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2022年2月27日 (日)

上には上が

 2月にはいって大雪と暴風雪で二度にわたって北海道のJR線は異例の長期運休に追い込まれた。災害級の悪天候だったのは間違いないので、例年並みの冬対策では追いつかなかったのはしようがないところもあるが、一方で長年道民をやっている身としてはこのくらいの雪で連日止まるようでは心もとないなというのも正直なところだ。しかし、このニュースをみてびっくり。中国地方のJR木次線は大雪のためにすでに1ヶ月以上運休しているのだそうだ。これは知らなかった。

 運休しているのは中国山地を越える島根県の出雲横田駅から広島県の備後落合までの29.6 km区間。ここは途中に出雲坂根駅の三段スイッチバックがある険しい区間で、その前後は人跡まれなというくらいの山間路線だ。1月12日に列車が積雪で立ち往生して以降、除雪が行われずにタクシー代行が続いているという。映像からは除雪できないほどの雪には見えないが、なだれの危険があるため雪のある間は運転を見合わせるのだそうだ。これは今年に限ったことではなく、2ヶ月以上運休した年もあるというから驚く。

 この木次線をはじめ中国地方の山間部路線はいずれも超閑散線区で、JR西日本は今後のあり方を検討したいとバス転換も視野に入れた考えを表明している。こういうことが毎年続くようでは路線存続も危ういといわねばならないだろう。いずこも同じというか暗澹たる気持になるな。

 

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