学び直し
今年の目標は「学び直し」。
昨年は1年で約100冊の本を読んだ。そのまとめはまた別に書くとして、後半になってやたらとどうでもいいような似たようなドタバタミステリを立て続けに読んで、さすがにこれではいかんのではないかと思った。エンタメだと思えばヒマつぶしには恰好とはいえるけれど、そもそも毎日がヒマだからといって先行き限られた時間しかない老人がこんな駄本ばかり読んでいてどうするよ。年を取るにつれ体力が低下するのはいかんともしがたいが、このうえ頭までボケてしまっては正真正銘のボケ老人になってしまう。自分はラクかもしれないが、そうなって周囲に迷惑をかけるのは本意ではない。人間いくつになっても勉強する姿勢を持ち続けねばだめだろう。
そんなことをつらつら考えていると、ちょうどクリスマス前にマイナポイントの先乗り分15000円分が入金されたという知らせが届いた。おお、これで自分にクリスマスプレゼントを買おう。何かいいものないかなとあれこれ探しているうちに見つけたのがこの「Molecular Biology of the Cell, 7th. ed.」。昔の学生時代には新しい学問であった分子生物学を体系的に学ぶ機会がなく、現代生命科学には必要不可欠なこの分野の知識がぼくには圧倒的に不足している。そんなわけで、この訳書「細胞の分子生物学」の古い版(たしか3版)は在職時にいつも手元において折に触れて利用させてもらっていた。いつか通読して勉強したいものだと思っていたが、なかなかそんな時間がなく過ぎてしまった。遅きに失したとはいえ、今がよい機会ではないか。
ちょうど原著第7版が2022年7月に刊行されたばかりで、ペーパーバック版であるInternational Student Editionがアマゾンで14850円で出ていた。値段もあつらえたかのようにぴったりだ。これは買って勉強しなさいというお大師様のお導きに違いない、と速攻でポチったのが今日届いた。新しい教科書を手にするときのワクワク感を久々に感じられてうれしい。
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