三等三角点「上白石」
白石区内の落穂ひろい、「岡田」に続いては南西に4 kmほど移動して「上白石」へ。探訪日は同じく2022年10月31日。
「岡田」から北白石川沿いの道にもどって南下、道央自動車道直下の信号を右に曲がる(A地点)。この道が米里通で、道なりに行くと「上白石」近くのD地点に出る。そのつもりだったのだが、月寒川の橋から見る堤防の道が気持ちよさそうだったので、そちらを歩くことにする(B地点)。両岸のどちらも歩けるが、西岸の道を行くとそのまま分岐から斜めに望月寒川にはいる。この川も両岸に歩道があるが、西岸は工事中だったので対岸に移動して歩き、道央道をくぐった先の橋を西方向に渡る(C地点)。橋を渡って右にカーブするとすぐに米里通交差点に出る(D地点)。そこを左折すると左角がフェンスと生垣に囲まれた豊平川水再生プラザ(水処理センター)の敷地で、三角点はその中にある。フェンスの先に入口があるが、残念ながら関係者以外立入禁止の表示があった。ところが幸いなことに三角点はフェンス際にあって、なぜかちょうどその位置の生垣が切れていて、北側道路の歩道からのぞき込むことができ、木の根元に標柱と標石を見ることができた。
ここはJR白石駅から歩いても2.5 kmくらいだし、豊平川の対岸の環状通と三角点通の交差点(E地点)にある本町2条9丁目のバス停からならさらに近く、環状北大橋を渡りF地点で左折すれば1.8 kmほどだ。イオンモール苗穂が近いので地下鉄環状通東駅から三角点通を通るバスが頻発している。
点の記によれば、ここも「岡田」と同時期の1913年8月設置と古い。その後、1984年9月に旧位置の南西47 mに移転とある。古い地図を見ると1916年から1975年までは現在位置より少し北側に三角点表示がある(新旧地図マーカー位置)。このあたりは古くは月寒川と望月寒川の合流点近くの湿地帯で地名でいうと米里であり、上白石という地名は少し豊平川の上流寄りの函館本線鉄橋あたりに表記がある。
〇三等三角点「上白石」
北緯 43°04′15″.0213
東経 141°24′59″.4137
標高 (m) 8.33
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