留萌線部分廃止
これもちょっとびっくりのニュース。JRからはまだ正式な発表はないけれど、かねてから廃止に向けた協議が続けられている留萌線について、石狩沼田~留萌間を早ければ来年3月末で廃止、残る深川~石狩沼田間についても3年程度存続ののちに廃止する方向で調整していて、近く沿線首長が集まって判断し合意すれば決定とのことだ。
沿線市町のうち廃線に強硬に反対しているのは沼田町だけで、留萌市はすでに容認、深川市と秩父別町もやむなしという空気だったと思うけど、沼田町が譲歩したということなんだろう。ただ、部分存続の場合は赤字分は地元負担するという条件だったはずで、それは困難だろうからJR側としても早期決着に向けてある程度の配慮をすることになるのだろう。しかし部分廃止すなわち二段階廃止は無駄が多い。路線やシステムの変更とか車両や乗務員の配置とかの変更が二度手間になってしまう。どのみち2,3年で廃止になるのなら、多少廃止時期を繰り下げてもいいから全線一括廃止にしたほうがいい気がするけどな。
沼田町から深川方面への通学生が一定数いることへの配慮なのかもしれないが、旧白滝駅の女子高生は卒業したらいなくなるけれど、ここは3年後に通学生がいなくなるわけではないのだから、単に問題を先送りしているにすぎないのだし、沼田町としてもJRの意向に歩み寄ることで少しでも好条件を引き出して早めに将来に備えたほうが得策だと思う。
いずれにせよ来春に部分廃止だと1年前公示原則を破る特例ということになる。しかも年明けが今年のような大雪だったら、留萌~増毛間の前例もあることだし、除雪遅れや雪崩対策などで長期運休なんてこともあるかもしれない。乗り納めしたい方ははお早めに。
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