卯のつく駅
昨年の「寅」に続いて干支のつく駅さがし、今年は「卯」。
卯のつく駅でまず思いつくのは卯原内(うばらない)駅。というかこれしか思いつかなかった。それどこ?といわれそうだが、卯原内は旧国鉄湧網線の駅で、湧網線は1987年3月に廃止になったから当然今はない。能取湖をぐるっと回る網走の近くだ。今の地図を見ると湖岸に卯原内という集落があって郵便局も学校もある。わりと大きな駅だったのだろう。湧網線の列車に乗って通ったことがあるけれど、残念ながら降りたことはない。
現存する駅はないものかと資料を調べてみて卯之町(うのまち)駅をみつけた。ああ何で思い出さなかったのだろう。こっちの方がずっと有名だ。愛媛県にある予讃線の駅。旧宇和町の中心で古い町並みが観光地になっている。現在は西予市の代表駅であり、特急宇和海をはじめ松山~宇和島間のすべての列車が停車する主要駅だ。山間に開けた盆地で八幡浜側も宇和島側も急勾配の登りになっていて鉄道の難所でもある。卯之町には四国43番明石寺があるのでお遍路歩きのときももちろん通ったし、ひとつ松山寄りの北宇和駅が区切りの駅だったので、2016年秋の第6期を歩き始めるときに卯之町駅で下車している。そうだったか懐かしい。卯之町、いい名前だ。最新の駅名事典をもってないので手元の資料では卯はそれだけだ。
兎はひとつも思いつかないが、山形鉄道フラワー長井線にその名も白兎(しろうさぎ)駅があった。ここは旧国鉄長井線時代に乗ったけど前後の羽前成田とか蚕桑とかは見覚えがあるが、白兎駅は全然記憶にない。それもそのはず3セク化されてから1989年12月の開業だ。といってもブームに乗ったキラキラネームとかではなく、ちゃんと白兎という昔からの地名が近辺にあるらしい。長井線、しかし地味だ。乗ったことはあってもどんなところかまったく覚えていない。しいていえば、今泉駅近くの米坂線共用鉄橋だな。その米坂線今泉~坂町間は昨年8月の大雨被害で現在も不通であり、復旧の目途が全く立っていない、というか被害の全容把握すらできていないそうだ。兎年の間になにか進展があるだろうか。
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