四国遍路ひとり歩き同行二人[地図編]第13版
そういえば、四国遍路歩き必携の地図書の新版、へんろみち保存協力会の四国遍路ひとり歩き同行二人[地図編]第13版が9月に発行されていたのに気づいて、先日入手した。この地図編、3年ごとに改版されていて、ぼくがもっているのは、5版(1997.5)、10版(2013.3)、11版(2016.4)、12版(2019.10)、13版(2022.9)の5冊。
最初の5版は四国遍路に興味を持ち始めたころに買って、眺めているだけだった。それから15年後に一念発起歩き始めたときのが10版で、区切り打ちの途中で11版を入手してアップデート。その後の別格を回ったときもこの11版で、ちょうど歩き終えたときに12版が出た。終わってから見直すと、難儀して歩いた出石寺への道が新版には「通行困難、自己責任で対処してください」と書き加えられていて苦笑しかなかった。こういうことがあるから、歩くには最新の情報が必須だ。今は近々に歩く予定があるわけではないのだけれど、眺めているだけでも歩いた道を思い出したりして紙上遍路をしているようで楽しい。
今回の13版も、かなりこれまで書かれていなかった歩きへんろ道が記載されているし、それ以上にへんろ宿の改廃というか多くは廃業が多い。保存会のwebページなどネット上で情報がはいってはくるものの、こうして全体像を縦覧してみるとその変化の早さには驚く。巻頭の索引図が充実して増ページになっているほか細かい改良がなされているが、なかでも目を引いたのは地図上に現れた[EV]という記号だ。凡例に記載が落ちているので定かではないが、充電ステーションではないかと思う。いまや電気自動車で回る時代なのだ。
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