稔神社
神社めぐりには興味がないと書いておきながら今日も神社の話。神社っていうのはどこにいってもあるので、郊外の三角点めぐりなどをしているとちょくちょく行き当たる。人の住む集落には必ずあるといって過言ではないと思う。そしてそれとともにあるのが小学校の廃校跡だ。過疎化と人口減少によって統合や閉校になり、地域の小学校はどんどん消えてゆく。それでも神社だけは残る。よほど日本人の生活に根差しているのだろう。そういえば、以前訪れた江別市のはずれの川下地区にある三角点「南川下」が、ちょうど閉校になった川下小学校の校舎の横で、隣には川下神社があった。まさに典型だ。
前置きが長くなったが、稔(みのり)神社は昨日の大願神社に行く途上の農道の交差点にある。稔町は大願町の隣で岩見沢市街地寄りの町だ。周囲は同じような田園地帯で今はちょうどタマネギの収穫が盛りだった。市の中心部から幾春別川を隔てた対岸にあたるこのあたりは、もともと東川向という地名で、その後新しく稔町となった。たぶん稔り豊かであるようにという願いがこめられているのだろう。神社ももとは東川向神社という名前で、由緒書きによる歴史は大願神社と同じくらい古い。そこから200 mほど東側に稔農村公園があり、その片隅に稔小学校跡地の碑が建っている。その源流は古く、明治28年に私立共立学舎として設立、東川向小学校を経て昭和38年に稔小学校となり、昭和63年閉校とある。現在の稔神社社殿が新築された3年後だ。
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