胆振東部地震以来
前回2月6日の大雪から2週間、またまた大雪に見舞われた北海道。昨日は全道のJR列車がほとんど運転できず、1日の運休本数が1000本を超えたのは3年半前の胆振東部地震のとき以来だそうだ。あの地震のときはいわゆるブラックアウトで全道が停電という大災害だったから、当然列車の運行はできなかった。今度のは全道的な暴風雪だからホワイトアウトによるものだ。
前回は予想外の大雪の不意打ちをくらって、日中駅間に列車が次々に止められて動きが取れなくなり、その留置車両が除雪作業の支障となって、復旧まで5日間もかかった。その苦い経験を生かして、今回は前日のうちに21日朝から札幌圏は全線運転見合わせの措置をとって除雪作業にあたったはずだった。それなのに今日の22日になっても列車は動かず、札幌~新千歳空港間のみ昼から運転再開予定だったのがそれもできなくなり、夕方になってやっと手稲~札幌~江別間だけ1時間2本ていどが動き出しただけだ。
優先順位が高いはずの新千歳空港方面が今日中の復旧を断念して後回しになったのは、肝心の千歳線沿線が札幌以上の大雪だったせいだ。JR北海道 非常時列車運行情報【公式】ツイッターに、もう匙を投げた感が漂う北広島駅構内の絶望的な写真が載せられていた。これではとうてい列車を走らせるなどおぼつかないだろう。今回は線路上に列車がいない状態で除雪作業に万全を期していたはずなのにこの体たらく。前回と違って今回は風が強く猛吹雪による吹き溜まりができて作業が遅れたというのはあるだろうが、それにしても北海道の公共交通機関としてはちょいと非力なのではと思ってしまう。
今日は千歳の大雪で飛行機も全便欠航という話だ。25日の国立大二次試験に向けてそろそろ早めに移動する受験生もいるだろうし、明日はきちんと復旧して動いてほしいものだ。
« 青春18きっぷ40周年 | トップページ | そこのけそこのけ道路が通る »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 2000エントリ(2023.10.01)
- 北海道バスフェスティバル2023(2023.09.02)
- 2023.8月の総括(2023.08.31)
- 記録更新(2023.08.23)
- ハチの巣(2023.08.22)
「鉄道」カテゴリの記事
- 南小樽駅(2024.07.07)
- 小樽築港駅(2024.06.21)
- 朝里駅(2024.06.02)
- 銭函駅(2024.05.17)
- 新幹線函館駅乗入れ計画(2024.04.02)
コメント