四等三角点「三井」
江別南東部の三角点歩き、「南三線」の次は少し北にもどって「三井」。探訪日は同じく2022年9月26日。
「南三線」からは来た道を市街地方向へもどり、途中からもえぎ野の住宅地と畑との境目の道を北上すると、南大通を渡った先でC地点の交差点に出るので右折する。江別駅南口からは、「南三線」のときの順路で南大通との大きな交差点のすぐ手前の道を左に入る(B地点)。あとは道なりに歩くとC地点の交差点を通って、三角点の横にでる。すぐ前方に国道337号美原バイパスのインターチェンジとその左に石狩川に架かる優美な美原大橋が見える。
三角点は右側の道路わきの排水溝との間の草むらだが、一見すると何も見えない。が、三角点ViewerのGPS位置を頼りにそのあたりをよくみると、何やら怪しげな凹みがある。標石の直上には草が生えないのでこういうふうにそこだけ凹んでいるのはありがちだ。移植ごてで掘ってみると案の定すぐに標石が現れた。周囲にはほとんど草が茂っていないのでわかりやすい。
ここは江別市内の他の四等三角点と同じく2005年8月の設置だ。ただ、古い地図を見ると1975年や1995年には400 mほど北方の国道沿いの標高点位置に三角点表示がある(今昔地図マーカー位置)。「曙」のケースと同様、形式的にはこれが移設されたのではないかと思うが、廃点と新設という扱いなのだろう。ところでここの三井という点名が謎だ。住所からいうとここは江別太になるが、夕張川を渡った先に江別太という三角点は別に存在する。バイパスの先は旧越後村、手前の住宅地は萌えぎ野で、三井とは関係がなさそうだ。人名ぽいのでそういう関係者がいたのだろうか。
〇四等三角点「三井」
北緯 43°06′46″.3249
東経 141°34′59″.8021
標高 (m) 6.76

南大通手前の左折点(B地点)

曲がった東方向(B地点)

畑の中の交差点から東方向(C地点)

道路際の怪しいへこみ(矢印位置に三角点)

草むらが明らかにへこんでいる

土を除けると標石が現れる

周囲の位置関係

標石

位置図(国土地理院地図(電子国土web)に一部記入)

新旧地図比較(今昔マップ on the web)
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