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2023年3月

2023年3月31日 (金)

2023.3月の総括

 3月の総括。今年の3月は記録的に暖かかった。札幌の月平均気温は昨日までの暫定値で4.8 ℃で、今日の気温はこれより高いことは間違いないから、このくらいの確定値になるだろう。これまでは2015年と2021年に3.8 ℃というのが最高だから、それより約1度も高かったことになる。なんせ今月は最高気温が10 ℃を越えた日が13日間もある(ちなみに2015, 2021年は各8日)。この暖気でもともと少なかった雪があっという間に解けて、3月20日には積雪深ゼロになったという話は前に書いた。積雪深推移をみるといかに急速に解けたかがわかる。

 3月の記録、さすがに走行距離、エクササイズ量とも大幅に増えた。日数が3日多いこともあるし、雪解けが早くて、下旬には外を走れるようになったのも大きい。3月中にあいの里公園周回コースが全部走れるようになったなど、これまで記憶にない。もっとも冬の間の体力低下は覆いようもなく、5, 6キロ走ると脚がガクガクだ。6月には4年ぶりのマラソンを走る予定なのだが、こんなでは不安しかない。体重と体脂肪率は新しく導入した体組成計での値なので、前月と厳密には比較できない。併用期間の比較では、どうも今までのヘルスメーター(死語?)より、いずれも少し小さくでる傾向がある。なので、体重は微増、体脂肪率は横ばいという感じなのかも。

 3月の記録 (2月比)
  エクササイズ日数 31 (+3)
  走行距離 (換算km) 149.6 (+32.4)
  総エクササイズ (Ex) 198.9 (+39.7)
  体重 (kg) 67.4(±0)
  体脂肪率 (%) 16.3 (-0.8)

 

230331 
 札幌管区気象台積雪深推移(札幌市webページより)

2023年3月30日 (木)

退職効果?

 定期検査日で某病院に行ってきた。脱マスク解禁日から2週間が経ったが、朝の電車内も駅の雑踏もみんなマスク姿で以前と変わらない。もちろん病院内は検温、手指消毒、マスク着用だ。5月の5類移行後になったら少しは変わるのだろうか。

 検査結果は可もなく不可もなし。前回と変わらない。スタチン投与をはじめて1年が経ったので、前後1年間のコレステロール値を比較してみた。

 yymmdd, HDL, LDL, LDL/HDL

投与前
 210218, 102, 182, 1.8
 210520, 115, 160, 1.4
 210819, 100, 140, 1.4
 211118, 102, 152, 1.5
 220217, 96, 164, 1.7
投与後
 220414, 116, 93, 0.8
 220707, 107, 97, 0.9
 221006, 115, 97, 0.8
 230105, 98, 115, 1.2
 230330, 111, 108, 1.0

 前にも書いたように、まったく効果歴然。改めてスタチンの威力には驚かざるを得ない。

 ところで、今回は薬を始めて1年目であるとともに、退職してほぼ5年が過ぎた日でもあるのだ。早いものだ。というわけで、退職前後の検査値(人間ドック時)をちょっと比較してみてこれまた驚いた。

 yyyy, HDL, LDL, LDL/HDL

退職前
 2013, 96, 125, 1.3
 2014, 103, 128, 1.2
 2015, 106, 117, 1.1
 2016, 94, 142, 1.5
 2017, 97, 117, 1.2
退職後
 2018, 100, 148, 1.5
 2019, 101, 139, 1.4
 2020, 107, 144, 1.3
 2021, 103, 148, 1.4
 2022, 104, 82, 0.8 (スタチン服用後)

 2016年は別として、2018年の退職年を境にLDL-C値が明らかに上昇しているのがわかる。2017年以前の値なら薬など飲まなくてもいいレベルだ。おそろしいものだな。退職とともに生活パターンが大きく変わったことが要因かな。食生活はそれほど変化しているとも思えないから不思議だけど。そうか、あのまま仕事続けていたらことコレステロール値に関しては健康でいられたのか。なあんて、いやいやたまたま加齢による変化の時期が一致しただけで、仕事辞めたのは関係ないに違いない、ということにしておこう。

 

 

230330
検査結果

2023年3月26日 (日)

COVID-19 Dashboard更新停止

 これも少し前の話。感染開始以来時々刻々と更新が続けられてきたアメリカのJohns Hopkins Universityの世界のCoVID-19感染状況のページが、この3月10日を最後に停止された。といっても新型コロナの感染が収束したという理由ではなく、正確なデータの取得が困難になったという理由だ。このサイトは特に感染拡大当初はずいぶん参照させてもらった。なんといっても一部を切り取って全体を語るかのような他メディアの情報より、客観的かつ網羅的で信頼できたからだ。停止理由はともかく、まだまだ先のことはわからないが、世界レベルでの危機感が低下しているのは事実だろう。やれやれ、3年かかってここまできたかという感が強い。

 

230326
米ジョンズ・ホプキンス大 COVID-19 Dashboard

2023年3月25日 (土)

とさでん部分廃止の議論

 少し前の話だが、高知の路面電車で部分廃止が議論にという気になる記事がタビリスに載っていた。利用者減少とか赤字とかのおなじみの理由もあるが、なにより必要な設備更新を先送りにしてきたつけが出てきて、設備の老朽化が深刻なのだそうだ。なんでも現在の投資額ベースでいくと、レール交換に292年、饋電線更新に82年、車両更新に189年かかる計算だというから深刻だ。

 高知の路面電車を運行するとさでん交通は、中心部のはりまや橋で十字に交差する2線計25.3 kmの路線をもち、これは日本一の長さだ。そのうちの東西線は東の後免町から西の伊野まで22.1 kmあり、全部で66もの停留所がある長大路線だ。高知市規模の地方都市でこれだけの路線を維持するのはたいへんだろうことは容易に想像できる。実際、長大な東西線の両末端、特に西側は閑散区間で、鏡川橋から先は単線で朝倉~伊野間は40分に1本しか電車がない。ということで、どことは明記されていないが両端の末端部を廃止する案が俎上に上っているらしい。

 東は文殊通、西は鏡川橋で打ち切りということになりそうな気がするな。ぼくはひところ仕事で毎年のように高知に通っていたので、とさでんの電車にもずいぶんお世話になった。特に、ローカル然とした単線区間は、途中の交換停留所とか終端の伊野の引き込み線跡とか、味わいがあっておもしろかった。まあ路面電車が40分ヘッドでは採算が合うとは思えないし、残念だけどしょうがないのかな。

 

230325 
路線図(とさでんwebページより

 

2023年3月23日 (木)

セールスフォースのCM

 決勝戦でアメリカに勝って感動のうちに幕を閉じたWBC。久々にテレビを何時間も観続けていて、試合は別として心に残ったもの。それが、「失敗の数だけ、僕たちは成長できる」というセールスフォースのこのCM。テレビを観ていた人はたぶん、ああ、あれか、と思い出すだろう。

 「ぼくはプロになってから(カウンターがカタカタカタと加算し928で止まる)928回も三振していて、打たれたヒットの数は、カタカタカタ → 647、…(中略)…、二刀流が無理だといわれたことは、カタカタカタ → ∞、数えきれない...」

 ネガティブな数字ばかりがこれでもかと並べられた後に、一転してカウンターが減算に転じる。

 「でも、二刀流が無理だと思ったことは、カタカタカタ → 0、一度もない。10勝と30本塁打を同シーズンで達成した選手、カタカタカタ → 1」

 ぼくは小うるさいCMというものが嫌いで、それがテレビをほとんどみない理由の一つだが、こういうのは別だ。何している会社か知らなかったが、試合のインターバルにこのCMが流されるのを楽しみに見ていた。

 当の大谷選手は、最後の方で子どもたちとわいわい遊んでいるところが映るだけなのだが、子どもたちの未来には無限の可能性がある、とほっこりする。いや、ぼくにだってちょっぴりだけどまだ未来はあるのだ、と背中を押される気がする。

 

2023年3月21日 (火)

WBC準決勝

 いやあすごい試合だったなあ。佐々木が3ラン打たれて、7回に吉田の3ランでやっと追いついたと思ったらすぐに山本が2点を失って、その裏も1死2,3塁と攻めたのに犠牲フライの1点止まり。追いついても追い越せないいやな展開。

 しかし9回裏に最高のドラマが待っていた。大谷の2塁打、吉田の四球に周東の代走、そこで迎えたここまで不振の5番村上。なんという舞台。もう三振でもいいから思い切ってバット3回振ってくれと念じていたら、左中間への適時2塁打でサヨナラ。こんな筋書きはフィクションでもありえない。

 それにしても、好機に何度も何度も三振しても村上を信頼して使い続けた栗山監督の執念が実った。とにかく栗山さんは頑固だからな。日ハム時代からそういう人だった。こうなったら明日もチームジャパンの全員野球でぜひ世界一を手にしてほしい。

 

230321 
Sportsnavi
より

2023年3月20日 (月)

終雪

 今日は今年一番の暖かさで、最高気温が4月下旬並みの14.3 ℃まで上がった。このところの暖かさで順調に雪解けが進んで、札幌観測点では今日の13時に積雪がゼロになった。これは昨年(4月5日)より16日も早い。まあドカ雪の昨年と比べるのは意味がないが、ここ10年の積雪ゼロになった日を調べてみると、次のようだった。

  2023 3/20
  2022 4/5
  2021 3/23
  2020 3/27
  2019 3/19
  2018 3/29
  2017 4/6
  2016 3/28
  2015 3/26
  2014 4/7

 10年間で積雪ゼロになった日が4月にずれこんだのが3回、3月下旬(3/21-31)が5回、中旬(3/11-20)が2回で、今年は2019年に次いで2番目に早い終雪だ。1日違いだからほぼ同じといってもいいかもしれない。また、この10年で3月中旬に最高気温が14 ℃を越えた年はない。今年の春の早さがうかがえる。公式積雪深がゼロになったとはいえ、家の周りにはまだまだ雪が残っているが、こうなるとそれが消えるのも時間の問題だな。

 

230320 
札幌観測点の積雪深変化(気象庁webより)

2023年3月18日 (土)

留萌線部分廃止ラストラン

 今日は全国JRダイヤ改正日。あちこち新線や新駅開業で盛り上がっているようだけど、北海道ではキハ183系特急気動車が昨日で定期運用を終え姿を消した。そしてもうひとつ、こちらは今月末日だからあと2週間後ではあるが、留萌線石狩沼田・留萌間が廃止になる。そのラストランイベントの内容がJR北海道のニュースリリースに発表になっている。それによると、今日から30日までの13日間は全列車1両増結の2両編成(キハ54×2)、最終日31日は全列車4両編成(キハ54+キハ150×3)での運行とのこと。また最終日には両方向の先頭車にありがとう留萌本線の特製ヘッドマークが装着されるそうだ、

 廃線にともなうラストランといえば、3年前の札沼線北海道医療大学・新十津川間廃止を思い出す。あのときは新型コロナの流行り始めで緊急事態宣言という異常事態だったので、予定されていたラストランは中止のうえ、予定を急遽繰り上げて半月ほど前に突然最終運転になってしまった。それを思えば、何もかもが破調だった3年間が終わって、元の日常がもどってきたということだなんだなとしみじみ思う。留萌線は幸せだ。今年は気温が高く雪解けも早いし、沿線は大いににぎわいそうだな。天気がいいといいけど。

 

230318 
最終日のヘッドマーク(JR北海道ニュースリリースより)

 

2023年3月16日 (木)

ボールパーク新駅

 エスコンフィールドが開業して地元は大いに盛り上がっているが、それに水を差すようなニュース。2027年度末開設を目指して着工予定の千歳線ボールパーク新駅(以下新駅)の工事費が当初計画の80-90億円から115-125億円にふくらむ見通しがJRから示されて、請願元である北広島市が難色を示しているそうだ。新幹線工事費もそうだがここのところの建設費の高騰はやむを得ない面がある。さりとて北広島市規模の自治体でそれをはいそうですかと呑むわけにもいかないのもわかる。さてどうなるか。

 そもそも請願駅だからJRが出資する筋合いはないが、事業主体である日本ハムが費用負担の話にでてこないのはどうなってるのだろう。昨年開業したロイズタウン駅は全額企業負担で、当別町は駅前広場整備しか支出していなかったと記憶する。こちらの新駅は球場誘致にあたって市が全額負担するという条件になっているのだろうか。多くの北広島市民にはほとんど直接関係ない新駅に、それだけの莫大経費を支出するというのは市民の理解を得られないだろう。それをいえばそもそも90億円だって相当な額なわけだけど。

 ひとつの案としては、新千歳空港や羽田空港のように、特別上乗せ運賃制で利用者負担とすることか。現状、北広島駅からシャトルバスに乗る際もバス代を払っているのだから、その分くらいは利用者負担にしてもいいだろう。今より便利になるのだし。ただ、ここは本線上の駅だから運賃を変えることはできないので、駅利用料金みたいなものを別途収受する形になるだろう。バス代分200円を徴収するとして、JRの試算である1万人が利用するとして、往復400万円の収入になる。年間70試合予定とのことだから、全部満員なら2億8千万円。工事費増大分を10年で償還の計算だ。そううまくいくかな。

 それとともに、新駅のデザインも一考の余地があるな。あんなに立派なものをつくる必要があるだろうか。新駅ができるまでの5年間は北広島駅で対応しなければならないわけで、すでにそのための拡張工事も行っている。新駅ができればそれはほぼ不要になるのだとしたら、無駄な投資になってしまう。とすれば、それを生かし臨時列車は北広島折返しにして、新駅には折り返し設備や引き上げ線を設けないことにすればよいのでは。それでもさすがに上下線の両側にホームだけ追加というわけにはいかないので、1面4線構造は必要になるから、あまり縮小されないかな。それより5年も経てば開業効果も薄れるし、観客も移動に慣れてこれなら北広島駅でいいじゃんということになったりして。

 

2023年3月15日 (水)

詰将棋パラダイス2023.3月号

 詰将棋パラダイス3月号、到着は3月2日。結果稿は12月分で、例年通り短編コンクール、同人室、やさしい大学院、神無一族の氾濫といったところ。

 短コンは7手詰50題で、12月号の感想に書いたかもしれないが、図抜けたのがなくてどれも似たような印象だった。解いて行って評価をつけるとCがいくつかのほかは全部Bになってしまった。これでは差がつかないので再度見直してめぼしいものにAをつけたが、それでもA評価は8作にしかならなかった。いつもはシード権内の15個にAをつけるのが目標だから半分だ。結果をみるとぼくがAをつけた8作のうち15位以内にはいったのは2作しかなかった。トップ作はともかくとして、15位が2.50点、25位が2.40点だから本当に差が小さかったことがわかる。みんな評価には苦労したろうな。

 なかでダントツの1位作はまたというかやっぱりというかの山路さんだった。最遠打に桂中合でそれを跳ねさせての詰みという大仕掛け。改めてみると納得なのだが、実はぼくはAをつけていない。この作者だから驚かないというのもあるが、それよりこの構想は最低7手かかるので、最短で達成したともいえるし、逆にそれしかないともいえてしまう。序奏も余韻もなく、正直、え、これで終わり、という感じなのだ。7手詰コンクールなのだからしかたないが、前後をつけてせめて11手くらいにしたら質が上がるんじゃないかなあ。なので、ぼくとしては、翻弄物とか2手くらい好手をいれた手筋物の方が、完成度が高く見えてしまう。もちろん個人的な好みの問題だけど。

 同人室はやさしかったのか久しぶりに全部解けてうれしい。やさ院はこの頃あまりやさしくないので3番だけ解けた。手数と最終手とハの変化はあってたのでたぶん正解だったのだろう。本作のみの解答者3名のうち1名はぼくだ。あとはデパートが久しぶりに全部解けたのもうれしい。いずれもすこぶるおもしろかった。4番と5番はちょっと考えたけど、からくりがわかりさえすれば、試行錯誤しているうちに解けた。5作を通じて誤解者ゼロというくらいだからいずれも考えやすかったのだろう。

 ちょっと残念だったのが神無一族だな。なんとか4題解いたのに2題しかあってなかった。正解できたのは1番と4番。1番はぐるぐる考えてなかなか手数が合わずに苦労したが、最後に19角打を発見。なるほどこのための受先だったのね。4番の歩王詰には爆笑しかない。ルールもルールだし、こんなことよく考えるな。玉が歩の動きなのだから簡単に詰めそうなところを、なんと玉不成として自らの動きを制約することで打歩詰誘致するとは。間違えたのが2番の点鏡。よし、と思ったのに全然違ってた。点鏡は落とし穴がいっぱいで難しい。5番の安南詰はうまく解けたつもりだったんだけど、書いた詰手順がまるでおかしい。なんか初期配置を間違えているみたいだ。盤に並べて解いたのに変だな。

 さて今月の1作。たまには初級者向けキッズルームから、2番神品和男氏作5手詰。ずいぶん長い間眺めていてやっと解けた。キッズルームあなどれないわ。

 

230315
詰将棋パラダイス2023年3月号キッズルーム2番神品和男氏作

2023年3月13日 (月)

鰻の寝床

 そういえば数日前に北海道新幹線の札幌車両基地のデザインが報道されていて、ほほうと思った。詳細が見たいと思って元ネタをさがしたところ、札幌市のwebページの北海道新幹線のページに鉄道・運輸機構による事業概要説明というパワポ資料があった。これがとてもわかりやすい。

 北海道新幹線のメインの車両基地は函館なのだろうが、札幌延伸時には車両の留置や仕業検査などのためのサブ基地を札幌近辺に置かざるを得ない。それをどこに造るかというのは難題だ。在来線の車両基地は苗穂と手稲にあって、このうち東側の苗穂運転所は苗穂駅のすぐ北側にあるから、新幹線の高架線をそのまま延長して敷地内へ下ろせばスペースの捻出くらいはできそうだが、新幹線は在来線の南側なので、在来線の線路をまたがねばならないという大問題がある。もともと在来線の高架化のときに地上線の北側に高架を新設して、元の地上線部分を新幹線用地として確保した経緯があるので、これはどうにもならない。かといって反対の西側はすぐにトンネルなので地上にアクセスする場所がそもそもない。

 というわけで窮余の一策として、在来線苗穂駅手前まで高架を1.3キロ延長して、その高架上に細長い保守基地をつくるという珍案に落ち着いた。設計図をみると、在来線高架の南側の元の地上線部分の空き地になんとか3線分の幅を確保して、札幌駅寄りから着発収容庫、仕業検査庫、保守基地を縦に並べるというデザインになっている。先端の保守基地の端はもう苗穂駅ぎりぎりの位置にくる。在来線は苗穂駅までに地平に下りてしまうが、保守線はずっと高架のままで文字通り苗穂駅橋上駅舎にぶち当たっている。しかも雪対策のためにすべて上屋で覆う構造となっているので、まさに鰻の寝床だ。

 完成すれば札幌・苗穂間の在来線の南側はすべてこの細長い建屋で遮蔽されてしまう。車窓もさえぎられるし鬱陶しいことになるな。それとともにこういう構造にしてしまうとなると、万が一にもさらに旭川あるいは新千歳空港方面への延伸は、ゼロではないにしろほとんどありえないということか。

 

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鉄道・運輸機構の事業概要説明資料より(札幌市webページ)

2023年3月11日 (土)

あれから12年

 今年もまた3.11がやってきた。2011年から丸12年、干支が一回りし、当日亡くなられた方々にとっては13回忌ということになる。改めてご冥福をお祈りします。

 12年前のこの日にぼくが何をやっていたかというのは、一昨年のエントリに書いたので繰り返さない。宮城・岩手沿岸の被災地を訪れたのは、ちょうど10年前の2013年の春の仙台での学会の後だった。まだまだ生々しい津波の爪痕を目の当たりにして言葉もなかった。それから足を向けていないが、10年経って今は復興も進んでいることだろう。

 しかし、それからほとんど変わっていないのが福島第一原発の廃炉へ向けた作業だ。当初計画は遅れに遅れて、まだ燃料デブリの取り出しのめどすら立っていない。12年1日前までは誰一人予期しなかった事故が、一旦起こってしまうとこういう取り返しのつかないことになる。過去の貴重な経験に学ばずに、そんな恐るべき不安定さを内包している原子力発電に将来的に頼っていくことの愚かさを思わざるを得ない。

 

2023年3月10日 (金)

ちょっと違和感

 WBCが始まった。昨日の中国戦は大谷選手の投打にわたる活躍もあって幸先良い一勝をあげ、今日はこちらも注目のダルビッシュ投手の先発で韓国戦をやっている。なんてことはもう耳にタコができるほどみんな聞かされているだろう。まったく、開始前からフィーバーぶりはすごかったけれど、始まったらさらにヒートアップして、報道合戦がすさまじい。今日の昼の番組なんかWBC一色で、何度も何度も同じリプレイを見せられ、コメンテーターが愚にもつかないよいしょ発言ばかり繰り返す。大谷やダルビッシュなど人気の中心選手にいたっては、過去の言動までほじくりかえされて、まるで神様のように祭り上げられている。

 ぼくは野球観戦は好きだし今回も楽しみにして観ているけれど、こうなるともう辟易せざるを得ない。今の日本てそれしかないのか。もっと大事な問題がたくさんあるんじゃないの。WBCで日本が勝ち進めばそれらがチャラになるわけでもあるまいに。もうちょっと落ち着いて静かに楽しめないものだろうか。もっとも、野球に限らずサッカーのワールドカップだって似たような状況だったから、これはもう日本人の国民性なのだろう。これが決勝までいけばあと10日続くのだから騒がしいことだ。

 話変わって、北海道のローカルニュースはというと、これがまた開業間近のエスコンフィールドばかりときている。全国ではどうなのか知らないが、こちらではやれ報道内覧会がどうだとか、併設の温泉だの飲食店だの、はては近くのマンションの最上階が売れたのどうだの、シーズンが始まってもいないのに大騒ぎ。ほんとみんな野球好きなんだね。いやほかに明るいニュースがないからなのか。それもなんだかな。

 

230310 
Google検索結果 

2023年3月 8日 (水)

富良野・新得間バス転換へ

 今のところJRからは公式発表はないものの、ローカルニュースによればJR根室本線の富良野~新得間について、JR北海道が来年4月からのバス転換を提案し、沿線自治体は受け入れる方針で、今月末には正式合意する見通しだそうだ。

 ここの話は前にも書いたよなとさがしたら、2021.7.17に「根室本線富良野~新得間」というエントリを書いてあった。ちょうど沿線自治体とバス転換も視野に入れた協議にはいるというニュースを受けてのことだ。それから1年半ちょっとか。順調に協議が進んでこういうことになったというわけだ。追いかけ記事には沿線住民の仕方ないという声などが載っているが、この区間に関してはちょっとそれでいいのかという気がしてしまう。

 廃止になる富良野~新得間のうち振興局界の峠越え区間である落合~新得間はもともと乗客流動のないところで、石勝線開業(1981年)前のこの区間がメインルートだった時代ですら落合~新得間の普通列車は4本しかなく、多くの列車は空知側は落合、十勝側は新得止まりだった。つまりこの区間は以前からローカル需要というよりは、道央圏と帯広・釧路を結ぶ都市間輸送がメインだったのだ(貨物列車も含む)。なので石勝線開業によって札幌~帯広ルートがそちらへ移ったら、需要が大きく低下してしまったのだが、それは今に始まったことではない。そう考えれば、よくいままで存続していたなと思うくらいだ。

 札幌直通ルートからはずれてしまうと、都市間といってもビジネスではせいぜい旭川~富良野~帯広のローカル流動となってしまい、以前は直通快速列車が設定されてはいたものの、利用は限定的ではあったろう。しかし、観光需要を考えれば、旭川・富良野・帯広はそれぞれ人気スポットだし、途中の上落合信号場は石勝線経由千歳方面への短絡ルート分岐点でもあり、もっと早くからテコ入れできる可能性があったのではないかと思う。さすがに40年前は富良野も美瑛も今ほどの人気観光地ではなかったけれど、10年20年前くらいなら十分考えられたろうに、北海道もJRも何もせずに放置して今に至ってしまっている。あまりに策がない。もったいない。

 

2023年3月 6日 (月)

JTB時刻表2023.3月号

 JTB時刻表2023年3月号。いつものように買ってしまったけど、あまり読みどころがなかった。毎年3月はJRグループのダイヤ改正で、表紙にデカデカと書かれているようにに3月号はそれが売り物の号なんだけど、なんか近年は内容的にときめかない。国鉄時代は毎年10月1日が全国ダイヤ改正で、それが載っている10月号はわくわくして読んだものだ。10月号だけは通常号よりも発売日が繰上げになってもいた。それだけ新情報の需要が大きかったのだ。そのうえ何年かに一度は一からダイヤを引き直す白紙改正というのがあった。ほんとに一から引き直していたかどうか知らないが、それくらい大きな改正だった。36.10とか43.10とか国鉄の栄光の時代だったな(年号は昭和、念のため)。いかんいかんまた年寄りの繰り言になってしまった。

 今でも新幹線開業など大きな変化があると、関連線区は白紙に近い大改正にはなっているのだけど、最近では西九州新幹線開業は昨年9月という中途半端な時期だったので、3月改正でお披露目というわけではない。地元北海道はというと、この春は留萌本線の部分廃止があるが、それは3月末日なので3月号では変わってないし、そうだ室蘭本線に737系電車投入という変化があるはずだと思ったら、それは5月からなのでこちらもまだ反映されていない。3月改正では石北線特急が183系から283系に変わったとか、浜田浦駅が廃止になったとか、それくらいだな。そういえば、183系DCのお別れ運転臨時列車のダイヤが誌面各線区の欄に載っていて、ちゃんと愛称名も「キハ183系オホーツク」、「キハ183系サロベツ」、「キハ183系北斗」、「キハ183系ニセコ号」となっていた。最後の花火だ。

 

230306 
表紙はなぜか東海道新幹線

2023年3月 5日 (日)

二ヶ月経過

 「学び直し」進捗報告その2。前回は300ページを越えたところだったが、それから1ヶ月で588ページまできた。遺伝子の複製に続いて、転写、翻訳、それらの調節というセントラルドグマの中心を概観し、一転して生体分子の分析法、観察法へと進んだところだ。

 いろいろ盛り沢山で相変わらず驚くことばかりだが、たとえば複雑な遺伝子転写の制御メカニズム。真核生物では数十から場合によっては数百のタンパク質が共因子として一度に働いていると。うーん、数百なんてどうみても話盛ってるだろうとしか思えない。数百人の人数に個別の指令を与えて共同作業を過たずしかも短時間にこなさせるとしたら、どれだけ訓練に時間がかかるだろう。タンパク質は神か。こんな複雑精緻な機構を細胞内にもっている人間が、なんで愚にもつかない過ちばかりおかすのだろうか。

 それはともかく、その仕組みのプリミティブなところで大腸菌のLacオペロンがでてきた。懐かしい。これは学部の講義で習った。発見されたのが1960年代後半だ。ぼくの学生時代は70年代半ばだから、当時は最先端の知識だったのだ。考えてみるとDNAからRNAを経てタンパク質への流れはさすがにそれ以前から知られていたものの、実際の詳細の解明はもっと新しく、たとえばエクソン、イントロン、スプライシングなどが見つかったのすら70年代後半だというからびっくりだ。学生時代にはまだ知られてなかったのだ。そりゃ昔の知識なんて役に立たないわけだよ。一事が万事こんな調子だ。それ以降どこかの段階で断片的に知識としては得てはいたものの、体系的かつ網羅的に学ぶ機会などなかったのも当然だ。今の学生がうらやましい。

 まあ、そんなことを知っただけでも学び直しの意味はあるということだな。こうなると学び直しというより学び始めといった方が的確だろうけど。

 

230305 
↑ いまここ

 

2023年3月 3日 (金)

確定申告2023

 この時期は、入試やら卒業式やらの季節だが、職を離れてそういうものとすっかり縁が切れてみると、残るものは確定申告、これが今となっては唯一の風物詩だ。毎年同じ作業の繰り返しだからどうということはないのだが、今年はマイナンバーカードがある。やっとこれを利用する舞台がやってきた。さてどんなものかなと興味津々だ。

 まずは国税庁の確定申告書等作成コーナーへ。「過去の申告書データを利用して新規作成」へと進む。すると「マイナンバーカードをお持ちの方」という選択肢がでてきて、おおこれだこれだと、「スマートフォンを使用してe-Tax」をクリックする。その先で「マイナポータルと連携する」と「連携しないで申告書等を作成する」という2択があらわれる。この両者の違いは年金とか国民健康保険料、医療費など連携先の情報が自動入力されるか否かだ。ぼくのように年金と保険料くらいしか連携先がない場合は、源泉徴収票から手入力しても大した手間ではない。とりあえず今年は連携はパスして直接入力することにした。

 ここからが本番だ。スマホのマイナポータルアプリからQRコード読み取りをタップして、画面にでかでかと出ているQRコードを読み取る。スマホにパスワード入れてマイナカードを読み取ると、認識されてパソコンの画面が変わる。利用者識別番号に該当する情報がありませんでした、というエラーメッセージみたいなのが表示されてあわてるが、よく読むと番号を取得していても反映されていない場合があるので、そのまま「次へ」へ進みなさいと書いてあるので先へ進む。昨年のデータ読み込み画面になるので、dataファイルを読み込んで作成がはじまる、というような具合だ。

 それに先立って利用者識別番号という16桁の番号を、どこかの段階で申請フォームに記入して取得したあったのだが(即時に発行される)、これは結局最後まで使わずじまいだった。取得してあればマイナカードを使う場合は入力等はいらないということなのだろう。あとは、例年どおりに画面の指示に従って入力していって、最後にpdfファイルを確認して、昨年までなら印刷して郵送したところを、送信とすればそれでおしまい。

 たしかに楽ではあるが、実はこんなにすんなりとは進まなかった。ユーザーインタフェースがいまひとつなせいで、上記のやりかたがわかるまでに、あちこちの画面を行ったり来たりして、何度もマイナカードを読み込んだり、途中で別ウインドウを見失って最初からやり直したりとか、ずいぶん手間がかかっている。例年だと30分もかからないのが1時間近くかかった。まあ最初だからな。来年からはもっとスムーズにいくのだろう。

 

230303 
ここからスタート 

2023年3月 1日 (水)

Shikoku Japan 88 Route Guide

 3月になった、お遍路の季節だ、というわけで英語版遍路ガイドブックの紹介。これがなかなかのすぐれものなのだ。つい最近2023年版(第8版)が出たのを入手した。この英語版の地図、へんろ道保存会保存協力会で扱っているのは以前から知っていたのだが、実は手に取ってみるのは初めてだ。歩き遍路必携の保存会の地図編(黄色いB5判の冊子)の話は前に書いたが、同じ保存会から売られているし、それの英訳版なのだろうと思っていたら、全然別物だったのでびっくり。たしかに他の方のブログ記事などで、英語版には日本語版に載っていないへんろ道が載っていたりする話はきいていたが、地図図版そのものからまるで違う。

 そもそも発行所が地図出版の老舗武揚堂で、著者にへんろ道保存協力会宮崎建樹となっているので、保存会の日本語版地図情報を使用して武揚堂が作ったガイドブックということなのだろう。地図会社の本なので、収載されている地図はすべて上が北で(当たり前だが)、縮尺もほぼ30000分の1か60000分の1に統一されている。日本語版がページごとに縮尺がまちまちで、歩く順路を優先させているので方位も地図ごとにめちゃくちゃなのと好対照だ。

 情報は日本語版を踏襲しているので不足はないし、地図は見やすいし、外国人向けにこれ一冊で四国88ヶ所遍路の情報が得られるように、四国遍路や各札所の解説や持ち物、作法などの説明もついているので、解説編と分冊になっている日本語版より充実しているともいえる。しかも安い。英語版なので当然地名などはローマ字表記で読みにくいが、要所には日本語注記も併記されているし、これなら日本人向けにも日本語版よりこちらで用が足りるのではという気にもなる。

 しかし、いい点ばかりではないのが世の常で、欠点もある。まず判型が小さい。日本語版がB5なのに対しこちらはB6判と半分だ。ハンディで持ち歩くにはいいのだが、1ページの表示範囲が小さいのはやはり痛い。ページが変わるとそこで道が途切れるのでつなぎ目では行ったり来たりして見にくい。そのうえ、ページ内の地図面に札所の説明とかバスの時間とかが囲み記事で挿入されているので、ただでさえ狭い地図が削られていて見にくくなっている。情報をコンパクトに詰め込んでいるせいで、肝心の地図が相対的に目立たなくなってしまうのだ。全体のページ数との兼ね合いもあるのだろうが、レイアウトには一考の余地があると思う。

 とはいうものの、一般の地図・地形図を読みなれている人には、肝心の地図の体裁は絶対こちらの方が見やすいとは思う。歩き遍路を計画されている方は、ぜひ一読をおすすめしたい。ついでながら、本書の追加情報等についてはぢぢいさんのブログも必読だ。

 

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 ハンディな英語版

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