続・クマの季節
炎上している社長の謝罪会見に続いて今日は海底に沈んでいる船体が発見されたというニュース。ここ数日はもう知床観光船遭難の話でもちきりだ。それについてはいろいろ考えることもあるが、今日はそんななかですでに忘れられつつある札幌市街地クマ出没の続報を。
前回のエントリではうちのすぐ近所でクマらしき動物が目撃されたという話を書いたが、その後連日市内の北東部での目撃情報が相次いで、札幌市ヒグマ出没情報のページに公式に収載されているものだけで8件を数え、4月にはいって全18件のうち半分近くを占めている。テレビニュースなどで報道されたものでここに収載されていないものや、札幌市外ではあるが石狩市生振、花川などの近くでの報告もあるので、実際には10件以上の未確認生物が目撃されている。昨日などは白石の街中の交差点に座り込んでいたなどという情報もあった。
不思議なことにそのすべてが単発の目撃情報で、同時に複数人によって確認された例はなく、画像や映像もひとつもなく、駆け付けた警察官等による探索で足跡や体毛、糞などの痕跡が発見された例もない。三角山に巣穴が見つかった母グマと子グマが出てきたのではという人もいるが、いくらなんでも同じクマがこうもあちこち歩きまわって他の目撃情報や痕跡が皆無というのはありえない。同時期に石狩や当別など石狩川の対岸でも目撃されているし、川を泳ぎ渡ってきた昨年の例もあるので、別のクマが当別側からまたやってきた可能性も捨てきれない。多くは見間違いや勘違いではないかと思うけれど、負傷者を出した昨年の騒動を考えると、万が一本物である可能性も考慮してきちんと後追い探索をしないわけにもいかないし、市や警察関係者は頭の痛いところだろうな。