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2022年6月 9日 (木)

記念塔再訪

 やっと気温が上がってきて、6月にはいって札幌では最高気温が初めて20 ℃を越えた。ここ2年間自粛してきたよさこいソーラン祭りが始まり、来週は北海道神宮例祭も行われる。ぼくも陽気に誘われて今年の三角点めぐりを開始することにした。今日は大麻から森林公園あたりをうろついてきたのだが、そちらの話はまた別に立てるとして、ついでにこの秋にも解体工事が始まる予定という北海道百年記念塔を見物してきた。

 記念塔を含む野幌森林公園に来たのは、たぶん2009年に1年生のクラスレクの引率で開拓の村にきたとき以来だと思う。そのときは横眼で眺めただけだし、それ以前に森林公園自体に来たときもとりたてて記念塔をしげしげと観察した記憶はない。以前、中の展望台まで上れたときに上った記憶があるけれど、それはずいぶん昔の話だ。開道100年記念の壮大なモニュメントとはいっても、大多数の札幌市民にとっての接点はそんなものだろう。

 改めて近くから眺め、周囲をぐるりと回ってみる。いやあよくつくったなこんなものと感心してしまう。なんというエネルギーだろう。これが建造された50年前は高度成長期の終わりころだし、札幌でオリンピックをやり、地下鉄ができ、地下街ができ、みんながイケイケで活気にあふれていたのだろう。それがいいとか悪いとかではなく、時代が違うとしかいえない。それが時が移り、いまやSDGs真っ盛りだ。威容を誇った100 mの鋼鉄の塔も醜悪な負の遺産となり果て、解体される運命となった。すでに命脈は尽きてしまったかのように、周囲はロープが巡らされて近づけず、説明板の一枚もなく、立入禁止の立て札があるだけだ。

 

220609 
往時の栄光はすでに無く... 

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