投薬開始
今日は定期的に通っている血液検査日。もともとは白血球数の減少だったのだが、そっちはほとんど問題なくなっていて、最近はそれよりも血中コレステロール値が高いのが経過観察対象になっている。前にちょっと書いたが、次にこれくらい高かったら投薬始めますかといっていたのが、次には少し下がってじゃあもうちょっと様子見ましょう、という繰り返しでなかなか投薬が始まらない。
で今日の値は、LDL-C 164, HDL-C 96 とまたちょいと高い。ぼく「薬はまだいいですか?」、医者「ずっと140超えているし飲んだほうがいいんですけどね、どうします?」、ぼく「おまかせします(あんたが決めろよ)」、医者「じゃ薬出しますか」、ということでやっと投薬開始となり、シンバスタチン5 mg錠をとりあえず60日間処方された。
スタチン系薬剤は、コレステロール生合成につながるメバロン酸経路の律速酵素であるHMG-CoA還元酵素の阻害剤で、日本で発見された有名なものだ。学生時代に二次代謝や生合成の勉強をしている頃に、ちょうど三共の遠藤章氏らがメバスタチン研究を展開して大きな話題になっていた。それからの一連の薬剤開発と今日の隆盛はいわずもがなで、いまやコレステロールといえばスタチンだ。ぼくもとうとうそのスタチンを飲むようになったかと思うと感慨深い。2ヶ月後の検査が楽しみだ。
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