対戦組み合わせ
エアロバイクを漕ぎながら昨日のNHK杯戦将棋トーナメントの録画を観る。昨日の対局は広瀬八段対斎藤(慎)八段という好カードだった。結果はともかくとして驚いたのが、これまでの2人の対戦成績だ。なんと斎藤八段の3戦3勝という。え、たったの3局、それしかないのか。2人ともA級在籍バリバリの棋士だし、タイトル戦で顔を合わせても不思議ではないくらいなのに。斎藤八段はここ2年A級で勝ちまくっているので、それが結果にあらわれているのだろうが、つまりそれ以外の対局はほとんどないということだ。たいていの棋戦の組み合わせは抽選だろうから、そういうこともあるのだろう。
対戦組み合わせといえばいつも思うのが、順位戦の対戦だ。A級とB1は総当たりだからいいが、B2以下は人数が多いのであらかじめ全対局相手が最初から決まっている。そろそろこの時期になると各クラスの昇級降級者が気になってくるが、昇級枠は限られていて、全勝以外は順位順だから下位者は同率でも頭ハネで上がれないことがある。近年では藤井(聡)五冠がそれで連続昇級記録を逃したのが記憶に新しい。同率者の直接対局がないと自力ではどうにもならないのだ。たとえば今期のC2は6回戦を終えて6戦全勝が3人、5勝1敗が5人。昇級枠の3人はこの8人から出ることはたぶん間違いないだろうが、今後の対戦相手をみるとこの中での直接対局は2局しかない。全56人が各10対局だから45人とは顔を合わせないのだから当然ではある。
クジ運も実力のうちかもしれないけれど、ここは大相撲みたいに後半戦は星の似通った同士の対戦を組むとかしたらどうだろう。相撲ではつい最近、当日の取り組みが終わってもまだ翌日の取り組みが決まらないという失態があったが、そんなギリギリでは困るけど、順位戦はだいたい月一だから、終了後に次の対戦を組んでも準備期間は一ヶ月あるし困らないように思うけどな。
« 過去最高の秋 | トップページ | スカイレール廃止 »
「ゲーム」カテゴリの記事
- パズル通信ニコリ189号(2024.12.28)
- 詰将棋パラダイス2024.12月号(2024.12.15)
- ザ・ペンシルパズル2025(2024.12.02)
- 詰将棋パラダイス2024.11月号(2024.11.17)
- パズル・ザ・ジャイアントVol.37(2024.11.02)
« 過去最高の秋 | トップページ | スカイレール廃止 »
コメント