詰将棋パラダイス2022.8月号
詰将棋パラダイス8月号、到着日は8月2日。久々に誌代切れ通知が同封されていた。当選記録を確認したら9月号分までははいっているはずだが一ヶ月早かった。まあいずれ支払うものだから早々に振り込んできた。
結果稿は5月号分。とりあえず保育園から高校までは無事だった。短大は山田修司氏作が残念ながら無解。どうも桂香の使い方がわからなくて枚数の多いのは苦手だ。しかも4枚しかないのに5回使うなんてひどい。その代わり、大学の齋藤光寿氏作が解けたからよしとしよう。相変わらずおもしろい。最後に歩が足りなくなるのを補充するところなどなんてうまくできてるのだろう。あとは、推理将棋が2問にフェアリーランドが3問はこんなものだろう。ばか自殺詰だけでも難しいのに対面とか背面となるととてもができる気がしない。こういうのを正解できる人の頭の中を見てみたい。
将棋パズル雑談はいずれもおもしろい問題だった。74番の「全て挙げよ」というのは曲者で、いくつ見つけてももう他にないだろうかと疑心暗鬼になる。簡単な詰将棋でもすべての余詰を挙げよといわれたらとたんに難しくなるようなものだ。実は、メール送信直前に13龍を発見して冷や汗をかいたのだ。それはともかく、今月号の問題は盤面図がひとつもなくすべて文章題だ。これは読解力が要求される。特に79番。ゴシックの出題文だけでは何いってるのかわからず、その後の補足文を再読してやっと理解できた。大学の文学部の先生がこれではいかんと思うが。
その他のページでは第9回春霞賞の発表というのがあった。詰工房という限られた有志?による投票ということなのでどの程度オーソライズされているかは疑問だが、対象が構想作なのでぼくとしては看寿賞や半期賞よりも共感できる作品が多い。今年も納得の結果といえるだろう。春霞賞とはどういう由来なのか知らないが、名前もいい。
さて、先月号から詰棋校も後期が始まって、中学と高校の担当者が変わった。それにともない、メール解答の宛先も変更になった。せっかく小学校から高校まで、tsumepara****という統一感のあるアドレスだったのにまたバラバラになって残念だ。担当者が代わってもメルアドはそのままにしてくれるといいのに。転送機能使えばなんてことない気がするが。しかも、tsume~(小学、高校、デパート)とtume~(大学院)というトラップまである。そんなことだから、今月号では高校の出題稿にtume~と誤植があるという、ほらみたことかになってしまっている(webページに正誤表)。
今月の1作は、中25小林敏樹氏作11手詰。いまやバッテリの組替えはめずらしくないが、この意表を突く雄大さ。ああこうなるのかと収束を発見したときは感動した。
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