていると思わざるを得ない。
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