大願神社
「たいがん」ではなくて「おおねがい」と読む。いかにも大願成就を叶えてくれそうなありがたい名前だ。御朱印ブームで神社めぐりをする人が多い昨今、ひょっとして知る人ぞ知る穴場なのかと行ってみたら、あにはからんや小さな社はひっそりとして人が訪れた形跡はなく、参道にはクモの巣が張っていた。う~ん、もったいない。今の時代SNSで知られざるパワースポットとでも売り出せば、参拝客が押し寄せるのではと思ってしまう。というのは余計なお世話で、世話をする地元の人にしてみれば静かに鎮守の役割を果たしてくれればそれでいいのだろう。
この神社、岩見沢市郊外の大願町にある。大願というのはこのあたりの古くからの地名で、いまは合併で岩見沢市になっている旧北村区域にもまたがっていて、そちらは北村大願と区別されている。そっちには別に北村大願神社というのもある。この大願という曰くありそうな変わった地名の由来は調べてもわからなかったが、神社の由緒には福井とか富山などの地名が見られるのでそちらに起源があるのだろうか。
岩見沢市街地から少々離れていて、近くを通っていたバスもとっくに廃止になったので、ぼくは岩見沢駅からの約7 kmを歩いた。もっとも、ぼくは四国八十八ヶ所を歩いてはいるが、神社めぐりや御朱印集めには興味がないので、この神社のためにわざわざ出向いたわけではない。この周囲に「大願」を冠する三角点がいくつかあるので、名前に惹かれて行ってみたということだ。歩くにしても岩見沢の次の峰延駅からなら6 km、岩見沢美唄線や三笠線のバスが止まるイオン三笠店からなら5 kmとやや近い。まあ神社だけが目的なら普通の人はクルマだろうが。
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