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2022年10月

2022年10月30日 (日)

四等三角点「江別西」

 江別市内のJR線近傍の三角点はほぼ歩き終えているが、いくつか歩き残したところがある。秋の日にそんな落ち穂ひろいの一日、まず「江別西」へ。探訪日は2022年10月13日。

 函館本線を大麻駅で下車。正面の北口に出る(A地点)。目的地は大麻地区の北のはずれの4番通沿いにある。そこまではどこを歩いてもかまわないが、とりあえず駅前の通りからから3番通までつながっている大麻中央公園沿いを歩いて、3番通に出たところを右折する(B地点)。次の信号を左折すると下り坂となり前方に眺望が開ける。その先の交差点が4番通で、ここを右折する(C地点)。あとはこんどはゆるやかな上り坂を北東方向に歩く。右手の自動車学校を過ぎた先に高齢者施設「ひだまり」があり、その駐車場と歩道の間の草地に三角点がある。草が刈られていて発見は容易だ。

 点の記によればここは2005年8月の設置で、江別市内の公園にある他の四等三角点と同時期だ。地下埋設上面舗装の様式も同じ。点名は単に江別市の西部に由来するのかもしれないが、江別西という地名はなく、すぐ北側に道央自動車道の江別西インターチェンジがあるので、そこから採ったものではないだろうか。

〇四等三角点「江別西」
 北緯 43°05′20″.6255
 東経 141°29′54″.2272
 標高 (m) 28.65

 

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大麻駅北口(A地点)

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大麻中央公園沿いの道

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3番通に出て北東方向(B地点)

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4番通との交差点(C地点)

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右折した北東方向(C地点)

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右手の高齢者施設(矢印位置に三角点)

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近づいてみたところ

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施設側から(向かいは中学校)

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標石

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位置図(国土地理院地図(電子国土web)に一部記入)

2022年10月29日 (土)

安南詰の不思議

 詰将棋パラダイス、11月号はまだ来ないので10月号の話題の続きを。変則ルールを扱うフェアリーランド、担当の片岩さんが毎月例題を取り上げて解説してくれている。これがぼくのようなフェアリー初心者にはとても役に立つ。

 

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図A 大野孝氏作安南詰7手(詰将棋パラダイス2022年10月号)

 

 今月の例題は大野孝氏作安南詰7手(図A)。安南ルールというのは「ある駒Aの直後(下)のマスに味方の駒Bがあるときは、AはBの動きになる」というもの。その他は普通将棋と同じルールで詰将棋を解く。たとえば図Aで攻方が33歩と打つと、下のマスには角があるので歩が角の動きになり、王手がかかる。一方受方は13歩が下のマスに飛があって飛の動きになっているので、これを同歩と取ることができる、という寸法だ。正解手順は、14飛同玉25角上15玉14金同歩33歩までの7手。最終局面が図B。

 

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図B 最終図(33歩打まで)

 

 図Bはいわゆる透かし詰(線駒による遠方からの王手)の局面で、たとえば24歩と合駒することは可能だが、24同歩成と取れば(図C)、できたと金がやはり角の上に乗っているので王手だから、この合駒は無効すなわち無駄合とみなされる(玉は歩の動きになっているので同玉とは取れない)。なので図Bの局面で詰みだ。

 

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図C 無駄合は取って詰み(24同歩成の局面)

 

 ところで、図Bは33歩と打った局面だ。これで詰みなら打歩詰ではないか。なら33歩は禁手で打つことができないのでは。片岩さんの解説では、この場合は24合駒を打つ余地があるので厳密には図Bは詰みではなく、打歩詰とはならないという。無駄合というのは詰将棋の手順を一意に確定するための方便であって、指将棋には無駄合という概念はない、だから逃れ手順が可能である以上まだ詰んではいない、すなわち打歩詰ではない。なるほどそう考えるのか。ずいぶん都合のよい解釈のようにも思えるが、たしかにルール上はそうだ。

 

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図D 受方が合駒を持ち合わせない場合

 

 それなら、受方に持駒がなかったらどうだろう(図D)。これだと24に合駒を打つことができないので逃れ手順は存在しない、すなわち詰みだ。ということはここでの33歩打は打歩詰の手ということになり指すことは不可だ。つまり、受方の持駒の有無で状況が変わるのだ。指将棋では合駒があれば詰まないのに、なくて詰んでしまうことが間々ある。それがこの場合は、合駒があると詰んで、合駒がないと詰まない、という逆の関係になっている。おもしろいものだ。

 

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図E 一路下へずらしたらどうなるか

 

 これだけでもおもしろいが、この話には続きがある。図Eは図Bの局面を一路下部にずらしたもの、すなわち34歩打で詰ませた局面だ。ここで25歩合と合駒をしたらどうだろう(図F)。

 

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図F 25歩合は有効

 

 25同歩と取るとその歩が角の動きになるので、この合駒は無駄合だから詰みだ...、ではない。この場合は、25同歩と取る手は二歩禁になって指せないのだ。すなわち25歩合は有効合で逃れということになる。図Bでは24同歩成と成って取れたので二歩にならなかったわけだ。なるほどー、おもしろいな。

 

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図G 王手がかかっていない!

 

 いやいや感心するのはまだ早い。この話にはさらに続きがあって、図Gだ。これは図Eに攻方19歩を追加した図だ。図Eでは25歩合が有効合で逃れだったが、図Gではそんなことをせずとも、攻方は16歩と玉を取ることができない。19歩があるために16歩が二歩禁になるからだ。王手どころか玉を取る手も禁手の場合は不可なのだ。ということは図Gでの34歩打という手は王手になっていない(次に玉を取れない)ので、そもそも詰将棋の手としては指せないことになる。

 いや~、安南詰は奥が深い、勉強になりました。

 

 

2022年10月27日 (木)

マイナンバーカード

 なんだかんだ文句をを言いながらも、マイナポイントに目がくらんで政府の施策に協力してマイナンバーカードをやっと取得した。それにしてもずいぶんかかった。スマホで申請したのが9月10日、交付通知書が届いたのが昨日の10月26日だから1ヶ月半だ。受取がまた行列だとおどかされながらも、今日の朝に交付通知書と昔もらった通知カード、運転免許証をもって北区役所へ出向き、受け取ってきた。10時過ぎに行ってみたらなんのことはなく、受取申し込みも交付もほとんど順番待ちがなくてスムーズに終わった。

 さて交付されたマイナンバーカード、帰宅してさっそくマイナポイントの手続きにかかる。しかしこれがなかなか面倒だ。ICカードリーダーはもっているけどしばらく使ってないし、今のPCにドライバソフトがはいっていない。というわけでスマホで全部やらざるを得ない。サイトの指示通りにマイナポイントアプリのインストールと登録、その後決済サービスの登録にそっちのアプリもインストール、それで新規取得ポイントが終わり。次が健康保健証登録、これはすぐに終わる。最後に公金受取口座登録、これには別途マイナポータルアプリをインストールして登録してから口座の登録へと進む。これでなんとか完了。

 手順を踏んでいけば特に問題はないが、別アプリに遷移してもどったりするのでなかなか目まぐるしい。スマホ慣れしていない高齢者とか子どもとかどうするんだろう。健康保険証はすべてマイナカードに移行する、などと鼻息の荒い向きもおられるようだが、現状ではまあ無理だろう。

 

 

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個人情報をかくすと何も残らない

2022年10月25日 (火)

バス好きの風上

 やっと瀬戸際の大臣が辞任したとかろくでもないニュースばっかりの昨今、こういう微笑ましいニュースは貴重だ。
 日立市の今橋賢人さん。バスが好きで好きで、18歳のときに中古のバスを8万円で買った。ボロボロだったバスを500万円以上つぎこんで修理を繰り返し、けんちゃん号と名づけて、15年経った今でも走らせ続けているそうな。仕事はもちろん路線バスの運転手、けんちゃん号は休日に乗り回すという。いやあよほど好きなんだなあ。鉄道もいいけどバスもぼくは好きだ。4歳になった孫がバス好きで、連れて散歩に出かけては路線バスがくると、おおーと一緒に喜んでいる。
 有料記事なので全文が読めないのが残念だ。紙媒体を購読しているんだから有料記事くらいサービスしてほしいものだよ。それはともかく、これはバスならではの話で電車じゃこうはいかないよな、と考えていて空知鉄道を思い出してしまった。あの金森涼介さんは市電の運転士だった。できないのではない、やらないのだ、要は熱意の問題なんだな。

 

2022年10月24日 (月)

ワクチン慣れ

 この冬は新型コロナとインフルエンザの同時流行が懸念されているとのことで、今日は近所のクリニックでインフルエンザワクチンの接種を受けてきた。変異株への効果はともかくとして、新型コロナワクチンの4回目接種も終わっているし、とりあえずは高齢者用に推奨されている対策は講じた。
 新型コロナワクチンは今のところ無料だが、インフルエンザの方はそうはいかず、市の補助が出るとはいえ65歳以上の高齢者も1400円(札幌市の場合)かかるし、若い人はもっと高い。ぼくも実はインフルエンザワクチンを打つようになったのは最近のことで、65歳になるまではは打った試しがなかった。別に料金を惜しんだわけではなく、だいたいここ数十年ワクチンなんぞ打たなくてもインフルエンザに罹ったことは皆無だし、ワクチン打ったからといってまったく罹らないわけではないからだ。なので、別に何が何でも打たなくちゃと思ったわけではなく、しいていえば昨年夏からの新型コロナワクチンの繰り返し接種によってワクチン慣れして、抵抗が薄れたのかもしれない。
 新型コロナもこの先どうなるか見通しがまったく立たないが、もう5回目ワクチン接種がはじまっているとか、接種間隔を3ヶ月に短縮するとかいっているし、まだまだワクチン頼りの対策が続きそうだ。こちらは今のところ無料だし、最初の頃のように予約が取りにくいということもなく、近所のクリニックで手軽に接種できるので、暇爺としては行かない理由もない。3回目以降の接種の若い人への浸透が今一つらしいが、こうして老人と若者の差が開いていくのだな。

 

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接種完了

 

2022年10月23日 (日)

千歳川の源流

 一昨日の「上江別」のエントリで、何の気なしに千歳川の水源を支笏湖と書いてから、どうも気になった。千歳川が支笏湖から流れ出しているのは間違いないが、そのさらに上流部があったはずだ。支笏湖には、湖畔の千歳川流出口のちょうど反対側の美笛地区に流れ入る川がある。美笛にはキャンプ場があり、支笏湖畔から伊達市大滝に抜ける国道276号の通り道なので何度も通ったことがある。あれはたしか美笛川だよなと地図で確認すると、なんと千歳川と書いてあった。美笛川というのは湖から少し上流で本流に流入する支流の名前だった。この千歳川はさらに遡ると支笏カルデラ外輪山のフレ岳に行きつく。すなわち、千歳川はフレ岳を源流として、支笏湖を経て江別市で石狩川に合流する川ということになる。知らなかった。前エントリを修正せねば。

 しかし、ダム湖のような堰止湖ならいざ知らず、支笏湖はカルデラ湖なのでもともとの川が湖の生成で分断されたとは考えにくい。今から5万年前の古支笏火山の噴火当時の川の流路など知りようもないが、たぶんカルデラ生成後に流入する川と流出する川ができて、後世の人がたまたま同じ名前を付けたのだろう。他のカルデラ湖では、屈斜路湖は釧路川の源流だが上流に釧路川はないし、十和田湖は奥入瀬川の源流だが上流に同名の川はない。壮瞥川が流出する洞爺湖にはソウベツ川という小さい流入河川があるが、これは明らかに別物だろう。とすれば、千歳川の水源を支笏湖としてもあながち間違いともいえないような。修正しなくてもいいか。

 ところで、なぜ支笏湖から流れ出る川が千歳川かというと、もともとはシコツペツといアイヌ語名があって支笏川と字訳されていたのが、シコツの音が死骨に通じると忌まれて、縁起の良い千歳に改名されたというのは有名な話だ。で、千歳川、千歳市、千歳空港、とあたりはほとんど千歳になったが、湖名だけは昔の支笏湖のままになっている。死骨などという和語はないので、改名するほど気にする必要もないと思うけどな。まあ、千歳湖なんぞにならなくてよかったよ。

 

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 川だけ地図(地理院地図Vector)より

2022年10月21日 (金)

四等三角点「上江別」

 江別南東部の三角点歩き、この日は「三井」でお終いのつもりだったのだが、思いのほか順調に進んでまだ昼前だったので、もう少し足を延ばすことにした。といっても千歳川右岸のこのあたりには他に三角点はないので、左岸にひとつ残っている「上江別」に向かう。探訪日は同じく2022年9月26日。

 千歳川は支笏湖を水源として江別市街で石狩川に合流する大きな川なので、渡る橋が限られる。「上江別」はちょうど「曙」の対岸の位置なので、近くに橋があればすぐだが、結局南大通までもどって南大通大橋を渡らねばならない。「三井」からでももちろんこの橋を渡る。江別駅南口(A地点)からだと、駅前の道を右手にとり、このあたりの主要道である早苗別通にぶつかったところで左折する(B地点)。あとはそのまま早苗別通を南東に行けば、南大通を越えてゆめみ野地区にはいり、住宅街の交差点を右折して(C地点)、突き当りを左折すると(D地点)、その先の右手に小さなはしどい公園がある。三角点はその右手前奥の角にあり、標示柱が立っているのですぐに見つけられる。

 点の記によればここは2005年8月の設置で、江別市内の公園にある他の四等三角点と同時期だ。地下埋設上面舗装の様式も同じ。点名はこのあたりの地名による。住居表示はゆめみ野だが、もともとこのあたり一帯は上江別なのだ。ついでながら、このゆめみ野といい「三井」の手前の萌えぎ野といい、江別市には首をかしげたくなる新町名がある。誰が考えたんだか。

〇四等三角点「上江別」
 北緯 43°05′45″.0366
 東経 141°34′00″.8264
 標高 (m) 7.54

 

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江別駅南口から南西方向(A地点)

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早苗別通との交差点(B地点)

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左折した南東方向(B地点)

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ゆめみ野住宅街の右折点(C地点)

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突き当りを左折(D地点)

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右手のはしどい公園

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手前奥の角に標示柱が見える(矢印位置に三角点)

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全景

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標石

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位置図(国土地理院地図(電子国土web)に一部記入)

2022年10月19日 (水)

四国遍路ひとり歩き同行二人[地図編]第13版

 そういえば、四国遍路歩き必携の地図書の新版、へんろみち保存協力会四国遍路ひとり歩き同行二人[地図編]第13版が9月に発行されていたのに気づいて、先日入手した。この地図編、3年ごとに改版されていて、ぼくがもっているのは、5版(1997.5)、10版(2013.3)、11版(2016.4)、12版(2019.10)、13版(2022.9)の5冊。

 最初の5版は四国遍路に興味を持ち始めたころに買って、眺めているだけだった。それから15年後に一念発起歩き始めたときのが10版で、区切り打ちの途中で11版を入手してアップデート。その後の別格を回ったときもこの11版で、ちょうど歩き終えたときに12版が出た。終わってから見直すと、難儀して歩いた出石寺への道が新版には「通行困難、自己責任で対処してください」と書き加えられていて苦笑しかなかった。こういうことがあるから、歩くには最新の情報が必須だ。今は近々に歩く予定があるわけではないのだけれど、眺めているだけでも歩いた道を思い出したりして紙上遍路をしているようで楽しい。

 今回の13版も、かなりこれまで書かれていなかった歩きへんろ道が記載されているし、それ以上にへんろ宿の改廃というか多くは廃業が多い。保存会のwebページなどネット上で情報がはいってはくるものの、こうして全体像を縦覧してみるとその変化の早さには驚く。巻頭の索引図が充実して増ページになっているほか細かい改良がなされているが、なかでも目を引いたのは地図上に現れた[EV]という記号だ。凡例に記載が落ちているので定かではないが、充電ステーションではないかと思う。いまや電気自動車で回る時代なのだ。

 

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先年の台風で甚大な被害を受けた歯長峠あたりの変化(左13版、右12版)

2022年10月18日 (火)

四等三角点「三井」

 江別南東部の三角点歩き、「南三線」の次は少し北にもどって「三井」。探訪日は同じく2022年9月26日。

 「南三線」からは来た道を市街地方向へもどり、途中からもえぎ野の住宅地と畑との境目の道を北上すると、南大通を渡った先でC地点の交差点に出るので右折する。江別駅南口からは、「南三線」のときの順路で南大通との大きな交差点のすぐ手前の道を左に入る(B地点)。あとは道なりに歩くとC地点の交差点を通って、三角点の横にでる。すぐ前方に国道337号美原バイパスのインターチェンジとその左に石狩川に架かる優美な美原大橋が見える。
 三角点は右側の道路わきの排水溝との間の草むらだが、一見すると何も見えない。が、三角点ViewerのGPS位置を頼りにそのあたりをよくみると、何やら怪しげな凹みがある。標石の直上には草が生えないのでこういうふうにそこだけ凹んでいるのはありがちだ。移植ごてで掘ってみると案の定すぐに標石が現れた。周囲にはほとんど草が茂っていないのでわかりやすい。

 ここは江別市内の他の四等三角点と同じく2005年8月の設置だ。ただ、古い地図を見ると1975年や1995年には400 mほど北方の国道沿いの標高点位置に三角点表示がある(今昔地図マーカー位置)。「曙」のケースと同様、形式的にはこれが移設されたのではないかと思うが、廃点と新設という扱いなのだろう。ところでここの三井という点名が謎だ。住所からいうとここは江別太になるが、夕張川を渡った先に江別太という三角点は別に存在する。バイパスの先は旧越後村、手前の住宅地は萌えぎ野で、三井とは関係がなさそうだ。人名ぽいのでそういう関係者がいたのだろうか。

〇四等三角点「三井」
 北緯 43°06′46″.3249
 東経 141°34′59″.8021
 標高 (m) 6.76

 

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南大通手前の左折点(B地点)

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曲がった東方向(B地点)

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畑の中の交差点から東方向(C地点)

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道路際の怪しいへこみ(矢印位置に三角点)

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草むらが明らかにへこんでいる

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土を除けると標石が現れる

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周囲の位置関係

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標石

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位置図(国土地理院地図(電子国土web)に一部記入)

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新旧地図比較(今昔マップ on the web)

 

2022年10月16日 (日)

詰将棋パラダイス2022.10月号

 詰将棋パラダイス10月号、到着日は10月4日。郵便の送達日数が繰り延べになってから到着が遅れがちだ。3日の月曜日には来るだろうと思ってたら火曜日になった。以前は前月末に届いたこともあったから5日くらいは遅い勘定だ。ただでさえここのところ解図意欲の低下で〆切に間に合ってないというのにこれではいよいよ厳しい。

 結果稿は7月号分。後半期の開始だが相変わらず低調だ。いやいや保育園も幼稚園も全題正解できたから上出来かもしれない。それというのも幼稚園では延べ誤解者67名という恐ろしさだったのだ。そんな危うい問題があったとは全然気づかなかった。嵌らなくてよかった。さらに、それ以上だったのが小学校。延べ誤解者84名で全題正解者数は中学校より少ない102名。こっちもぼくは幸い無事だった。最近の注意散漫ぶりだったらここまでのどこかで間違えてもおかしくないところ。やれやれ。中学、高校も無事で、短大が1題凡ミスがあって3題。短4の解説に、「84中合は倣いある展開。83合は2手早い、といういつものパターンだ」、ああそうですかそうですか。あとは推理将棋が1題にフェアリーランドが5題。まあこんなところだろう。

 今月号は半期賞の発表がある。小学中学はああこれか。なんかこういうのはいくつも見ている気がして図抜けたという気がしないけど、まあ妥当なんだろうな。高校はちょっと意外。このあたりは好みとしかいいようがない。短大・大院は敷居が高すぎて口を出せないが、大学の齋藤光寿氏作はおおと思った。これは解いて楽しかったし、こういうのが選ばれてうれしい。受賞のことばもとてもいい。これからも期待だ。解答の部は...、高校で「寄」の書き落としで高19が誤解になったので全解ならず。これ齋藤さんの作品だったので二重に悔しい。

 読者サロンに合作の入選カウントの扱いについての問題提起が載っていた。たしかにここのところ連名での発表作が増えていると思っていた。流行りなのかな。今月の結果稿でも中学に2題、短大に2題あったし、最近どこかで合作特集なんてのもあったくらい。ぼくは作図しないので入選カウントなぞどうでもいいし、各自の業績としてカウントできる連名学術論文だと思えばいい気もするが、気になる人は気になるのだろう。それなら、エラリー・クイーンや藤子不二雄みたいな合同ペンネームなら問題ないのだから、連名の場合はその組み合わせ(〇山太郎・×川花子)を1人格として当選回数をカウントすればいいのでは(組み合わせが変われば別人となる)。

 今月の1作は、高3石川裕治氏作13手詰。まず図を見てげんなりした。たくさんの持駒に広い玉、ぼくのもっとも苦手とするところだ。左上に逃げ込まれたら絶望だし、右下も17歩をかわされたらおしまいだ。なので53角同香とはやってみたくなる。その後、なんとか中央に追い込んでからも、うまく手順を運ばないといっぱいあるはずの持駒が足りなくなる。そうか55銀同香と一旦ふさいでおいてから57銀なのか。というわけでなんとか詰め上げた。並べ直して手順を確認してみてびっくり。なんと51香が2マスずつ前進して59まで動いている。ああ、こういう趣向だったのか。解いているときは気づかなかった。桂馬の4段跳びは何作か見たことあるが、香車の4段飛びは初めて見た。よく考えたものだし、よくぞ実現した。三賞があれば技能賞ものでは。

 

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詰将棋パラダイス2022年7月号高等学校3番石川裕治氏作

2022年10月14日 (金)

編入試験

 昨日行われた棋士編入試験第三局、里見香奈女流五冠が狩山幹生四段に敗れて〇勝三敗となり、不合格が決定した。残念。ただでさえ難しい短期決戦、新進気鋭の新四段陣5人から3勝するのはなかなか難しい。しかも里見さんは女流トップ棋士だから、自分のタイトル戦を戦いながらの日程だ。準備に割く時間とて限られるだろう。初戦に勝てばもしやとも思ったが、その初戦の相手が絶好調の徳田拳士四段だったのも不運だ。現役のプロ棋士だってこの5人に勝ち越せる人はどれだけいるだろうと思わないでもないが、これはそういう決まりなのだから仕方がない。

 いつも思うのだが、将棋ってどうしてこんなに男女差が大きいのだろう。囲碁もトッププロはみんな男性だけど、女性が男女の区別のない一般棋戦で優勝したり、タイトル戦のリーグ入り一歩手前まで勝ち上がったりしている。テレビのNHK戦も女流枠が4人(将棋は1人)あって結構善戦しているし。体力差のあらわれるスポーツならともかく、頭脳戦でこんなに極端に差がつく理由がわからない。医学部入試では女性の合格者が増えすぎないように裏工作をしたりしているくらいなのにだ。たぶんこれはシステム的な問題も大きいように思う。

 女流将棋界で里見五冠と並ぶ二強のもうひとり西山朋佳ニ冠は、奨励会三段リーグで14勝4敗の好成績を納めながら、順位による頭ハネで惜しくも四段プロ入りを逃したのは記憶に新しい。少なくともこの2人は実績も実力も十分女流のつかないプロ棋士に値すると思うし、いたずらに障壁を上げるのではなく男女差なく門戸を開いてすそ野を広げ、後に続く若手をどんどん育成していく方が得策だと思う。囲碁では仲邑菫三段の活躍がもてはやされているが、そういうのが普通になって話題にもならなくなるくらいでないと。将棋界はいつのことやらだな。

 

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NHK NEWS WEB より 

2022年10月13日 (木)

大麻神社

 神社めぐりはしていないのだが、岩見沢郊外の三角点めぐりの途上大願神社稔神社に立ち寄った手前、その後もつい神社の前を通ると立ち寄らねば申し訳ない気がしてお参りしてしまう。ついででは神様が機嫌を損ねるかもしれないが、だまって通り過ぎるよりはよかろう。

 というわけで今日は江別市大麻の大麻神社。ここは札幌のベッドタウンとして50年以上前から開けた住宅地の中なので前二社とは違って立派だ。由緒書きをみると起源は明治33年まで遡り、大正8年に社殿を造営して創立というからそれなりに旧い。その初めの頃に麻畑在住の福屋某と大曲在住の平本某がそれぞれ宅地で祭祀を始めたのが創始と書かれている。まさに大曲と麻畑から一字ずつ採られたという大麻の地名の起源そのままだ。

 それはそうと、麻畑というと札幌の中の島にその名の三角点があって、行ってはみたものの見つけられずに終わっている(→三等三角点「麻畑」)。一方、大麻地区の隣の江別市野幌にも同名の三等三角点がある。まさに大麻の名のもとの麻畑に由来する由緒正しい点名だ。江別市内では公園内の四等三角点ばかり歩いていないで、そちらをぜひにも探訪したいところだが、今日訪問したのはそことは別の三角点。こちらの三等三角点「麻畑」はあいにく野幌高校の校地内奥深いところにあって、部外者が立ち入ることがかなわないのだ。残念。

 

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正面

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社殿

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由緒書き

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境内の馬頭観音堂

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説明板


位置図

 

2022年10月11日 (火)

パズル通信ニコリ180号

 先月10日に届いたパズル通信ニコリ180号、1ヶ月かかってほぼ解き終わった。今号もなかなかおもしろい問題があったな、カックロ4、スリザーリンク6、ダブルチョコ6、ナンバーリンク7、そしてフィルオミノ5, 6などなど。特にフィルオミノ6の美しい対称性で一気に閉じるフィナーレには感動した。頭を抱えたのが特集問題の3つの三角関係。苗字と名前が混乱する。力ずくで解いたものの、これ理詰めで解けるのだろうか(どうやって?)。

 それはともかく、全体をパラパラと見直していて180.60ページの価格改定のお知らせに気づいた。本誌の価格が次号から改定され、現行の1000円(本体)が1100円(同)に値上げされるとのこと。10%の値上げだ。前回900円から1000円になったのが2019年12月号だった。それから3年、このご時世だししかたないな。ぼくはサブスク(年間購読)を始めたので年4冊4400円(税込み)だが、それがいくらになるのかなと見たら、なんと今後は年4冊6500円だという。え、約48%もの大幅値上げだ、それって計算があわないのでは。

 よく見るとこれまでサービスだった送料も負担していただくと書いてある。んー、それにしても。年間6500円なら1冊あたり1625円。税込み1冊1210円だから差額は415円。最近第三種郵便物認可の記載がなくなっているので、定期刊行物扱いにならないのかもしれないが、ふつうに定形外郵便でも250 gまで250円、クリックポストなら185円だ。アマゾンなら送料無料でポイントがつくというのに、これではサブスクする人なんていなくなるのでは。そっか、これは手間ばかりかかって面倒だからやめてくださいというメッセージなんだろうか。

 

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ニコリ180号

 

2022年10月10日 (月)

四等三角点「南三線」

 江別南東部の三角点歩き、「曙」に続いては東に移動して「南三線」。探訪日は同じく2022年9月26日。

 「曙」のあるはすかっぷ公園からは、元の道道にもどってすぐ南の十字路(F地点)を北東へと進む。この細道が南二線で、じきに南幌方向へつながる町道との斜め交差点に出る(G地点)。ここを右折すれば「南三線」はすぐだ。
 江別駅南口(A地点)からだと、「曙」のときのようにA→D→Cから道道を南下して、途中のセイコーマートの角の斜め交差点(E地点)を左折する。この道が南幌町への街道で、途中ちょっと曲がって道なりに進むと、上記の南二線との交差点(G地点)に出る。さらに進んで次の南三線(上を道央自動車道が通る)との交点の手前に逆方向の斜め交差点があって、渡った左角の農地脇の草むらが三角点位置だ。
 道路から一段下がった位置が深い草むらになっているが、その脇に白い標示杭が立っているのが道路から見える。三角点標石はそのすぐ右(方角でいうと南)にあり、草むらの中ではあるが標石自体が地上にかなり突き出しているので、発見は容易だ。周囲の草を少し刈ると見通しがよくなる。

 ここ四等三角点ではあるが近在の2000年代設置の新しいのとは異なり、1958年8月設置と古い。年月を経て角の取れた標石は四等点とは思えない風格がある。点名は南側を走る区画路線名だが、位置的には南二線と南三線の間になる。

〇四等三角点「南三線」
 北緯 43°06′10″.9204
 東経 141°35′33″.5181
 標高 (m) 6.93

 

221010a
F地点からG地点方向

221010b
南幌方向への右折点(G地点)

221010c
道道からの斜め左折点(E地点)

221010d
曲がった先の道(E地点)

221010e
三角点のある斜め交差点(矢印位置に三角点)

221010f
左側の草むらに白い標示杭と標石(矢印位置に標石)

221010g
全景

221010h
標石

221010z
位置図(国土地理院地図(電子国土web)に一部記入)

 

2022年10月 8日 (土)

愛称募集

 超ローカルな話だけど、いやあこれは。
 当別町が今年3月に開業したロイズタウン駅の駅前広場整備が来年3月に完成予定なのにあわせて、駅前広場と周辺道路の愛称を一般公募している(詳細はこちら)。

 愛称名設定区間は、
 (1) 町道西部南三号線(町道川下右岸線~道道札幌当別線)
 (2) 町道十五線(町道中央十九線~国道337号)
 (3) 町道川下右岸線(国道337号~町道中央十九線)
 (4) ロイズタウン駅駅前広場

 といっても、駅前広場以外は地元民以外にはなんのこっちゃとわからないだろう。地図をみると周辺道路の位置関係がわかるが、駅からロイズ工場までの(2)はともかく、その先までネーミングする必要あるかね。このあたりの道路は周囲に何もない田園地帯の農道そのもので、近在の人以外はまず通らない。ぼくは石狩川対岸の住人なのでジョギングや自転車で何度も走っているが、車のほとんど来ない一直線の舗装道路は格好のコースだ。

 なので名前を付けるったって全然イメージがわかないが、どんな名称が想定されているかというと、
 (1) ロイズタウンロード、ショコラ通り
 (2) スウィート通り、ロイズタウンアベニュー
 (3) 道の駅ふれあいロード、スウェーデンアベニュー
 (4) カカオのふるさと広場、ロイズタウンエントランス
 だそうだ。

 単なる農道がアベニューかい、恥ずかしくて口に出せないよ。とうてい定着するとは思えないが。

 

2022年10月 6日 (木)

生体直交化学って?

 昨日発表された今年のノーベル化学賞、「クリックケミストリーと生体直交化学の開発」によってベルトッツィ、メルダル、シャープレスの3氏が受賞。大方の予想を覆して2年連続有機化学畑からの授賞となった。これはもう前々から候補に挙がっていたし、独創性や応用性などのインパクトの大きさから文句なしのど真ん中としか言いようがない。有機化学・生化学のはしっこに連なる者なら知らぬ者のない、ぼくでも知っている、というかヒュースゲン環化は使ったこともある。この手法の開発によって、どれだけ生命現象の解明につながる生体分子認識研究が進展したかを考えると、遅きに失したといってもいいくらいだ。

 さてこの反応、現役時代に選んだ文献ゼミの論文にもしょっちゅう出てきたのだが、そのときに困ったのがこの中の「生体直交化学」という用語。初めに「bioorthogonal」という語に出くわしたときに、あれ何て訳すんだろうと考えた。辞書にはないし、いろいろ関連文献をさがしたら、ド直訳で生体直交(化学)と訳すらしい。なんだよそれ、意味わかんないだろと思った。意味するところは理解できるが、それがなんでorthogonalなんだろう。今回の解説をみて、これがベルトッツィ氏の造語だと知った。また難しい語をつくったものだ。クリック(化学)が直感的でわかりやすいだけに、よけいそう感じてしまう。原語はしょうがないにしても、もうちょっと適当な意訳語がないものだろうか。

 もちろんこのたびの授賞にケチをつけているわけではない。本当におめでとうございます。ただ、ヒュースゲンの名前が...と思ったら、亡くなっているんだ。残念。

 

2022年10月 5日 (水)

十楽寺の記念カード

 以前書いたように、来年2023年が弘法大師生誕1250年ということで、今年の6月から四国八十八ヶ所霊場会(以下霊場会)ではいろいろと記念行事が行われている。そのうちに記念カードの授与というのがあって、各札所で弘法大師にまつわる絵柄のカードを100円で頒布している。全部集めて1冊に綴じたり、1枚の大きなポスター用に仕立てたりできる。88ヶ所参りをする人は納経料を納める上にせっかくだからと集めて回ることになるわけだ。霊場会ではこういう企画は今までも折に触れて行われていて、機を見るに敏というか商魂たくましいというか。

 まあそれはいいのだけれど、88ヶ所の札所のうち7番十楽寺ではこのカードの配布を行っていないのだそうだ。1枚欠けては88枚集まらないのでコンプリートできない。それでは困るので、代わりに1番霊山寺でカードを2種類配布しているという。それで形式的に88枚揃うけれど、なんだかな。しかも各札所で配布しているカードには、ちゃんと四国〇番〇〇寺と記名してあるのが、1番で余分に配布している分には十楽寺の名前はなくて四国八十八か所霊場会と記名されていると。つまり88枚コンプリートしてもそのなかに7番十楽寺のカードはない。これは画竜点睛を欠く以前の問題では。

 なんでこんなことになっているのか。十楽寺は霊場会に加盟していないからだという説もあって、なにやら宝寿寺問題を思い出してしまう。宝寿寺のときは霊場会のwebページの札所一覧から写真が削除されていたりしたが、十楽寺は今のところちゃんと掲載されているし、真相は謎だ。ともあれ、霊場会も一枚岩ではないのだろうが、次から次へとお粗末な話だな。そんな事情を知らないお遍路さんが、十楽寺の納経所でうちでは配布していませんといわれて困惑したりしないのだろうか。もう一回1番までもどるのも大変だし、1番を打った時にきちんと説明をうけて2枚もらっておけばいいのだけど。

 それはともかくこの記念カード、一覧(pdf)が霊場会のwebページからDLできるが、デザイン専門学校生の制作というだけあって、斬新というか今風というか漫画的でちょっとお遍路のイメージに合わないと思うなあ、というのは年寄りの繰り言か。

 

221005 
一覧に7番が抜けている(四国八十八ヶ所霊場会webページより)

 

2022年10月 3日 (月)

四等三角点「曙」

 江別南東部の三角点歩き、「泉の沼」に続いては少し南に下って「曙」。探訪日は同じく2022年9月26日。

 泉の沼公園の「泉の沼」から道なりに南下すると大きな通りに出る(B地点)。これが南大通で江別市南部を東西につなぐ主要道だ。左折して少しいくと案内標識のある大きな交差点で、右手が道道で長沼町へとつながっている(C地点)。ここを右折する。江別駅南口(A地点)から直接くると、駅前通りを左に進んでD地点で右折すればこの交差点に出る。約1 kmほど南下して家並みがとぎれる手前のT字路を右に曲がる(E地点)。すこし進むと右手に園地が広がり、手前がはすかっぷ公園という小公園で奥が広いパークゴルフ場になっている。はすかっぷ公園の園名標示板の足元に三角点がある。

 ここも江別市内の他の公園内設置四等三角点と同じ2005年8月の設置。様式も同じ。ただ、点の記では2005年に新設としか書かれていないが、古い地図をみると1975年や1995年には現在地から西方約300 mくらいの千歳川沿いに三角点の記号がある(今昔地図左マーカー位置)。現在の地図ではなくなっているので、これが移設された形にみえるが、公式記録では移設ではなくて廃点と新設ということなのだろう。点名は公園名ではなくて所在地の町名(あけぼの町)から採られている。

〇四等三角点「曙」
 北緯 43°05′59″.8100
 東経 141°34′40″.8046
 標高 (m) 7.01

 

221003a
泉の沼公園から南大通に出たところ(B地点)

221003b
南大通から道道右折点(C地点)

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右折した長沼町方向(C地点)

221003d
はすかっぷ公園への右折点(E地点)

221003e
右手のはすかっぷ公園(矢印位置に三角点)

221003f
公園名標識の足元の三角点

221003g
全景

221003h
標石

221003z
位置図(国土地理院地図(電子国土web)に一部記入)

221003zz
新旧地図比較(今昔マップ on the web)

 

2022年10月 2日 (日)

四等三角点「泉の沼」

 今夏の岩見沢シリーズは6回で打ち止め。まだいろいろ宿題が残ったが、それは来年以降の楽しみということにして、今回はそれ以前に歩き残して気になっていた江別市東部の三角点歩き。まずは駅から近い「泉の沼」から。探訪日は2022年9月26日。

 「泉の沼」は江別駅南口から約1 kmと近い。南口といっても江別駅は地上駅で出口は駅本屋のある北西側にしかない。そこを出てすぐ右手に立派な跨線橋があってそれを渡ると南側に出られるようになっている。そこをとりあえず南口と呼ぶ(A地点)。駅前を通っている線路沿いの道路を左手に進む。すぐに千歳川にかかる東光橋になって、それを渡ると江別東部の住宅街が広がる。道なりに歩いてセイコーマートの次の角を右に折れる(B地点)。目的地の泉の沼公園はこのあたりのランドマークのようで、曲がり角に表示がある。曲がると正面突き当りが公園で、名前の元になっている千歳川の旧河跡湖であろう沼に架かる橋の正面に出る(C地点)。沼畔の芝地を右に見ながら左手に進むと次の角の右側の芝生にピンクテープで鉢巻をした表示杭が立っているのが見え、その根元に三角点がある。

 点の記によればここは2005年8月の設置で、ちょうど江別市内の公園にある他の四等三角点と同時期だ。地下埋設上面舗装の様式も同じだし、点名も公園名と型通りという感じ。

〇四等三角点「泉の沼」
 北緯 43°06′36″.9018
 東経 141°34′09″.6604
 標高 (m) 6.78

 

221002a
江別駅右手の跨線橋

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渡って駅の南側に出たところ(A地点)

221002c
駅前の道を東へ(A地点)

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橋を渡って右折地点(B地点、公園の案内標識あり)

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右折した公園方向(B地点)

221002f
泉の沼公園に突き当たる(C地点)

221002g
左手に進んで次の角の右側(矢印位置に三角点)

221002h
全景

221002i
標石

221002z
位置図(国土地理院地図(電子国土web)に一部記入)

2022年10月 1日 (土)

2022.9月の総括

 早いもので9月が終わってもう10月だ。在職時はちょうど学年の半分が過ぎ、後期の授業の始まりと研究室への新たな学生の配属とで気分を新たにしたところだ。今年のその10月の始まりの日は記録的な暑い一日だった。北海道では特にオホーツク海側で気温が上がって、観測史上初の10月の真夏日を9地点で記録した。なかでもカーリングで有名な北見市常呂では最高気温が31.4 ℃と全国の今日の気温でも7位タイ、沖縄を除けば岩国市広瀬の31.7 ℃に次いで2位の高さだった。札幌も真夏日にこそならなかったものの、29.7 ℃は10月の最高記録だそうだ。

 9月もわりと天気が良く気温の高い日が続いた印象がある。そういえば今年はまだ大雪山旭岳の初冠雪の便りをきいていない。このまま暖冬に移ってくれるとありがたいのだが、どうも長期予報では今冬は気温が低く雪も多いと不吉なことをいっている。昨冬の大雪大混乱の記憶がまだまだ新しいので戦々恐々というところだな。

 そんな9月は気持ちよく外を走ったり歩いたりしていたが、調子に乗りすぎたか後半はこれも持病の右膝鵞足炎が再発して、また少しペースダウンを余儀なくされた。そのせいか走行距離はぼちぼちだけど、エクササイズ量は減って体重は少しもどった。まあ例年こんな感じの推移ではあるけれど。

 9月の記録 (8月比)
  エクササイズ日数 22 (-5)
  走行距離 (換算km) 160.1 (+1.8)
  総エクササイズ (Ex) 207.2 (-27.9)
  体重 (kg) 65.1 (+0.6)
  体脂肪率 (%) 15.0 (+0.2)

 

221001 
今頃のシュウメイギク

 

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