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2023年1月10日 (火)

パズル通信ニコリ181号

 先月10日に届いたパズル通信ニコリ181号。予告通り税込み1210円に値上げされた。泣かされたのがなんといってもシャカシャカ7のジャイアント。何回破綻してやり直したことか。注意深く一からやり直しているのに同じところで行き詰まる。もうできないかと思った。一点一画を揺るがせにできないのは当然なのだが、随所にトラップがあって、思い込み見切り発車がまったく通じない。注意の上に注意を重ねてなんとか最後の大海原が埋まったときには感動した。いや参りました。これが懸賞問題というのだから大変だ。しかしこれ難易度が泣き顔レベルだけど顔バッテンだと思う。

 懸賞問題ではないが着順発表問題のヤジリン4もけっこうおもしろかった。少し変わった考え方が必要ということだが、平行ラインの読みでこういうことできるんだ。顔×ほど難しくはないと思うけど。ヤジリンは全マス埋めなきゃならないので、矢印の少ないところの手筋がいろいろあってまだまだ新鮮だ。顔×といえばあとは波及効果6で、こちらは恐る恐る取り掛かったわりにはあっさり解けて拍子抜け。難易度判定てのは難しいな。

 今号の大盛りは美術館。黙々と解く地味なイメージがある。大判のは見落としが恐いが、小さいのはやさしいと思っていたけど、8,9なんかは結構考えさせられた。奥が深い。あとの定番パズルはそれほど難しいのはなかった気がする。久々登場というキンコンカンは新鮮で楽しめた。もう少しこういうマイナーパズルも取り上げてほしいと思う。マイナーパズルといえばパズルBOX15が夏までに出るという告知があった。昨夏に出なかったのでどうしたのかと思っていた。楽しみだ。

 そういえば、鍜治真起さんの評伝「すばらしい失敗」をいま読んでいる。つくづくニコリは変わった雑誌だなと思う。数独がオリジナルじゃないのは知っていたが、三本柱のもうひとつカックロもニコリ発祥じゃないんだ。スリリンは確かニコリオリジナルのはず。埋もれていたパズルに光をあてて時流に乗ったというか、パズル人口を掘り起こしたのだ。直販オンリーで配本書店が限られているうえに、誌面にまったく広告がない。よくやっていけるものだと思うが、競合類誌が絶無という完全独走態勢なのがすごい。

 

230110 
ニコリ181号

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