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2022年3月27日 (日)

山線問題決着

 ここでも何度も話題にしてきた北海道新幹線札幌延伸にともなう並行在来線経営分離のうち、長万部~小樽間の通称山線が全区間廃止のうえバス転換することに正式に決定した。もうこうなることはほぼ見えていたので予定調和の結論という気しかしない。最後まで鉄道を残す可能性をさぐっていた余市~小樽間にしても、沿線の余市町と小樽市だけで年間5億円ともいわれる赤字額を負担できるはずもなく、断念ということになった。

 この最後まで残っていた余市~小樽間は輸送密度が2000くらいあるということで、赤字路線の廃止基準をクリアーしていて、鉄道を残せる可能性があるのではないかという考え方もあったが、第12回後志ブロック会議(2022.2.3)議事録の質疑のなかで、2018年の輸送密度は2000人くらいあるが、その数字は倶知安方面から直通する乗客を含むもので、それを除くと1200-1300人くらいという実態が明らかにされている。つまり余市から先を廃止してしまったら輸送密度は現状でもとうてい2000には届かないということだ。もちろん山線問題は赤字がどうこうが直接の原因ではなく、あくまで並行在来線経営分離の扱いだが、輸送密度で廃止云々を論じるときにこういう落とし穴もあるのだな。

 これで函館本線長万部~小樽間は整備新幹線開業にともなう並行在来線経営分離のうち、信越本線横川~軽井沢間に次いで2例目の鉄道廃止区間ということになる。横軽は専用装備の車両が必要な急勾配の特殊区間だったので、普通の路線の廃止は初めてのようなものだ。そして、次の関心は残る函館~長万部間の帰趨に移るのだが、こちらはまた貨物輸送がからんで難航しそうな雲行き。沿線自治体というよりは国や道が主導で方向性を定めないとどうにもならないのに、どちらも今のところ表に出てこないのが困ったものだ。

 

 220327
NHK News Webより

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