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2022年8月 9日 (火)

三等三角点「御茶ノ水」

 「猫沼」からはさすがに駅へもどることにする。まっすぐもどっても幌向駅まで6 kmくらい、東へ東へときたので次の上幌向駅のほうがやや近いがそれでも5 km以上ある。いずれにしてもまずは帰り道にある「御茶ノ水」に寄ることにする。
 水路沿いの「猫沼」から元の道までもどり、少し北東方向に進んだT字路を右折する(A地点)。この道は北四線の橋の少し先までダートだが歩きやすい道だ。3ブロック直進して北二線の大きな通りにでたところで右折する(B地点)。左折すれば上幌向駅方向で、駅までは3.5 kmほどだ。「御茶ノ水」三角点は右折して北二線を200 mほど進んだ右手の道路沿い、用水路の向こう側のあぜ道にある。道路からも標石が見えるがその場所では用水路を渡れないので、少し行き過ぎたC地点の小道の橋を渡ってもどることにする(気づいていればB地点から用水路の内側を歩いたほうが早い)。いずれにせよあぜ道歩きをしてぽつんと標石が出っ張っている三角点に到達できる。
 幌向駅から直接来るならば、「東3号」の地図で駅北口からA→C→Dとたどって北二線へ曲がるコースだ。

 ここは三等三角点なので、設置は大正時代と古く(1914年7月)、三等表記はもちろん右書きだ。1993年に移転しているそうだが旧位置は不明だ。その三等三角点表記は通常は標石の正面すなわち南面にあるはずだが、ここの標石ではどうみても西面にある。標石が90度時計回りにねじれていることになるけど、いいのだろうか。
 点名の「御茶ノ水」は町名に由来するが、もともと水の悪い低湿地であったところにきれいな水が湧いたという言い伝えが語源とされている。町名としては「御茶の水」が正しく、岩見沢市の資料にはそうなっている。しかし表記の揺らぎがあり、バス停は「お茶の水」だし、これまで何度も出てきた幹線排水路についても、国土地理院の地図上では場所によって「御茶の水」と「お茶の水」表記が混在している。たぶん漢字変換では「お茶の水」はあっても「御茶の水」は普通には出てこないせいだろう。ただし、「御茶ノ水」表記はこの三角点以外には見たことがない。まあ、東京でも御茶ノ水駅だったりお茶の水女子大だったりするから、異とするには当たらないかもしれないが。

〇三等三角点「御茶ノ水」
 北緯 43°10′35″.9793
 東経 141°40′48″.2532
 標高 (m) 10.06

 

220809a
「猫沼」入口から北東方向

220809b
すぐ次のT字路を右折(A地点)

220809c
曲がった先のダート(A地点)

220809d
3ブロック先の交差点を右折(B地点)

220809e
B地点から南西方向

220809f
半ブロックほど進んだ右手の水路右に三角点

220809g
少し先に進んだ小道の橋を渡って逆戻り(C地点)

220809h
あぜ道を歩いて到達

220809i
標石

220809j
北三号からの右折地点(「東3号」のD地点)

220809z 
位置図(国土地理院地図(電子国土web)に一部記入)

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