過去最高の秋
気象庁の報道発表(12月1日)によると、日本の今年の秋の平均気温(9-11月)が過去最高を記録したということだ。たしかに当地でも、夏は暑かった昨年ほどではなかったけれど、秋は安定して暖かい日が続いた気がするな。それにしても過去最高とは。
どれくらい高かったかというと、平均値(1991-2020)からの偏差が+0.9 ℃で、1898年の統計開始以来最高だった。地球温暖化の影響で日本の秋の平均気温は徐々に上昇しており、長期的にみると100年あたり1.31 ℃高くなっているそうだ。グラフをみると右肩上がりのようすがよくわかる。
全体の傾向は赤線のとおりで、これが100年あたり1.31 ℃の根拠なんだろうが、いやちょっと待てよ。5年移動平均値である青線をよく見ると、1980年くらいまでは約20年ごとに高い時期があるもののほぼ横ばいで、そこから現在まで急上昇してないかこれ。約40年で1.5 ℃くらい上がっているように見えるんだけど。
この傾向のままいくと今世紀末までには約3 ℃上昇すると。これはIPCCのシナリオと合致している。これは由々しきことだな。
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