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2022年3月

2022年3月30日 (水)

交差接種

 新型コロナワクチンの追加接種をやっと完了。本来なら2回目から7ヶ月経過後すぐの今月初めに打つつもりで、集団接種会場での予約も済ませていたのだけれど、よんどころない事情でキャンセルとなって仕切り直しして、今日近所のクリニックで接種を受けてきた。3回目接種は思うように進んでいないという実情を反映してか、2回目までは取れなかった近場の予約が簡単にとれたので、家を出てから帰宅まで30分ちょっとというお手軽さで楽ちんだった。
 ぼくらの場合、1,2回目は武田/モデルナで、3回目はファイザーの交差接種になった。交差接種の是非についてはいろいろ言われているが、ほとんどのケースが最初がファイザーで追加がモデルナの場合の議論で、その逆の話はあまり聞かない。効果に関しては大差ないだろうけれどファイザーの副反応は未経験なので、明日どうなるかな。

 

 

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追加接種完了

2022年3月29日 (火)

語音聴力検査

 加齢性難聴で補聴器のお世話になっている母を、ここしばらくとみに聞こえが悪いので耳鼻科に連れて行った。難聴には伝音性と感音性があって、中耳より外の伝音が原因の伝音性難聴は補聴器によって100%回復するが、加齢性難聴の原因であるより内側の感覚機能低下による感音性難聴は100%回復は難しいというようなことは、これまでも知っていた。しかし、今回普通の聴力検査のほかに語音聴力検査なるものがあることを初めて知った。
 今回受診したのももとはといえば、難聴だとしても大声で話せば聞こえるはずなのに、なかなか話が伝わらないのが変だなと思っていたのが原因だ。語音聴力というのは音自身の聞こえではなく、単音節語音の弁別能力のことで、普通の1000 Hzや4000 Hzの純音ではなく、実際にアとかウとかの語音を聞いて聞き取り能力(語音明瞭度)を検査する。やってみるとそれがほとんどできていないことが分かった。
 音自体の聞こえも低下しているのは事実だが、それ以上に語音の聞き取り機能が低下しているので、大声出してもあまり効果がない。なるほどなあと腑に落ちた。治療のしようはないが補聴器を調整すればある程度は回復するらしいので、それでなんとかするしかないが、なかなか難聴というのも奥が深いものだ。母どころかぼく自身ももう高音域の聞き取り力が低下しているし、今後はそんなことにもなりかねない。はあ、老々介護で教えられることが多いな。

 

2022年3月27日 (日)

山線問題決着

 ここでも何度も話題にしてきた北海道新幹線札幌延伸にともなう並行在来線経営分離のうち、長万部~小樽間の通称山線が全区間廃止のうえバス転換することに正式に決定した。もうこうなることはほぼ見えていたので予定調和の結論という気しかしない。最後まで鉄道を残す可能性をさぐっていた余市~小樽間にしても、沿線の余市町と小樽市だけで年間5億円ともいわれる赤字額を負担できるはずもなく、断念ということになった。

 この最後まで残っていた余市~小樽間は輸送密度が2000くらいあるということで、赤字路線の廃止基準をクリアーしていて、鉄道を残せる可能性があるのではないかという考え方もあったが、第12回後志ブロック会議(2022.2.3)議事録の質疑のなかで、2018年の輸送密度は2000人くらいあるが、その数字は倶知安方面から直通する乗客を含むもので、それを除くと1200-1300人くらいという実態が明らかにされている。つまり余市から先を廃止してしまったら輸送密度は現状でもとうてい2000には届かないということだ。もちろん山線問題は赤字がどうこうが直接の原因ではなく、あくまで並行在来線経営分離の扱いだが、輸送密度で廃止云々を論じるときにこういう落とし穴もあるのだな。

 これで函館本線長万部~小樽間は整備新幹線開業にともなう並行在来線経営分離のうち、信越本線横川~軽井沢間に次いで2例目の鉄道廃止区間ということになる。横軽は専用装備の車両が必要な急勾配の特殊区間だったので、普通の路線の廃止は初めてのようなものだ。そして、次の関心は残る函館~長万部間の帰趨に移るのだが、こちらはまた貨物輸送がからんで難航しそうな雲行き。沿線自治体というよりは国や道が主導で方向性を定めないとどうにもならないのに、どちらも今のところ表に出てこないのが困ったものだ。

 

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NHK News Webより

2022年3月25日 (金)

大通公園大連結案

 また奇抜な案が。札幌市は大通公園を寸断している南北の通りを廃止して公園区画をつなげる方針なのだそうだ。具体的には、西1~13丁目の13区画を分断している11本の通りのうち、国道である西4丁目通(札幌駅前通)と西11丁目通(石山通)を除く9本の市道が廃止対象となっている(西9丁目通はすでに廃止されていて公園がここだけはつながっている)。

 公園の魅力や機能を生かすという点ではつなげて広げるのは好ましいのだろうが、道路が碁盤の目に走っている都心部の南北をつなぐ道路をこれだけ行き止まりにしてしまっては、交通への影響が大きすぎる。西の方はともかく都心に近い東側は問題で、特にバスが頻繁に走る西2, 3丁目通を止めるのはどう考えても無理なので、新幹線駅工事に伴う札駅バスターミナルの東側への移設とともに、バスの通行路を創成川通に移行するなど抜本的な交通動線の変更が必要だろう。それにしてもタクシーや商業用車は困るだろうが。その創成川通にしても、北の札樽道から都心直結道路が新設されて交通量が飛躍的に増えるとパンクしそうだ。

 さらに、夏場はともかく今年のような大雪を経験すると、道幅が狭くなる積雪期の渋滞が深刻度を増すだろうし、ススキノや狸小路界隈で火災が起きたりしたときの緊急車両の通行は大丈夫なのか、と心配にもなる。もちろんえいやっと廃止してしまうのではなく、これから交通量解析や利用者意向調査をして廃止する道路を決めるとのことだから、フタをあけてみたらこのうちの数本ということになるかもしれないが、それにしても大胆な。

 

2022年3月24日 (木)

肥薩線の復旧費用

 一昨年の豪雨で大きな被害を受け不通になっているJR九州の肥薩線八代~吉松間の復旧費用が概算で235億円と算出された。通常の災害復旧スキームではJRが半分、残り半分を国と県が負担するので、JR九州の負担額は100億を超える。とうてい一企業で拠出できる金額ではない。しかも新幹線などのドル箱路線ではない。肥薩線は大赤字線で輸送密度は八代~人吉が414、人吉~吉松は106で、営業赤字は年間9億円にのぼる。最近取りざたされている赤字路線廃止の目安となる輸送密度は2000だから。そんな赤字路線の復旧に100億円はありえない。

 今回、JRと国、県の三者での肥薩線復旧検討会議で、国交省は復旧費用の半分以上を占める流失した球磨川橋梁を河川対策工事と一体で再建する、すなわち国が負担する案を提示した。仮にこの部分の125億円をまるまる公共事業として扱えば、JRの復旧費用負担は残りの110億円の半分すなわち55億円となる。それでも大きな金額であることには違いはなく、さらなる負担軽減策も考えられているという。仮に復旧して運行再開しても年間9億の赤字まで国が面倒見てくれるわけではないので、JRとしても頭の痛いところではあるかもしれない。もちろん公費負担ということは税金を投入するわけだから、一地方の大赤字線にそれが妥当なのかという議論にもなるだろう。

 それにだ。北海道民としては考えてしまう。すでに廃止になってしまったJR北海道の日高本線鵡川~様似間の場合、当初の高波被害が26億円、その後の台風被害も加わって復旧費用総額は86億円になった。このうち大半は海岸線の護岸保全工事であり、このときは国がその部分を丸抱えするというような話はまったくなく、最低でもJRが半分負担するとなると43億円で、もちろん復旧後の赤字解消の目途があるわけではなく、廃線という結論になった。もし肥薩線のケースのように国が護岸工事部分を肩代わりしてくれたからといって、残りをJR北海道が負担しきれたかはわからない。しかし、護岸工事だって国土保全という点では河川対策と変わらない公共性があるのではと思う。どこからこういう国の対応の差が出てくるのだろう。

 

 

2022年3月22日 (火)

鉄道と道路の差

 福島県沖地震(3/16)での東北新幹線脱線のニュースにびっくりした話を前に書いた。それからほぼ1週間、その後の調査によって新幹線関係の被害は予想以上に甚大で1000ヶ所以上にも及ぶことが判明し、全線での運転再開は4月20日頃になる見通しとされている。1ヶ月超の運休というのは東日本大震災以来のことだ。しかしなんでまた同じ3月なんだろう。偶然とはいえ、人の流動の多い時期に大変な影響があるだろう。

 被害が大きく復旧に時間がかかっている新幹線に比べて高速道路の復旧は早く、東北自動車道は地震の翌日には全線で早くも通行止めが解除された。東日本大震災のときも復旧までに49日を要した新幹線に対し、高速道路は驚くことに翌日には仮復旧ができて許可車両の通行が可能になったのだそうだ。もともとの被害の度合いも違うだろうし、高速運転で精度を要求される新幹線の線路とゴムタイヤ車両で自由度の高い道路という違いがあるとはいえ大きな差だ。災害時のライフライン確保の観点では道路の方が格段に有利なのは間違いない。確かに、地震に限らず台風などの災害時でも、被災した鉄道の復旧は困難でも並行する道路の復旧が早いのは常だ。それどころか鉄道の場合は復旧できずに廃線になってしまうところが、高千穂鉄道、JR岩泉線、日高本線(部分)、日田彦山線(部分、予定)などたくさんあるが、国道や県道などで災害で付け替えもなく廃道なんて話は聞いたことがない。道路の復旧の方が簡単なこともあるし、鉄道は道路で代替できるが逆はできないからでもある。結局、赤字路線廃止問題もそこに行きつくのだ。

 復旧作業も鉄道の場合は一企業でやらなければらなないのに、一般道は国や都道府県が管理しているのだからその違いも大きい。先年廃止になった日高本線だって、鉄道会社が崩れた海岸線の護岸工事からやらなければならないのだから大変だ。鉄道も上下分離して国道相当の幹線は国、都道府県道相当の地方交通線は都道府県が路線を管理し、JR各社は列車運行だけを担うようにすればいいんじゃないか。今回のケースも高速大量輸送機関としての新幹線の役割は大きく、いくら高速バスを増便したり航空臨時便を飛ばしたりしても限度があるだろう。ならばなおのこと国土の骨組みである新幹線網は国が運営(少なくとも路線部分は)するのがいいように思う。

 

2022年3月20日 (日)

こども1000円

 今年はこどもが主役だそうだ。
 なんのことかというと、JR北海道の「JRで行く富良野・美瑛2022」キャンペーン。例年発売されている「ふらの・びえいフリーきっぷ」が期間限定でこども特別価格1000円になるというニュースリリース
 このフリーきっぷは札幌発で滝川~旭川~富良野・滝川~富良野~幾寅がフリー区間、往復とも特急自由席に乗車できて、おとな料金が7400円、通常はこども料金が3700円だ。それが今年は4/29-10/31の利用期間のうち、4~6月と9~10月に限っておとなと帯同する条件でこども料金が1000円になる。
 つまり、最近はやりのこども料金を割引いて負担感を軽減し、家族で旅行してもらおうという狙いだ。おとな1人につきこども2人までOKということなので、夫婦2人とこども4人の家族だとすると、正価で29600円のところが18800円ということになる。コロナ禍で減った客足にもどってきてもらいたいという願いと、こどもに汽車旅の楽しさを体験してリピーターになってもらおうという願いもあるのだろう。ぼくはクルマより汽車旅派なので、そういうこどもたちが1人でも増えてくれたらうれしい。1000円などといわず思い切ってもっと割引いてもいいくらいだ。
 そういえば、狙いはちょっと違うけれど小田急電鉄がこども運賃をどこまで乗っても50円にするというニュースにはびっくりした。もともとこども運賃の全体に対する割合は低いので、それなら子育て世代にアピールするようにと実行に踏み切ったという話だが、こういう試みはどんどんやったらいいと思う。小田急はこどもだけで乗っても50円だからうらやましい。ぼくがこども時代に沿線に住んでたら毎日乗り歩いてたろうな(笑)。

 

2022年3月19日 (土)

HOKUOパン閉店

 これはちょっと残念なローカルニュース。HOKUO(北欧)パンは、以前西区八軒に本店と工場があって、しばらく住んでいた八軒の公務員宿舎から近かったこともあって、パン好きのぼくはよくパンを買って食べていた。手ごろな値段でおいしいパンだった。あいの里に引っ越してからは買って食べることもなくなってしまったが、一時はあちこちにあった店舗も今はアピアにたった1店残るだけになっていたとは知らなかった。そのアピア店が3月22日に閉店だそうだ。
 パン屋もあちこちにいろいろあるので過当競争なのだろう。高級食パンがブームになって、わけのわからない店名の高いパンが一部でバカ売れしたりしているが、もともとパンは高いし低成長時代でしかもこれから小麦の値上げなどがあって、パン屋さんには大変な時代なのかも。22日には札駅近辺に出る用事があるので寄ってみたいけれど、きっと大混雑なのだろうな。

 

2022年3月17日 (木)

東北新幹線脱線

 昨夜の地震、このあたりは震度2だったので、寝床の中でお地震だと気づいてまた寝てしまったが、今朝ニュースをみて意外に大きな地震だったのに驚いた。なかでも東北新幹線が福島~白石蔵王間で下り列車が脱線というのにはびっくり。それもH5+E6系の17両編成のうち16両もが線路逸脱したというからひどい(写真を見ると主編成はJR東のE5系ではなくJR北のH5系のようだ)。新幹線は以前上越新幹線が中越地震で脱線したのをうけて、すべてに脱線を防ぐ逸脱防止装置が装備されたはずだ。それがまるで効かなかったとは。車内は、揺れで乗客が天井に頭をぶつけたとか通路に投げ出されたとかいう話で、けが人が出なかったのが幸運だった。対向列車の有無などひとつ間違えば大事故になるところだったろう。映像をみると高架橋も破損しているようだし、予想以上に大きな揺れに見舞われたのかもしれない。復旧作業には今月いっぱいはかかりそうとか。コロナ禍とはいえ人の移動の多い時期でもあり影響は大きそうだな。

 

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NHK NEWS Webより

 

2022年3月15日 (火)

春の雪

 今日は終日ベタ雪が降り続く。ここのところ平年を上回る気温と好天で順調に減り続けていた積雪深が、この時ならぬ春の雪で逆戻り。しかしこの時期にこういうことは珍しくなく、3月半ばになれば10センチくらい積もってもすぐに解けてしまうので、大勢に影響はない。昨日のエントリで触れたパートナーシップ排雪が、今週からやっと近隣の町内まで到達したので、うちの町内会も今週末か来週早々にはやっと排雪してもらえそうだ。それでも当初予定より3週間遅れだ。うちが最後というわけではなくまだその後に待っている町内もあるわけで、早い年ならもう積雪がゼロになることもある3月末まで排雪作業がずれ込むなんて、ほんとに悪い冗談としか思えない。

 累計降雪量でいうと札幌管区気象台の値は今朝9時で459 cmと、平年値より50 cmくらい多いだけだ。そのくらいの差で今年は災害ともいえるくらい都市機能がマヒ状態に陥った。総降雪量よりも降り方の集中度や気温などの状況がいかに影響が大きいかがわかる。こんなことは何年に一度のことかもしれないが、その何年に一度の災害に備えるのが為政者の務めだとしたら、市長をはじめ今の札幌市当局は落第だ。おりしも、冬季五輪招致の意向調査の結果で賛成が過半数になりそうだというニュース。まったくおめでたい人が多いとみえる。冬場の生活確保ができなくてなんでオリンピックなんかやってる余裕があるというのだろう。

 

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札幌の積雪深(気象庁webページより)

2022年3月14日 (月)

ミスリード

 今日のHTBイチオシのこのニュース。これは明らかなミスリードか、じゃないとすると取材不足からの事実誤認だろう。たしかに今年の雪は多く、あいの里地区の積雪がまだ100センチというのは正しいし、生活道路も多くはボコボコで車が埋まりやすい状態にあるのは確かだ。だけど、このあいの里学園通り(正面奥が道教育大札幌校)の南行車線に並ぶ路上駐車の列は、生活道路に車でもどれないからここに置いてあるわけではなく、今日から始まったあいの里4条5丁目(ちょうどこの通りの右側の街区)のパートナーシップ排雪作業によって、日中の生活道路の車の出入りが支障されるために一時的に避難している車だ。これは今年に限らずまたこの地区に限らずどこでも見れらる緊急避難措置であって、今年の大雪とは関係ない。

 今年の大雪による生活道路の通行障害で、緊急車両はもちろん毎日のゴミ収集車の収集業務に大きな支障が出ている。ゴミ収集の人は収集車がはいれない道路のゴミステーションから手作業でゴミを運び、収集車は生活道路内を周回できずにバックで元の道路へもどるなど、大変な作業量をこなさざるをえない状況になっている。上っ面の路上駐車列をみて鬼の首を取ったかのような誤解を招く報道をやめて、もっと地に足の着いた事実を伝えてほしい。

 

2022年3月12日 (土)

詰将棋パラダイス2022.3月号

 詰将棋パラダイス3月号、到着日は3月2日。結果稿は12月号分で、短編コンクールの結果発表がある。9手詰が50題。特に問題になるような作品はなかったなと思っていたら、なんと2題も間違えた。8番井上氏作、連続不成にばかり気を取られての手順前後。これはまったく不注意としかいえない。それから22番鈴川氏作、と金そっぽの見落とし。中合したときに飛がブラだと逃れか、そこまでは気がつかなかった。先月結果稿の高25でも中合を見落としたのだったが、最後まで気を抜いてはいけない。両作とも誤解者が多数でていたが、もちろんちゃんと正解している人はいるわけだし情けない。

 今期のトップは46番柳原氏作、これはまあ納得の結果だろう。ぼくは評価点をA16個、B27個、C7個つけたのだが、A評価の16作のうち上位20位にはいっているのは10作しかなかった。一方、C評価7作のうち40位以下だったのは5作。いつもぼくの主観評価は大勢とはずれていることが多いのでまあこんなものだろう。ちなみにぼくがA評価をつけた16作品のなかで最も総合順位が低かったのは、28番武氏作でなんと36位。こういうシンプルで狙いのあるのは好きなんだけど、一般的には易しすぎるという評価なのだろうな。

 その他の結果では、幼稚園は全題正解だったはずなのに名前がない。というか先月までずっと全解で連続正解者に名前があったのに今月はどこにも名前がない。これは単純な記載の脱落だろう。まあいちいち修正依頼は出さないけど(後記:事実誤認でした、失礼しました)。 同人室はあまり解けなかったが、中で気に入ったのは7番金子氏作。ほんとにこの人の作品はいつもおもしろい。あとはなんといっても15番の馬屋原氏作なんだけど、残念ながら途中の63桂成を同玉と取る変化が詰められず白旗。どうせこっちは変化なんだろうから飛ばせばよかったんだよな。変なところがまじめで損をする

 フェアリーは年に2回の神無一族。コアすぎて手が出ないことも多いが、今回はなんとか1,2,4の3題解けた。4番は長手数だが繰り返しなので鍵に気づけばそう難しくない。飛角の開き王手の組み合わせを1サイクルごとに交互に変えるのがミソで実にうまくできている。しかしこういう作品を創作する人の頭の中はどうなっているのだろう。ほんとに感心するしかない。
 ところで、推理将棋は2題しか解けなかったけれど先々月に続いてまた当選者に選ばれた。ほんとにここは当選確率が高い。おすすめだ。。
 出題作の方では今月号は短大が豪華ラインナップという触れ込みだが、それをいうならぼくにはデパートが負けず劣らずの豪華さに見える。時間があればじっくり取り組みたいが、今月は諸事多端なのでたぶん無理だろう。

 今月の1作は個人的な推しということで、上述の短編コンクール28番武紀之氏作(9手詰)にしたい。おっという初手の後はリズミカルな守備銀の千鳥移動という簡単な一幕もの。こういう作品の場合、易しさは長所だと思う。

 

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詰将棋パラダイス2021年12月号 短編コンクール28番 武紀之氏作

2022年3月10日 (木)

アポストロフィのある駅

 明後日3月12日のダイヤ改正に合わせて新規開業する学園都市線ロイズタウン駅の完成記念式典が、一足早く本日行われたそうだ。まだ駅前広場は整備されていないので、箱型の駅舎とホームしかできていないが、その新駅舎前で当別町長やJR北海道社長に当別町の「とべのすけ」も加わってテープカット等が行われた。
 すでに発表になっている新ダイヤによると、同駅に停車する初列車は上りが6:33の札幌行き524M、下りが6:50の北海道医療大学行き2531Mとなっていて、それ以降は朝晩の一部を除きほとんどの列車が停車する。
 さてそれはともかくこのロイズタウン駅、英名がRoyce' Townとなっている。駅名の由来の菓子メーカーがRoyce'なのでそのままなのだが、末尾のアポストロフィが気になる。そもそも社名のRoyce'とは何の意と調べてみたら、創業者の名前のヤスヒロを並べ変えたロヒスヤから取られたものだという。ロヒスヤ→ロイズ屋→Royce's Confectときて、s以下を省略してRoyce'となった。脱力するような経緯だ。なんでアポストロフィを残したんだか。
 というわけでロイズタウンは英名にアポストロフィをもつ駅となったわけだ。ローマ字以外の記号というとハイフンのつく駅はありそうだけど、アポストロフィはさすがに国内では初めてだろう。

 

 

2022年3月 9日 (水)

確定申告2022

 毎年この時期の年中行事、確定申告書をつくって郵送してきた。今年もまたマイナンバーカードを取得していないので、web上で作成した用紙をプリントアウトして郵送というアナログな方法によっている。とはいえ昨年のデータを読み込んで修正するだけでいいので大した手間ではない。今年の変更点は申告書にハンコを押さなくてもよくなった点だ。ぼくはハンコ嫌いなので、こういう提出書類の捺印がどんどん省略される方向にあるのは歓迎だ。というか、省略していいならなんで今までハンコ押していたのだろう。慣例だけならまことにあほらしい。

 とかなんとかぶつくさ言いながら封筒に封をして、状差しを確認して見つけたのが国民健康保険料の納付証明書。ん、これは...。あ、そういえば一昨年までは年金から天引きされていた国保料が昨年途中から引かれなくなって別納になったのだった。その顛末はブログにも書いたはずだ。その別納分の納付証明書ということは、これは年金の源泉徴収票記載分とは別だから、社会保険料控除の項目に追加で書かなければならないのだ。昨年の確定申告時は全部天引きだったからそこが今年は違う。うっかりしていたやばい。ということで申告書を修正再作成し、封を開けて差し替える羽目になった。直前に気がついてよかった。しかし前にもこんなことがあったような。毎年同じようでも変わったこともあるので油断ならん。

 

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今年のお知らせ 

2022年3月 7日 (月)

東京マラソン2021

 タイトルの間違いではなく、昨日リアル開催されたマラソンは2022ではなくて東京マラソン2021なのだった。オリンピックと同じで1年延期開催という位置づけなのか。とにかく久々の一般市民が走るメガマラソンを見た感じだ。一昨日書いたように、北海道でも少しずつリアルマラソン大会が開催されるようになっているし、今年は自粛一辺倒ではなくきちんと対策をとって開催する方向へと変わりつつあるのを感じる。
 その東京マラソンの結果は、男子はキプチョゲ、女子はコスゲイが前評判通りの優勝。いずれも世界記録はならなかったがさすがの走りで圧勝という感じだった。日本人の方は鈴木健吾が4位、一山麻緒が6位とこちらも貫禄の日本人トップ。周知のようにお二人は夫婦で、ギネス記録だとか。すごいや。一山は2時間20分切りはならなかったが、鈴木は一昨年の大迫傑の記録より早い2時間5分28秒の好記録だった。コースが走りやすく、気象条件もよかったのかもしれない。
 これなら東京オリンピックを暑い札幌などでやらずに、今の時期に東京でやればよかったのにという気になる。あれ、それだと北京オリンピックになってしまうか。マラソンは冬季種目にしてはどうかなんて案もあったように記憶するが、もともと冬のスポーツなんだよな。
 一般の部はエントリーを2万5千人に減らして、なおかつ重症化リスクが高い65歳以上は参加見送りを要請した結果、当日参加者は1万9千人だったそうだ。なんだかなあ。自分が65歳以上だからいうわけではないが、自己責任で走らせてあげてもいいんじゃないかと思うけど。こういう流れが一般化するとちょっと困る。

 

2022年3月 5日 (土)

今年も北オホーツクは中止

 そういえば2月下旬に開催可否を判断するということだった今年の北オホーツク100 kmマラソン。久々にwebページをのぞいてみたら...、案の定というか3月2日付けで中止の告知がされていた。これで3年連続の中止だ。
 一方でサロマ湖100 kmウルトラマラソンの方はというと、2月中に判断するということだったが、状況が刻々と変化してきていて詳細な検討が必要なため最終発表は3月中旬へと持ち越されていた。(東京マラソンも開催されることだし)なんとか開催したいという思惑が透けて見える。
 その他の大会では、まず洞爺湖マラソンは5月15日にハーフマラソンのみ現地開催で、フルマラソンはオンライン開催となっていた。なんでハーフができるのにフルはできないのか不可解だけど、人数的なものなのだろうか。そのハーフは知らないうちにすでに〆切られていた。2500人の定員に対してエントリー数は1467人だった。やっぱり少ないな。
 続いて、千歳JAL国際マラソン(6月5日)、こちらは感染対策をして実施。すでに3月1日からエントリーが始まっていた。今年はフルと17 kmの二種目で各2500名定員。さてどうするかな、と考えている余裕もあまりないが。

 

 

2022年3月 4日 (金)

A級順位戦最終局

 昨日はいわゆる将棋界の1番長い日というやつ、すなわちA級順位戦最終9回戦一斉対局の日だった。例年だと、この日の結果によって名人挑戦者やA級からの陥落者が決まるという劇的な日なのだが、なんと今年は2月の8回戦までに挑戦者も陥落者もすでに決まってしまっていて、昨日の最終戦は残留者の順位争いだけという拍子抜けの日になってしまった。リーグの順位というのはけっこう重要ではあるが、やっぱり挑戦や陥落がからまないと盛り上がらない。中での注目はすでに挑戦者を決めている斎藤慎太郎八段だったけど、これは昨日のわりと早い時間に糸谷哲郎八段に敗れて残念ながら全勝はならなかった。その他の対局結果は今朝になって知ったが、すでに陥落の決まっていた羽生善治九段と山崎隆之八段が敗れるなどまあ順当な結果だったように思う。

 しかし今期は調子が悪かったとはいえ羽生九段が2勝しかできずにリーグ陥落とは今更ながらびっくりだ。もちろんA級はそうそうたる顔ぶれではあるけれど、最終局を待たずに陥落決定だからな。名人位9期を含めA級在位29期。あと1期で30期だったのにね。まだ来期どうするかは未定だそうだけど、まだまだ調子が戻ればA級復帰は十分可能だろうし、ぜひ30期目指して指し続けてほしいものだ。あと1期といえばタイトル獲得数も99期で、あと一つで100期の大台に乗るところだ。惜しいは惜しいけれど、まだ目前の目標が残っているという意味ではモチベーションを保つのにいいかもしれない。

 さて名人戦の方は昨年に続いて渡辺名人対斎藤八段の顔合わせとなった。昨年は名人初挑戦で1勝4敗と敗れた斎藤八段だが、鬼のA級で2年連続8勝1敗は素晴らしい成績だ。今年こそは昨年の雪辱を果たしてほしいと思う。

 

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今期A級順位戦結果(日本将棋連盟名人戦・順位戦ページより)

 

2022年3月 2日 (水)

JR全駅入場券セット

 今年は鉄道開業150年記念とのことで、JRグループでいろいろなイベントやキャンペーンが展開される。そのなかで驚いたのが、JR全駅入場券セットなるしろもの。JR全駅(4368枚)の硬券タイプ入場券(専用バインダー付き)を限定250セット、送料税込み70万円で発売するそうだ。5月中旬から専用WEBサイトのみで受付となっている。発売数を超える申し込みがあった場合は抽選だそうだ。
 いやしかし、だれが買うんだろう。ぼくも昔各駅の硬券入場券を買い集めていた時期があって、いまでもコレクションとしてもっているけれど、それは一枚ずつそれぞれの駅窓口で買うところでいいのだ。今や硬券入場券を売っている駅なんてほとんどないだろうから、このために作るのだろう。そんな非現役キップを70万円ポンと払って一括で入手したって、趣味としてはつまらないと思うが。ひょっとしてオークションに出回るのかな。
 セットの入場券は3月2日現在の枚数であり、変更となる場合があるというのも微妙だな。3月12日開業のロイズタウン駅は枚数外だけど、同日廃止の流山温泉駅は枚数内だ。だけどふたを開けてみたら変更になっているかもしれない...。

 

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セットのイメージ(JRグループ)

 

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