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2022年12月

2022年12月31日 (土)

2022.12月の総括

 12月の総括。今朝9時時点のあいの里観測点の積雪は28 cmで、平均値(39 cm)、昨年値(52 cm)よりかなり少ない。昨年は先行き不安な多さでその予感が的中したのだった。今季はこのままいってもらいたいが、ラニーニャ現象とやらでどうなることやらだ。

 ともあれ、今年もなんとか無事に大晦日まで漕ぎつけた。と昨年と同じことを書いてみたが、実は今年は大難だった。年初には考えもしなかったロシアのウクライナ侵攻をはじめ、元首相狙撃事件や知床海難事故なと世間的にも大事件が続いたが、私的にも思いもよらない事態に翻弄されて一時は疲労困憊の体だった。それもひとまず落ち着き、年末に風邪を引いて寝込んだのも癒えて、無事に年は越せそうなのが一安心というところ。

 来年はどっか行くぞなどと例年のようにのん気なことを書く気はもうしない。先日の徹子の部屋で番組の最後にタモリが「(来る年は)新しい戦前でしょうかね」とボソッと言って話題になっていた。それだけで何の説明もなかったが、そうか戦後だ戦後だという時代は終わって、次に来るのは戦前なんだなと、納得させられた。おりしも今年の漢字は「戦」だった。こういう時世に来る年に何を期待すればいいのだろう。

 来る年こそすべての人にとって平安な年になりますように。

 12月の記録 (11月比)
  エクササイズ日数 20 (-9)
  走行距離 (換算km) 95.1 (-80.4) 年間 1808.5 km (前年比 -68.7)
  総エクササイズ (Ex) 128.6 (-84.2)
  体重 (kg) 65.9(+0.2)
  体脂肪率 (%) 16.4 (+1.3)

 

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今年の葉牡丹

2022年12月29日 (木)

カルボシステイン

 めったに風邪などひかないのだけれど、なぜかこの年末にどこからかもらってきて近所の医院にお世話になった。今回の主症状はほぼ咳と発熱だけで、処方されたのはトランサミン(トラネキサム酸)、カルボシステイン、コルドリン(クロフェダノール塩酸塩)の3種。薬は好きなので例によって調剤薬局の説明書きを熟読する。

 なかでもカルボシステインだ。聞いたことあるようなないような、前に処方されたことあったかな。わけのわからない名前の多い医薬品には珍しくストレートに化学的なネーミングなので好感が持てる。カルボシステインじゃなくてカルボキシシステインじゃないのかなと見当をつけてちょっとネットで検索してみたら惜しかった。S-カルボキシメチルシステインだった。それを舌足らずに短縮したのか。

 それにしてもこんな単純なものが何に効くのだろう。気になる効能は、痰を切れやすくするとのこと。なんで?そのメカニズムはとさらに調べると、気道粘膜で生成される痰の主成分であるムチンには粘性の低いシアル酸ムチンと高いフコムチンがあって、そのうちのフコムチンの割合を下げ、痰をさらさらにして排出しやすくする効果があるとのこと。なるほど、で、なんでそうなるの?その先のメカニズムはとさらにさらに調べたが、一般的な日本語検索ページでは残念ながら何も出てこない。

 なんでこんな単純な化合物がムチンの糖鎖構造の変化にかかわっているのだろうか。それが知りたい。リモートアクセス権で大学の文献データベースに入り込むことはできるがそこまでしてという気もするな。しかたがないので英語ページで検索し直してみると、DRUGBANK onlineの記事がヒットした(ちなみにcarbocysteineではなくcarbocisteineなのだった、なんで?)。その作用機構の項目に、細胞内シアリル転移酵素の活性を刺激することによりシアル酸ムチンとフコムチンの平衡を回復させるとあった。なるほどね。シアル酸転移酵素の活性増大が作用点なのか。ごていねいに引用文献もあったが、ひとまずその先は辞退しておく。きちんと納得しないと薬を飲んでも効いた気がしないのは因果な性分だと思うがしかたがない。

 

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カルボシステイン(Wikipediaより)

 

2022年12月27日 (火)

北区役所篠路出張所その2

 クリスマス前に風邪をひいて引きこもっていたが、押しせまってくると年内に片付けておきたい用事があり、今日はこの夏に拡張整備された北区役所篠路出張所に出向いてきた。これまでの篠路会館に間借りしていた旧庁舎の奥に新築されたもので、8月から取り扱い業務が大幅に増えで、これまで北24条の区役所まで行かねばならなかったものがここで用が足りるようになり、便利になった。なんたってうちからJRで2駅5分だ。旧庁舎に行った話は以前書いたけど、ごちゃごちゃと手狭だった内部は一新して、4つの区分のカウンターが配置され、下手な役所より立派だ。年末だったせいか空いていて用事は10分ていどですぐ済んだので、家を出てからもどるまで1時間かからなかった。区役所本庁舎なら倍以上の時間がかかるとことろだ。そういえば、本人確認書類が必要とあったので、よしマイナンバーカードデビューだと勇んで持って行ったのだが、聞かれもしなかった...。

 ところで行き帰りに利用した篠路駅。相変わらず旧態依然とした昭和の香り濃い駅のままだ。篠路駅前後の学園都市線高架化工事ってどうなっているのだろう。本来の着工予定をずいぶん過ぎている気がするが、全然それらしい気配もない。そろそろ見納めだと思って篠路へ来るたびに駅の写真を撮りためているんだけど(笑)。

 

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新庁舎の威容

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対照的に篠路駅は昔のままのたたずまい

2022年12月25日 (日)

雪の季節

 冬に雪の降る話を書いてもしようがないが、それでもやはりこれはなあ。
 クリスマス前の12月23日に降った大雪で、宗谷本線名寄~稚内、石北本線上川~北見が現在も不通。それどころか少なくとも27日までは運転見合わせで、それ以降も目途が立っていないということだ。この区間を走る特急7往復を含む全列車が運休となっている。

 今回の雪は気温が高かったので湿った重たい雪で、そのために除雪作業が一層困難になっている。雪国の人ならよく知っているように乾雪と湿雪はまったく別物で、気温の低い北海道で通常降る乾いたさらさらの雪なら、30センチやそこら積もっても雪かきに造作はないが、湿った雪が同じだけ降ったら重くて大変だ。新潟や北陸の人はどれだけ大変だろうかというのがニュースを見ていつも思うことだ。

 幸い並行する高速道路や主要国道はすでにすべて開通しているから、人の移動や物流には影響が少ないだろうが、これから年末の繁忙期にかかることもあり、関係者は夜を徹して復旧に努めているのだろう。しかし、JRはこれだからだめだというのは当を得ていない。今回の不通区間はいずれも人跡まれな過疎区間であり、そもそも線路に側面から近づくことができない。除雪ははしから線路伝いに少しずつするしかないので、恐ろしく手間がかかる。しかも輸送密度の低い過疎区間なので、要員の配置された中間駅がほとんどない。たぶん宗谷線は音威子府・幌延、石北線は遠軽しかないのでは。とても迅速な対応ができる体制ではないのだ。

 こういうことを見越してあらかじめ設備や人員を手当てしておくこともどだい無理な話だ。
手間ひまかけて復旧したとして、そこを走る列車に乗っている乗客なんて微々たるものでしかない。赤字企業としてはとても優先順位を高くはできないだろう。国が除雪する立派な国道を走るバスで十分では、となるのも無理からぬ話だ。何度も書くように、そもそもこういう鉄道の管理運営を一企業に負わせるのは無理な話なのだ。国家の軸となる幹線で廃止できないというのなら、国が責任をもって管理すべきだろう。

 

 

2022年12月24日 (土)

思い込み

 こういうこともあるんだな、しかしびっくりした。当事者はさぞかし驚いたことだろう。12月22日に行われた将棋の順位戦B級1組10回戦の近藤誠也七段-千田翔太七段の対局で、対局開始直後に後手番の千田七段が1手目を指して、反則負けになった

 順位戦の場合、対戦相手と手番はあらかじめ決まっていて事前に通知されているのだが、本人がてっきり先手番と思い込んでいて、そのための準備も周到に行ってきたための間違いだという。対局開始時に記録係が「〇〇先生の先手番でお願いします」と声をかけるのだが、集中していてそれすら聞こえなかったようだ。げに思い込みはおそろしい。周りが見えなくなるという好例になってしまった。

 人間のやることだから間違いもある。さすが松本博文さんの記事には先例が載っていて、「2007年7月のC級2組2回戦▲東和男七段(現八段)-△有吉道夫九段戦では、後手の有吉九段が1手目に3筋の歩を突いてしまい、やはり反則負けとなっています。」、とか「また2007年4月の倉敷藤花戦2回戦▲甲斐智美女流二段(現五段)-△関根紀代子女流四段(現六段)戦。振り駒をして甲斐女流二段先手と決まったあとで、やはり後手の関根女流四段が1手目を指してしまったという例もあります。」ということだ。

 大事な大事な順位戦の一局で、しかも同年代の好敵手近藤七段との一戦であり、相当気合を入れて臨んだであろう千田七段には痛恨事だろう。心中察するに余りある。先例があったからといって何の慰めにもならないだろうが、これに気落ちせずに来る年は一層の奮起を期待したい。

 

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盤面の84歩が痛々しい(朝日新聞DIGITALより)

 

2022年12月22日 (木)

要介護(支援)認定者意向調査

 おっと忘れていた。回答投函期限が明日だった。
 札幌市からしばらく前に届いていた意向調査票。2024年度からはじまる新たな「札幌市高齢者支援計画」(高齢者福祉計画・介護保険事業計画)の策定や各高齢者施策、介護保険事業の実施に当たっての基礎資料とするために介護保険要介護(支援)認定を受けている方から無作為抽出で5000人を対象とした調査とのことだ。
 対象者はぼくではなく93歳になるぼくの母だが、まずこの漢字用語ばかりの枕文を理解したうえで、A4判27頁にもおよぶ詳細なアンケート調査の細かい字を熟読して回答してもらうのは90代の高齢者には酷な話であり、本人の意思を確認の上家族が記入してもよいとのことなので、ぼくが回答することにしたのだった。といっても、昨今の新型コロナ第8波感染拡大によって施設入居中の母には面会できない状況が続いているので、意思確認といってもぼくが推測して書くわけだけど。
 そこそこ考えないと書けないような設問もあるし、考えても迷うものもある。いくつでも選ぶ、ひとつだけ選ぶ混在というトラップもあるし、高齢者自身の回答はなかなかハードルが高いのでは。お役所的というか、まったくこんな調査にどれだけ意味があるのだろうと思ってしまう。この結果で意向調査しましたといわれてもなんだかな。

 

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調査票

 

2022年12月20日 (火)

丸墓山

 といっても知っている人は、地元の人か、古墳や歴史のコアなファンか、あるいは「のぼうの城」(和田竜)を読んだ人かだろう。ぼくはその最後のやつで、昨日読み終えた。すこぶるおもしろいので、未読の方はぜひご一読を。するときっと丸墓山へ行ってみたくなること請け合い。

 この小説は石田三成の忍城攻めの話だが、忍城というのがまた余所者にはわかりにくい。昔、戦記物を読んでいて、武州忍藩の兵が忍城から進攻してみたいな話がでてきて、はてなとなった。どこだそれ。ぼくを含め鉄道ファン、なかでも乗り鉄といわれる物好きは、全国の鉄道を乗り歩いているので、自然地理や地名に詳しくなる。しかしそれには大きな穴があって、路線や駅名に出てこないところは、存在しないかのように無視されがちだ。北関東に忍などという地名は聞いたことがないぞと調べてみると、現在の埼玉県行田市の中心部だった。行田なら秩父鉄道が通じているから知っているし、通ったこともある。行田藩とか行田城といってくれればわかったのに。

 その忍城の南側に丸墓山という小山があって、そこに2万の寄せ手が布陣した。秀吉の小田原攻めのときの話だ。三成は丸墓山の左右に長大な堤を築いて、川水を引き込んで湖中に忍城を孤立させた。なかなか壮大な水攻めだが、この城はそれでも落ちなかったという。いったいどんなところだろうと興味が湧こうというものだ。地図で見ると、丸墓山というのは山というより可愛らしい丘で高さは18 mくらいしかない。そもそもが名の通り古墳なのだ。たしかに関東平野の真ん中だし元々山のあるような場所ではない。うちの近所のモエレ山が52 mだからその1/3ほどだ。こんなところに2万の軍勢が陣を布いたとはにわかに信じがたい。ただ平地のただ中だから小なりとはいえ頂上からは遠望が利くのだろう。頂上に三角点があるのも好もしい。ぜひ上って石田三成の気分で、忍城を囲む平地に満々と湖水を湛えた様子を眼中に収めたいものだと思う。

 

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さきたま古墳公園の丸墓山古墳(photoACより)

 

2022年12月19日 (月)

たかが3分

 JR・民鉄各社の来春ダイヤ改正ニュースについてのタビリスのランキング記事がでていて、全貌を把握するには恰好だ。北海道は大したことなかったけど、全国的にみるといろいろあるものだ。なかでぼくが感心したのが、13位にランクされている「のぞみ」速達化だ。順位が低いので注目度的には大したことないのだろうが、こういうちょっとした努力の積み重ねはすごいものだと思う。

 特に、東海道新幹線は前の東京オリンピックの年の開業だから、もう58年も前のことだ。そんな昔の規格で、とっくの昔に引退してしまった丸っこい頭の0系車両で最高速度210キロ運転を前提につくられている。その後につくられた区間よりも勾配や曲線がきついので高速化が難しいとされていたが、技術の進歩は著しく、いまではN700系車両が最高285キロ運転をしていて、東京~新大阪を2時間22-30分で結んでいる。来春改正でこのうち2時間30分運転の17本を3分短縮して2時間27分にするとのこと。話題性となる最速時分の短縮ではないし、遅い方の列車についてしかもたった3分で、利用者にはほとんど意味がないだろうに、この努力。Wikipediaにあったこれまでの速達化の歩みの表をみて、こういう少しずつの積み重ねに賭けるJR東海の執念みたいなものに、感嘆を禁じ得ない。

 新幹線のもっとも象徴的なドル箱区間ということもあるだろうけど、かたやJR北海道の特急は高速化追求による車両事故のおかげで、速度抑制による安定運行にシフトしてしまって、もはや速達化努力は放棄してしまっているかのようだ。もちろん安全が第一であることは論を俟たないが、キハ285系の試作車新造即廃車に見られるように、覇気すら失われてしまっているようで悲しくなる。

 

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東京駅 - 新大阪駅間最速列車の所要時間の推移 (Wikipediaより)

2022年12月17日 (土)

ボールパークアクセス列車

 この時期恒例の、JR各社の来春ダイヤ改正ニュースが出そろった。われらがJR北海道もニュースリリースが出ている。

 今回の3月18日ダイヤ改正の目玉は石北線特急の283系化だろうか。ほかにもいろいろあるが例年よりは地味な印象だ。そのなかで注目は北海道ボールパークFビレッジ開業にともなう臨時列車の設定で、別立てのニュースになっている。ファイターズ主催全試合が新設のエスコンフィールドで行われるようになり、そのアクセスとして千歳線北広島駅が使われるようになる。当然既存列車では対応不可能なので、平日のナイター対応として、最大6本の臨時快速を含む輸送計画が公表された。想定では満員観客(35000人)の場合、札幌方面へ11500人が鉄道利用との試算らしい。これを標準的な733系6両編成でさばくとすると、定員900人として12本は必要になる。始発の臨時6本のほかは既存列車で対応だが、この時間に新千歳空港からくる快速エアポートはかなり込んでいるだろうから、それに300人ずつ詰め込んだとして、既存列車が18本必要。20時以降のダイヤでは普通を含め24本の定期列車があるのでそれで間に合うという計算だろうか。

 しかし、行きはともかく帰りは試合終了時に集中するから、試合時間が3時間ちょっととしてこれでは21時半以降が激込みになりそうな感じがする。まあ平日は満員になることは少ないだろうから大丈夫なのかな。となると問題は満員になりそうな土日のデーゲームの方だろう。今回、土日の臨時列車計画が出てきてないのが不思議だ。まさか計画してないなんてことはないだろうが、さすがに空の始発列車を用意しないと大変なことになりそうな気がするけど。

 

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JR北海道ニュースリリースより

 

2022年12月15日 (木)

5回目

 やれやれこれでやっと人並みになったぞ。
 今日は駅前の東急デパートへ出かけて行って、新型コロナワクチンの5回目の接種。前回4回目のときは少しの差で間に合わずに従来型の接種だったので、今回初めてオミクロン対応の2価ワクチンを接種してもらえた。
 今回のワクチンは、ファイザーのコミナティ(2価:起源株/オミクロン株BA.4-5)というやつ。現在の第8波ではオミクロン株の系統がすでにBQ.1株に置き換わりつつあるらしいが、同じ系統ではあるし、BA.4-5対応の2価ワクチンでも従来型のよりは効果が高いということなので、まあ大丈夫だろう。
 接種会場は大通ワクチンクリニックというところの東急デパート会場で、デパートの7階に特設会場が設けられている。3,4回目を打った近所のクリニックが1月一杯は埋まっていますのとことだったので、ネットで探したらすぐに予約できた。予約時には接種券番号も何も聞かれず、今日会場に行っても朝で空いていたこともあり、予約確認らしきこともせずにすぐに問診して注射、その後10分ほど経過観察という名の待機で、ものの15分で全行程を終了。あっという間だった。
 ワクチン接種も5回目ともなるとそうそう仰々しいこともやってられない、というか必要ないのだろう。昨年夏の1,2回目はヨーイドンでネット予約して、コンベンションセンターの大規模会場に出かけて行列に並んだのがウソのようだ。しかしいつまでこんなことが続くんだろうか...。

 

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会場

 

2022年12月14日 (水)

詰将棋パラダイス2022.12月号

 詰将棋パラダイス12月号、盛り沢山の800号記念号が解き終わらないうちに11月30日到着。結果稿は9月分で、高校までと短大3題、大学1題が正解。ということで48点獲得したものの、これでは今年は450点もおぼつかないな。まあ楽しい齋藤光寿さんの短14が解けたのでよしとしよう。他のコーナーも、推理将棋は1題しか解けなかったうえに、そもそも解答を出し忘れたというおそまつ。普通の解答〆切は月末なのに推理将棋はメールだと翌月7日迄と遅いもので、往生際悪くもう少し考えようと思っているうちに、翌月号が届くとそっちに気を取られて忘れてしまうというパターンだ。できなくても月末にまとめて送ってしまうほうがよさそうな。

 さて12月号は学校はお休みで恒例の短編コンクール、今回は7手詰だ。短コンも11手詰だと50題は結構しんどいが、7手詰ならさくさく解ける。今月分ももう解けてしまった。といってもぼくの解図力が上がったのではなく、今回はなんか全体的に小粒な印象がある。悪く言えばどんぐりの背比べというか。評価をつけていくとほとんどがBになってしまう。いつものようになんとか15個はAをつけたいので、また見直しだな。あとは半年に1度の同人室。いつもながらベテラン作家ばかりなので(全部とは言わないが)力の抜けた好作が多く楽しい。

 これも半年ぶりのやさしい大学院は最近あまりやさしくないので後回しにして、ずっと飛んで最後のデパート。これは今月の目玉でしょ。顔ぶれも豪華だけど内容もすこぶるおもしろい。まさにパズルを解く楽しさが横溢。後半の4と5はちょっとややこしいけれど、仕組みさえわかればあとは正しく手順を踏めば大丈夫。なんといっても手数表示があるので安心だ。手数表示はほんとに解答者に優しいな。やさ院もすればいいんじゃなかろうか。
 ひとつもどって、これも半年に1度のお待ちかねの変則ルールコーナー神無一族の氾濫。いつもながらの先鋭なというか奇異なというか、毎月のフェアリーランドで鍛えられてはいてもびっくりのルールが満載。安南打歩協力自玉詰とか、頭が変になりそうだ(笑)。でもおもしろいんだなこれが。

 さて、読み物コーナーのちえのわ雑文集。前中学担当の太刀岡さんの楽屋話が興味深かった。なるほどそういう仕組みになっているのか。採点プログラムなんてものがあるんだ。こういう情報があると、自分もやってみようかなという人が出てくるのでは。短評は1行に収まるものが行数調整に重宝すると。そうだろうそうだろう、ぼくは特定コーナーしか書いていないけれど、いつも1行に収まるように心がけている。通常の4段組だと9字しかはいらないので相当苦労する。推理将棋やパズル雑談は3段組なので13字、この差は大きい。

 今月の1作はどれにしようかなと考えて、高11廣瀬崇幹氏作13手詰にした。解いてみたくなる初形。持駒強力だし簡単そうにみえる。あれ先月も同じことを書いたような。こういうのが好きなんだな。当然の初手41角成は取ってくれないで22玉と逃げる。狭いところで馬ができて飛金金と持っているので簡単そうだが、そうは問屋が卸さない。結構考えた末にたどりついた最終5手の鮮やかさ。終わってみれば原型復帰という美しさには感心しきり。

 

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詰将棋パラダイス2022年9月号高等学校11番廣瀬崇幹氏作

2022年12月12日 (月)

大型移籍

 いつもヒマネタばかりなので、たまにはホットなニュースでも。

 北海道日本ハムファイターズの近藤健介選手が、FAで福岡ソフトバンクホークスに移籍することを決断したというニュース。今年は大物の移籍が活発で、オリックスの吉田(正)選手がポスティングでレッドソックスへ、ソフトバンクの千賀選手が海外FAでメッツへと移籍が決まり、そして最後に去就が注目されていた近藤選手が5球団の争奪戦の結果、ソフトバンク入りが決まったと。契約金は6年総額35億円からさらに上積みされたという話だが、年俸約6億か。それではもう残念ながらファイターズがどうこうできる金額ではないな。残念だけどこればかりは本人の意志でもありしかたない。

 今年の契約更改の一覧表をみてみると、ファイターズの野手陣で最高額は松本(剛)選手の8600万円で、3000万円を越える選手は7人しかいない。野手24人の全員を足しても5億円ちょっとにしかならない。選手間バランスからいってもとても1人に6億円はありえないだろう。しかしこれで来期は優勝を目指そうというのだから、これまたすごいことではある。球場にお金使いすぎたんでないのと思わないでもないが(笑)。

 

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ファイターズ野手上位7人(日刊スポーツwebより)

2022年12月10日 (土)

巨大岩塊

 2030年度開業を目指して建設中の北海道新幹線新函館北斗~札幌間の工事について、当初予想より工事が大幅に遅れていることと、事業費が6450億円増加する見通しだとのニュース。元ネタは「北海道新幹線(新函館北斗・札幌間)の整備に関する有識者会議の令和4年報告書(2022.12.7)」で、全文と参考資料は国土交通省の鉄道ページからDLして読める。

 事業費の増加というのはいつのときも起こることで、もちろん資材価格の高騰とか経済情勢の変化があるだろうが、もともとの見通しの甘さが主因だろう。どうしても着工前には早期着工・完成という政治的思惑が働いて、費用算出は低めに抑えるのが常だからこういうことになる。あとになって増加分をどう負担するかでもめるのも、まあ三文芝居みたいなものだ。おそらく落としどころは決まっているのだろう。

 工事の遅れについては、工事区間の大部分をしめるトンネル工事について、残土処理問題が受入れ予定地の反対等で大幅に遅れたことと、一部区間で工事を支障する地盤や岩盤問題が出来したためということだ。このうち札樽トンネルの重金属含有土の処置については、当然予想されていたことであり、事前の対策が不十分というか単に問題先送りによるしわ寄せだから、今さら問題化するのは論外としかいいようがないが、地盤岩盤に関しては掘ってみるまでわからないトンネル工事の宿命みたいな部分なので、酌量の余地がある。

 トンネル掘削技術は時代とともに進歩しているはずで、青函トンネルをはじめとする長大トンネル、山岳トンネルで予期せぬ事態に何度も遭遇して、その都度乗り切ってきた経験があるだろうに、それでもまだまだこういうことがある。個人的には、羊蹄トンネルで想定を超える巨大岩塊に遭遇してシールドマシンがストップし、その岩塊を除去するために迂回工事トンネルを別途掘って、反対側から崩す方策をとるというのに驚いた。資料には模式図しかないのでどれだけすごい岩塊なのか想像するしかないが、トンネル工事というのはほんとに大変なものなのだなと改めて思う。

 いずれにせよ2030年にオリンピックがあると決まったわけじゃなし、開業が少しくらい遅れてもどうってことはなかろう。北陸新幹線金沢~敦賀みたいに直近になって1年遅れというのはさすがに地域経済等への影響が大きいだろうが、こっちはまだ8年後の話だし。なにより安全確実に工事を進めてほしいと思う。

 

 

2022年12月 9日 (金)

八年後

 八年後雪や氷が有るかしら(神奈川県 朝広三猫子)

 今日の朝日川柳の句。気候の変化で将来的に開催可能な場所が減少する可能性への対応を表向きの理由に、2030年冬季五輪の開催地決定をさらに先送りすることにしたIOCの発表を揶揄したものだろう。当の札幌市民の多くは8年後に雪や氷がなくなってくれたらどんなに助かるだろうと思っているに違いない。さすがにいくら温暖化が進んでもそっちの心配はありえない。今年も秋は記録的な高温だったなどといっていたが、12月にはいってどかどか雪が降り、昨日はうちのまわりは20 cmを越える降雪があって、あっという間に白一色となった。札幌の中心部はほとんど降らなかったので、札幌観測点はまだ積雪数センチだが、あいの里観測点の積雪深は26 cmとなった。

 ただでさえ積雪寒冷地にある大都市は少ないうえに、地球温暖化の影響で冬季五輪の開催適地が減少し、今後の継続的開催が問題なのは確かだろう。万が一2030年に札幌で開催されて成功裡に終わったりしたら、今世紀中にあと何回かお鉢が回ってこないものでもない。だいたい大きなイベントというものは、よそでやってるところに出かけていくのが楽しみなのであって、地元開催ほどつまらないものはない。学会の年次大会がいい例だ。わが日本農芸化学会はローテーションで開催地が決まっていて、だいたい10年に1回札幌開催が回ってくる。そうなったら大変で、3年前から準備にかかり直前の数ヶ月はほとんど仕事にならない。最近のコロナ禍以降はオンライン化が進んで事情が変わっているだろうが、いずれにせよこういうものは出かけて行って楽しむのが吉だ。

 IOCの思惑はどうか知らぬが、札幌市民としては住民投票が行われないことになったからには、来春の市長選がひとつの山場になるのだろうな。どうなることやら。

 

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今朝のあいの里 

2022年12月 7日 (水)

スカイレール廃止

 そういえば広島のスカイレールが2023年12月末で廃止になるというニュースが流れていた。ちょうど1年後だ。スカイレールは、ちょっと見ロープウェイだが、搬器がロープにぶらさがるのではなく、上部にあるレールから懸垂されて走るもので、懸垂型モノレールとロープウェイの合いのこのような乗り物だ。正式にはロープ駆動式懸垂型交通システムというらしく(そのまんまやん)、世界でここにしかない珍しい交通システムだ。山陽本線の瀬野駅とその背後の山の上にあるみどり坂地区住宅街を結んでいる。山陽本線の瀬野といえば言わずと知れたセノハチ(瀬野~八本松)の勾配区間の広島側であり、山間の住宅街まで急勾配が必要なのでこのような乗り物になったのだろう。

 ぼくはこういう変わった乗り物が好きなので、開業3年後の2001年にわざわざ乗りに行った(そのときのようすはこちら)。山の上の住宅街のアクセスには斜行エレベータとかスロープカーとか変わったものがいろいろあっておもしろい。しかし変わったものはそれなりに維持管理とか設備更新とかがネックになり、ここも結局はバス転換になってしまう。もっとあちこちに採用されていれば、量産化効果もあったのだろうが、世界唯一が仇になったわけだな、残念なことだ。

 

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瀬野スカイレール(2001.3)

2022年12月 5日 (月)

対戦組み合わせ

 エアロバイクを漕ぎながら昨日のNHK杯戦将棋トーナメントの録画を観る。昨日の対局は広瀬八段対斎藤(慎)八段という好カードだった。結果はともかくとして驚いたのが、これまでの2人の対戦成績だ。なんと斎藤八段の3戦3勝という。え、たったの3局、それしかないのか。2人ともA級在籍バリバリの棋士だし、タイトル戦で顔を合わせても不思議ではないくらいなのに。斎藤八段はここ2年A級で勝ちまくっているので、それが結果にあらわれているのだろうが、つまりそれ以外の対局はほとんどないということだ。たいていの棋戦の組み合わせは抽選だろうから、そういうこともあるのだろう。

 対戦組み合わせといえばいつも思うのが、順位戦の対戦だ。A級とB1は総当たりだからいいが、B2以下は人数が多いのであらかじめ全対局相手が最初から決まっている。そろそろこの時期になると各クラスの昇級降級者が気になってくるが、昇級枠は限られていて、全勝以外は順位順だから下位者は同率でも頭ハネで上がれないことがある。近年では藤井(聡)五冠がそれで連続昇級記録を逃したのが記憶に新しい。同率者の直接対局がないと自力ではどうにもならないのだ。たとえば今期のC2は6回戦を終えて6戦全勝が3人、5勝1敗が5人。昇級枠の3人はこの8人から出ることはたぶん間違いないだろうが、今後の対戦相手をみるとこの中での直接対局は2局しかない。全56人が各10対局だから45人とは顔を合わせないのだから当然ではある。

 クジ運も実力のうちかもしれないけれど、ここは大相撲みたいに後半戦は星の似通った同士の対戦を組むとかしたらどうだろう。相撲ではつい最近、当日の取り組みが終わってもまだ翌日の取り組みが決まらないという失態があったが、そんなギリギリでは困るけど、順位戦はだいたい月一だから、終了後に次の対戦を組んでも準備期間は一ヶ月あるし困らないように思うけどな。

 

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 今期のC級2組成績上位8人(日本将棋連盟HPより)

2022年12月 4日 (日)

過去最高の秋

 気象庁の報道発表(12月1日)によると、日本の今年の秋の平均気温(9-11月)が過去最高を記録したということだ。たしかに当地でも、夏は暑かった昨年ほどではなかったけれど、秋は安定して暖かい日が続いた気がするな。それにしても過去最高とは。
 どれくらい高かったかというと、平均値(1991-2020)からの偏差が+0.9 ℃で、1898年の統計開始以来最高だった。地球温暖化の影響で日本の秋の平均気温は徐々に上昇しており、長期的にみると100年あたり1.31 ℃高くなっているそうだ。グラフをみると右肩上がりのようすがよくわかる。
 全体の傾向は赤線のとおりで、これが100年あたり1.31 ℃の根拠なんだろうが、いやちょっと待てよ。5年移動平均値である青線をよく見ると、1980年くらいまでは約20年ごとに高い時期があるもののほぼ横ばいで、そこから現在まで急上昇してないかこれ。約40年で1.5 ℃くらい上がっているように見えるんだけど。
 この傾向のままいくと今世紀末までには約3 ℃上昇すると。これはIPCCのシナリオと合致している。これは由々しきことだな。

 

2022年12月 2日 (金)

二度読み

 数日前に話題にした「ゴミと罰」。読み終えて感想を書き、ブクログに登録しようとして、あれ。すでに登録済みとなっている。変だなとみてみると2013年8月5日に読み終えている。そこで初めて気づいた。昔読んだんじゃん、これ。全然覚えていなかった。ぼくは粗忽者なので、以前にも一度読んだ本をまた買ったり借りたりしたことは何度かあるが、そういうのは読んでみると気づくものだ。今回のように読み終わって感想を書いてもまだ気づかないというのはさすがに記憶にない。
 いや記憶にないだけかも。ブクログに登録してある分などたかだかここ13年ほどだし、それ以前に何十年もの間読んだ本の記録は散逸している。当然記憶もあやしい。まあこういうのは割り切るべきなのだろうな。しかし、インパクトのある作品だったらさすがに覚えているだろうから、忘れてしまうほどしょうもない作品だったわけで、そのしょうもない作品を時間かけて二度も読んでしまったというのはなんだかなあ。
 せっかくなので2回分の感想を並べてみた。上がブクログ登録済みのもの、下が今回書いてお蔵入りしたもの。いかにどうでもいい作品かがわかって落ち込む。

2013年8月5日★★★☆☆
 主婦ミステリ?そんなジャンルあったかな。家庭ものというわけではないし、ご近所ものか。主人公のジェーンと相手役の隣家のシェリイの他に6人の近所の主婦が登場。そのさなかに派遣掃除婦が掃除中に殺されるという事件が起こる。通り魔殺人でないとしたら、犯人はこの界隈の住人、というわけで警察そっちのけでジェーンとシェリイが探偵のまねごとを始める。その過程で次々に明るみに出る意外な事実。
 もっとも怪しくない者を探せという定石通りの結末はあまりに見え見えで、そこへいたる筋道もあまり感心しない。ユーモアミステリというほど笑わせてくれるわけでもなし、万事に中途半端。名作をもじったタイトルも浮いてるとしか思えないんだけど。

2022年11月21日★★★☆☆
 人を食ったタイトルは原題の直訳というから振るっている。私生活を嗅ぎ回っていた派遣掃除婦が殺されるという事件だから内容とも合っているし。最近老人施設だの地方大学だのの狭い社会でみんな知り合いの中での事件を、警察そこのけで住人が首を突っ込んで突っつきまわすと、いうストーリーを立て続けに読んだけど、これもまさにそのパターン。ここでは主婦が主役で奥さんたちが警察を尻目に、独自の捜査に乗り出す。終わってみれば、あ、やっぱりねというお約束の犯人で、丸見えとはいわないが伏線も弱いし、ミステリとしては平凡。というか何度も書いているように、こういうのは素人探偵たちののん気な警察を巻き込んだドタバタが読みどころなのだろう。シリーズものだから連続ドラマみたいなお手軽ものというわけだ。

 

221202 
2013年8月頃のブクログ本棚

 

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